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IELTS 4.5のレベル(難易度)と対策・勉強法|TOEFLやTOEICとの換算も

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「IELTSのスコア4.5はどのくらいの英語力?」

「スコアを伸ばすにはどうしたらいいんだろう?」

など、IELTS対策に取り組むにあたり疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

本記事では、IELTSバンドスコア4.5のレベル(難易度)と対策方法について解説します。バンドスコア4.5が求められる場面や勉強法、TOEFLやTOEICとの換算表も紹介しますので、ぜひ参考にご覧ください。

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【IELTSスコア別対策記事】

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IELTS4.5のレベル(難易度)とは?

セクションごとのスコア(正答数)

リーディングとリスニングは、それぞれ40問あり1問1点です。例えば40問正解でバンドスコア9.0といったように、正答数がバンドスコアに換算されます。

スコア5.0

Reading (リーディング):15(アカデミック)/23(ジェネラル・トレーニング)

Listening (リスニング):16

スコア6.0

Reading (リーディング):23(アカデミック)/30(ジェネラル・トレーニング)

Listening (リスニング):23

引用:https://ieltsjp.com/japan/about/about-ielts/ielts-band-scores


4.5を取得するために必要な平均正答数は明記されていませんが、5.0と6.0の正答数から大まかに推測すると、3割〜4割弱程度の正答数でしょう。

なお、スピーキングとライティングに関しては、4つの評価基準がありそれに則って採点されます。


IELTSのスコアについては「IELTSスコアの仕組み!各スコアの英語レベルや留学の目安・換算表」でも解説しています。


受験者の平均スコア

2023年〜2024年の受験者のデータによると、日本人の平均バンドスコア(オーバーオール)はAcademic(アカデミック)で5.9、General Training(ジェネラル・トレーニング)で5.8という結果でした。

<Academic(アカデミック)>

Writing:5.7

Speaking:5.5

Reading:6.1

Listening:5.9

Overall:5.9

<General Training(ジェネラル・トレーニング)>

Writing:5.7

Speaking:5.7

Reading:5.6

Listening:5.9

Overall:5.8

参照:https://www.ielts.org/for-researchers/test-statistics/test-taker-performance

バンドスコア4.5は、日本人の平均よりも低いスコアであることがわかります。

なお、IELTS公式サイトが発表した39ヶ国のデータによると、日本人の平均バンドスコアは39ヶ国中「Academic(アカデミック)が34位」、「General Training(ジェネラル・トレーニング)が30位」という結果でした。


TOEFL・TOEIC・英検との換算

それでは、IELTS 4.5を他の試験に換算するとどの程度になるのでしょうか。

CEFRを基準に、TOEFL iBT、TOEIC、英検をそれぞれ換算し表にまとめました。それぞれ異なるタイプの試験なのであくまで目安ではありますが、参考にしてみてください。


CEFR

IELTS

TOEFL

英検

TOEIC SW

TOEIC LR

B1

4.0〜5.0

42〜71

2〜準1級

Speaking 160〜Writing 150〜

Listening 400〜Reading 385〜




IELTS4.5が求められる場面

留学

海外への大学進学を目指す場合、バンドスコア4.5で出願できることはほとんどありません。一般的に、留学時の英語力の証明として最低限取得しておきたいラインはスコア6.5 とされています(アカデミックの場合)。

CollegeやFoundation Courseへの入学を前提とする場合には6.0でも選択肢はありますが、4年制大学を目指すのであれば6.5〜7.5を目標にすると良いでしょう。

IELTSスコア6.5については、IELTS6.5のレベル(難易度)と対策・勉強法|TOEFLやTOEICとの換算もで詳しく説明しています。

就職

日本企業に対して英語力をアピールしたい場合、履歴書に記載して効果があるのは一般的にIELTSスコア「6.0」からと言われています。そのため、4.5では評価を得にくいでしょう。

