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「IELTSとTOEICって具体的に何が違うの?」
「どっちを受けた方がいいの?」
英語のスキルを測る試験を検討していると、いくつかの種類がありどれを受けたら良いのか迷いますよね。本記事では、IELTSとTOEICの違いについて解説します。スコアの換算表も紹介するので、どちらかのスコアを持っている方はぜひ目安として参考にしてみてください。
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IELTSとTOEICは目的が異なる試験のため、一概には言えませんがIELTSの方が難易度は高いでしょう。試験内容、目的、受験料、日程、採点方法などそれぞれ解説します。
IELTSには2つの試験タイプがあります。アカデミックモジュールは、その名の通りアカデミック(学術的)な内容で、ジェネラル・トレーニングは、日常生活に即した内容です。どちらも、読む、書く、聞く、話すと4技能を測定する試験です。スピーキングテストは対面で行われます。
詳しくは「IELTSとは?スコア・レベル・受験方法をご紹介!」「IELTSアカデミックとジェネラル問題の違い、試験概要まとめ」で解説しているので、参考にご覧ください。
TOEICは、ビジネスシーンと日常生活に即した試験内容です。スピーキングとライティング力を測るSpeaking & Writing testsと、リーディングとリスニング力を測るListening & Reading Testに分かれているため、4技能を測定する場合は2種類の試験を受ける必要があります。なお、スピーキングテストは、パソコンで録音する形式で行われます。一般的に「TOEIC」と言えば、Listening & Reading Testを指す場合がほとんどです。
参考:https://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/about.html
https://www.iibc-global.org/toeic/test/sw/about.html
米国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、イギリスなど英語圏の国々に留学、就労、移住を希望する際に英語力の証明として使用する試験です。海外の大学や大学院への留学が目的の場合はアカデミックモジュール、海外への移住を目的とする場合は、ジェネラルトレーニングモジュールを受験することが一般的です。受験には、パスポートが必須となります。
知識・教養としての英語ではなく、オフィスや日常生活における英語でのコミュニケーション能力を測定することが目的の試験です。そのため、昇進や昇格、資格手当などビジネスシーンで活用されることが多いです。
参考:https://www.iibc-global.org/toeic/toeic_program/value.html
以下はIELTSのアカデミックとジェネラル・トレーニングの受験料です。実施する団体、受験する形式によって受験料が異なります。TOEICと比べると受験料はかなり高額です。
ペーパー版 | コンピューター版 | オンライン版 | |
British Council | - | 28,500円 | - |
日本英語検定協会 | 25,380円 | 25,380円 | - |
バークレーハウス | - | 25,380円 | - |
IDP | 27,500円 | 27,500円 | 177.89 USD* |
JSAF | 25,380円 | 27,500円 | - |
*IELTS Onlineは価格の変動あり
IELTSの受験料に関しては「IELTSの受験料はいくら(高い・安い)?支払いの方法や割引・補助・助成」で解説しているので、参考にご覧ください。
それぞれの受験料は以下の通りです。
Speaking & Writing tests:10,450円
Listening & Reading Test:7,810円
参考:https://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/flow.html
https://www.iibc-global.org/toeic/test/sw/guide01_03.html
IELTSは実施団体が5つあり、団体、受験するモジュール、試験方式によってスケジュールが異なります。しかし、ほぼ毎日実施している団体もあり、非常に受験しやすいでしょう。
各団体の日程など詳しくは「IELTS試験日程を確認する方法!注意点や申し込み手順、受験対策も紹介」で解説しています。
Speaking & WritingとListening & Readingともに、毎月1回、日曜の午前・午後に1回ずつ実施されます。Listening & Readingに関しては、月に2回実施される場合もあります。
2023年度のスケジュールについては、以下より確認できます。
IELTSは合否ではなく、「スコア」で現在の英語力が示されます。スピーキング、ライティング、リーディング、リスニングのそれぞれに対して、1〜9のスコアが0.5刻みで付けられ、算出された平均値が、総合スコアとなります。スコアは、バンドスコアと呼ばれます。
各セクション毎の採点基準は以下の通りです。
4つの採点基準が設けられており、各基準毎に得点が付けられます。その平均値が最終スコアとなります。
なお、正確性を保つために、採点は少なくとも2人(時には3〜4人)の試験官が行います。
4つの採点基準が設けられており、各基準毎に得点が付けられます。その平均値が最終スコアとなります。
詳しくは評価基準シートから確認可能です。
リーディングとリスニングでは、40門の質問に回答します。1問1点の配点で、得点が1〜9のスコアに換算されます。
詳しいバンドスコアのレベルなどは「IELTSスコアの仕組み!各スコアの英語レベルや留学の目安・換算表」で紹介しています。