なお、英語圏の就労ビザ申請時の英語レベルとして、IELTSスコア5.0以上が必要とされる場合があります。こう聞くと「5.0を持っていれば海外で働ける!」と感じてしまいますが、企業が別途必要な英語力の基準を定めている場合が多く、そのほとんどが5.0よりも高いレベルです。日常業務で英語を頻繁に使うという場合は、できれば8.0以上の取得を目指したいところです。


海外移住

移住(永住権の申請)には国ごとに条件が定められています。ほとんどの場合、まずは就学/就労ビザで滞在し、滞在年数などの条件を満たしてから永住権の申請が可能になります。

IELTSのスコア基準も国によってさまざまですが、多くの場合就労ビザよりも高い英語力が求められますので、4.5で基準を満たせるケースはあまりありません。詳細な条件は、必ず希望する国の情報をウェブサイト等で直接確認しましょう。


IELTS4.5を取得するための対策

4.5を取得するために、まずは試験形式や内容をしっかりと理解することから始めましょう。仮に文法のミスをしたとしても、全体的なメッセージを伝えたり、一般的なトピックについてやりとりができることが重要です。

そのためには、普段から英語に触れるよう努めるようにしましょう。映画やYouTubeなどの動画を英語で観たり、スマートフォンの言語を英語にしたり、友人などと英語で話してみるのもよいでしょう。日常のことや一般的な話題について英語で考える習慣を身につけることが重要です。

IELTSの基本的な概要や対策は「IELTSの勉強方法と対策【初心者・独学者必見】」でも紹介しています。

ここでは、各セクションごとの必要な勉強時間と勉強方法を紹介します。


必要な勉強時間

CEFRでは、それぞれのレベルに到達するまでに必要な勉強時間の目安が提示されています。IELTSスコア4.5に相当するCEFR B1レベルを初心者が目指す場合には、およそ350〜400時間かかるとされています。

実際に必要な勉強時間は、現在の英語レベルによっても異なります。ケンブリッジ大学英語検定機構のWebサイトでは、それぞれのレベルに到達するまでに必要な勉強時間を見ることができます。


必要な英単語数

ひとつの目安として、一般的にIELTSスコア5.0を取得するのに必要な単語数は約2,000語とされています。IELTS対策の単語帳には2,000語以上が収録されている場合が多いので、1冊学習すれば4.5達成に必要な語彙力は充分身につけられるでしょう。

これから4.5を目指す場合は、頻出単語に絞って収録している単語帳を使って学習するのがおすすめです。

IELTS対策におすすめの単語帳については、以下の記事でご紹介しています。

IELTSのおすすめ単語帳とアプリ!英単語の覚え方やスコアアップの勉強法


Readingの勉強法

リーディングでは文章に書かれていること全てを読み取ろうとするのではなく、キーとなる単語を見つけるのがポイントです。問題文とパッセージに共通する単語に着目し、スキミング(速読により、文章の要点や大まかな意味を掴む技術)とスキャニング(必要な情報をできるだけ速く見つける技術)で効率よく文の趣旨を理解する練習に取り組むのが効果的です。

また、最初の設問は難易度が低い傾向にあります。集中して取り組み、確実に得点できるようにしましょう。

リーディング(アカデミック)の詳しい対策方法は、「IELTS超基本リーディング対策:スコアを短期間で上げる3つのコツ」で解説しています。

Listeningの勉強法

特定の語句や数字を聞いたり読んだりした際にスムーズに理解できるよう、聞き取りの練習をしましょう。IELTSの問題形式に慣れるために、公式教材などを使って本番に近い形式のテストに取り組むのも効果的です。

また、IELTSのリスニングテストでは、解答は手書きで行います。スペルミスや文法上の誤りがあると減点されてしまうので、スペルや文法の間違いを減らすことを意識しましょう。

リスニング音源は、さまざまな国のネイティブスピーカーの音声やアクセントが使われます。日頃からイギリス、アメリカ、オーストラリアなどの発音、アクセントの音源を積極的に聞きましょう。

リスニングでは、最初の2つのセクションはシンプルで回答しやすい問題になっています。これらの問題を落とさないように注意しましょう。

リスニングの詳しい問題形式などは、「IELTSリスニング対策と勉強方法:問題形式を知りスコアアップするコツ3つ」で紹介しています。

Writingの勉強法

まずは文法を使いこなせるように学習しましょう。文法上の誤りが多発しないよう、練習の段階で発生したミスは必ず修正しましょう。スコア4.5を目指す段階の場合、意味や用法があいまいな難しい単語や言い回しを使うのではなく、自分の持っている語彙の中で明確に意見を述べることを意識してください。

また、IELTSのライティングはアカデミックライティングです。スラングや日常的な言い回し、短縮形などは減点対象になりますので注意しましょう。例えば “do not”、“could not”、“she is”などは略さずに書く必要があります。“kids” や “a lot of” は日常的な言い回しに該当するため、それぞれ “children” “numerous” といった、よりフォーマルな語を使うことを心がけましょう。 

ライティングの注意点や、対策方法などの詳細は「IELTSライティング対策と勉強法:Task1とTask2それぞれ解説」で解説しています。


Speakingの勉強法

スピーキングは3つのパートに分かれています。それぞれ出題形式が異なりますので、全てのパートを練習して試験に望みましょう。間違いを指摘してくれる相手と一緒に練習できるとより効率的に学習できます。

いずれのパートも、幅広い範囲からトピックが選ばれます。本番でスムーズに回答できるよう、さまざまなトピックについて英語で考え、回答のアイデアを自分の中にストックしておくことも効果的です。同義語やよく使われる語句を覚えて、言葉や構文の繰り返しを防ぎましょう。

また、躊躇したり沈黙が長くなるなど、回答までに時間がかかりすぎると減点に繋がるので注意が必要です。(不自然にならない範囲であれば、返答に一呼吸おくのは問題ありません。)

スピーキングの出題形式や対策方法などについては、「IELTSスピーキング:スコアアップ対策とコツ!【問題例文・解答例付】」で詳しく解説しています。

 

IELTS4.5以上のスコアを取得した方の体験談

オンライン英会話ベストティーチャーではIELTS対策コースを提供しています。スコアアップを達成できた方の中には4.5より高スコアを取得された方も多く、今回はそうした体験談を紹介します。

IELTSライティング4.0から6.0にスコアアップした体験談

IELTSの受験目的

海外の大学院に留学するため

対策スクールを探した理由

独学で一度IELTSを受験したところ、オーバーオール5.5、ライティング4.0という結果だったため、ライティング対策に注力しようと決意。「誰かに添削してもらう必要性」を強く感じてスクールを探した。通学型は金額が高く受講回数も限られるため、回数無制限でライティングの添削とスピーキングレッスンが受けられるベストティーチャーを選択。

結果

2回目に受けたIELTSでライティング6.0、スピーキング6.5にスコアアップ。

スコアアップのポイント

ライティング対策用の問題は、実際のペーパー版の試験を想定し「時間を測って紙に解答を書く」→「PCでタイピングする」という流れでレッスンを受けた。スピーキング対策用の問題は、ライティングレッスンを受ける前に解答を音読し、上手く言えなかった部分を書き出して添削を受けた。

詳しい体験談は、こちらからご覧いただけます。



ベストティーチャーで実現する短期間でのIELTSスコアアップ!では、実際に目標スコアを達成された受講生のレッスン回数や、推奨の受講回数などを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。



まとめ

IELTSのバンドスコア4.5は、入試や留学等に使うにはやや低いスコアです。ですがしっかりと対策に取り組めば、英語力の証明としてアピールできるレベルまで伸ばすことができるでしょう。本記事で紹介した勉強法を活用して、IELTSの学習に取り組んでみてください。

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