TOEICもIELTS同様に、合否ではなくスコアで現在の英語力が示されます。
スコアは10点刻みで、各スコアが0点から200点で表示されます。また、スコアをもとにしたScore Range Descriptorsが、スピーキングでは8段階、ライティングでは9段階で表示されます。さらに、スピーキングでは「Pronunciation(発音)」、「Intonation(イントネーション)とStress(アクセント)」についても3段階で評価されます。
<スピーキング>
録音された解答は、ETSの認定を受けた採点者によって採点されます。スピーキングには、5つの問題形式があり以下のスケールが与えられます。
Question 1から10:0~3のスケール
Question 11:0~5のスケール
各項目のスケールの合計に統計的処理を施し、0点~200点のスコアに変換します。
<ライティング>
解答はすべてETSの認定を受けた採点者によって採点されます。ライティングには3つの問題形式があり、以下のスケールが与えられます。
Question 1から5:0~3のスケール
2番目の問題形式(Question 6から7)の採点には0~4のスケール
3番目の問題形式(Question 8)の採点には0~5のスケール
各項目のスケールの合計に統計的処理を施し、0点~200点のスコアに変換します。なお、最低3人の採点者が振り分けられるようになっています。
リスニング5~495点、リーディング5~495点、トータル10~990点のスコアで5点刻みで表示されます。 このスコアは正答数がそのまま得点になるのではなく、スコアの同一化と呼ばれる統計処理が入り換算されます。採点は正解数に基づいて行われるため、誤った解答を選択しても減点されません。スコアに加えてScore Range Descriptorsも成績表で確認できます。
IELTSは4技能を測る試験ですが、TOEICで4技能を測る場合はSWとLRの両方を受験する必要があります。異なるタイプの試験なので、あくまでも目安とはなりますがCEFRを基準にスコア換算し表にまとめました。参考にしてみてください。
CEFR | IELTS | TOEIC (S) |
TOEIC (W) |
TOEIC (L) |
TOEIC (R) |
C2 | 8.5-9.0 | - | - | - | - |
C1 | 7.0-8.0 | 180- | 180- | 490- | 455- |
B2 | 5.5-6.5 | 160- | 150- | 400- | 385- |
B1 | 4.0-5.0 | 120- | 120- | 275- | 275- |
A2 | - | 90- | 70- | 110- | 115- |
A1 | - | 50- | 30- | 60- | 60- |
※S=Speaking, W=Writing, L=Listening, R=Reading
上記の表からも、IELTSの方がTOEICより難易度が高いことが分かります。
さらに、TOEFLと英検も加えて表にまとめました。
CEFR | IELTS | TOEFL | 英検 | TOEIC (S) |
TOEIC (W) |
TOEIC (L) |
TOEIC (R) |
C2 | 8.5-9.0 | 114 | - | - | - | - | - |
C1 | 7.0-8.0 | 95 | 1級 | 180- | 180- | 490- | 455- |
B2 | 5.5-6.5 | 72 | 準1-1級 | 160- | 150- | 400- | 385- |
B1 | 4.0-5.0 | 42 | 2-準1級 | 120- | 120- | 275- | 275- |
A2 | - | - | 準2-2級 | 90- | 70- | 110- | 115- |
A1 | - | - | 3-準2級 | 50- | 30- | 60- | 60- |
※S=Speaking, W=Writing, L=Listening, R=Reading
上記の表から、TOEFLもTOEICより難しいことが分かります。しかし、目的の異なる試験であるため、あくまでも目安となります。
海外の大学や大学院への進学を目指している人は、自身の英語力が留学するために不足ないか証明する必要があります。英語能力を測定する試験ならどれでも良いわけではなく、希望する機関が指定する試験を受験しなくてはいけません。IELTSは世界145カ国を超える11,000以上の機関で採用されているので、留学を目指している人に向いています。
参考:https://ieltsjp.com/japan/about/who-accepts-ielts/organisations-that-accept-ielts
IELTSのアカデミックは、日常で使用する英語力を測るというよりも、英語で行われる大学の授業についていける英語力をテストする試験です。そのため、より高い英語力を測定したい人にも向いています。しかし、パスポートは必須となるので注意しましょう。
TOEICは国内での認知度が高いため、英語力の証明として活用できます。また、大学入試や公務員試験、教員採用試験などで加点や試験免除などの優遇措置が受けられる場合もあるので、国内での就職に活用したい人にはTOEICがおすすめです。
入社後も昇進・昇格や資格手当などの要件としてTOEICのスコアを設定している企業もあります。さらに、海外出張や英語を使う部署への異動など、TOEICのスコアによって自身のキャリアの幅を広げることもできるでしょう。
留学を目標にするのであればIELTSを、国内で活躍の場を広げることが目的であればTOEICの受験をおすすめします。IELTSとTOEICは目的が大きく異なる試験であるため、選びやすいですね。自分の目的に合った試験を選択し、その試験に合った学習法で対策をすることが必要不可欠です。
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