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TOEFLとIELTSのどちらを受験すべき?試験の目的や内容・受けやすさ・難易度を比較

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「IELTSとTOEFLのどちらを受けたらいいの?」

「試験の内容や難易度の違いを知りたい!」

進学や留学、移住などのために英語試験を受ける際に、「IELTSとTOEFLのどちらを受けたらよいか?」と迷いますよね。

そこで本記事では、英語学習者の方が抱く「IELTSとTOEFLのどちらを受けたらよいか?」という疑問にお答えします。IELTSとTOEFLを比較して、試験の目的や内容、受けやすさ、難易度をご紹介します。

※本記事での記載について、TOEFLはTOEFL iBTを指します。

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IELTSとTOEFLのどちらを受験すべきか?

IELTSとTOEFLのどちらを受験するか決めるには、まず最初に希望する教育機関がどちらのスコアを受け入れているかを確認しましょう。両方受け入れている場合には、試験の目的と内容、受けやすさ、難易度などあらゆる項目を比較して決める必要があります。それでは IELTSとTOEFLの詳しい比較内容について紹介します。

IELTSとTOEFLの比較:試験の目的

海外への留学や就職、移住

IELTSは「世界150ヵ国、合計12,500以上の機関」に認定されており、TOEFLは「世界160ヵ国、13,000以上の機関」で採用されています。自身の英語能力を証明するための試験で、各試験の目的は以下のように分けられます。

IELTSアカデミック / TOEFL:海外留学や就職

IELTSジェネラル・トレーニング:海外移住

英語圏以外でも受け入れられていますが、特にアメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランドなど英語圏への留学で用いられており、大学や大学院ではこれらのスコアが出願の条件になっています。

TOEFLはアメリカで、 IELTSはイギリスで誕生した試験という歴史から、主にTOEFLは北米で、 IELTSは英国や欧州で活用されていました。しかし、現在ではアメリカでも3,400以上の機関がIELTSを受け入れており、どちらも可としている機関も多いです。

留学に関する情報収集や出願準備を進める際は、学校選びや出願手続きなどをサポートしてくれる留学エージェント「スクールウィズ」を活用するのもひとつの方法です。

日本国内での進学や就職

TOEFLとIELTSのどちらも国内での大学入試や就職に活用できます。IELTSは300を超える大学や英語を使う公的機関、公立学校の英語教員などで、TOEFLは大学・大学院入試、教員・公務員試験などで利用可能です。

ただ、国内ではTOEFLやIELTSよりも英検、TOEICの方が認知度が高いです。そのため、特に希望する企業や機関がTOEFLやIELTSのスコアを求めていない場合や優遇措置が無い場合は、TOEICを受験した方が良いでしょう。

IELTSとTOEFL、TOEICの違いについては、IELTSとは?スコア・レベル・受験方法をご紹介!でも紹介しています。

IELTSとTOEFLの比較:試験の内容

同じ位置付けのIELTSアカデミックとTOEFLの試験内容の違いについて解説します。TOEFLは2026年1月より改訂されています。

試験の日数と時間

試験の日数

IELTS

リスニング、リーディング、ライティングの3つの試験は1日で完了しますが、スピーキングは、受験する場所によって「同日」または「前後7日間以内」に行われる場合があります。

TOEFL

リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの全てが1日で完了します。

試験時間

IELTS

リスニング、リーディング、ライティングの試験時間は約2時間45分で、スピーキング試験は約10〜15分です。ペーパー版もコンピューター版も所要時間は同じですが、ペーパー版では「リスニング」のみ転記するための時間として10分確保されています。

ペーパー版

ライティング(試験時間:60分)
リーディング(試験時間:60分)
リスニング(試験時間:40分*) 
スピーキング(試験時間:11~14分)
*リスニングは転記する時間10分を含む

コンピューター版

リスニング(試験時間:30分)
リーディング(試験時間:60分)
ライティング(試験時間:60分)
スピーキング(試験時間:11~14分)

TOEFL

リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング、全て通しで行われ試験時間は約1時間半(各セクションのガイダンスなどを含めると約2時間)です。会場受験と自宅受験で試験時間の違いはありません。

リーディング(試験時間:30分)
リスニング(試験時間:29分)
ライティング(試験時間:23分)
スピーキング(試験時間:8分)

出題数とトピック

これまではIELTSよりTOEFLの方が問題数が少なかったのですが、2026年1月にTOEFLが新形式に改訂されました。問題形式が大幅に変更、ダミー問題(採点に関係ない問題)が追加されたため、IELTSよりも問題数が多くなっています。

セクション TOEFL IELTS
リーディング 50問 40問
リスニング 47問 40問
ライティング 12問 2問
スピーキング 11問 3パート

TOEFLのリーディング、リスニングはアダプティブ方式が取り入れられており、前半の正答率に応じて後半の難易度が変わります。
トピックに関しては、IELTSは日常生活からアカデミックまで取り扱われています。TOEFLはこれまでアカデミックな内容がメインでしたが、改定後は日常生活トピックの問題も多く取り扱われることになりました。

採点方法とスコア

IELTS

スピーキング、ライティング、リーディング、リスニングの各セクションごとに1〜9のスコアが与えられます。各スキルのスコアは0.5刻みで表示され、各スキルのバンドスコアから算出された平均値が総合評価(オーバーオール・バンドスコア)となります。

リスニングとリーディングは1問1点で、合計得点がバンドスコア1〜9に換算されます。ライティングは、少なくとも2人の試験官によって採点され、スピーキングは資格を持った試験官と1対1で行い採点される方式です。

詳しくは、IELTSスコアの仕組み!各スコアの英語レベルや留学の目安・換算表で紹介しています。

TOEFL

これまではスピーキング、ライティング、リーディング、リスニングの各セクションごとに0〜30のスコアが与えられ、総合スコアは各スコアの合計点である0〜120で示されましたが、2026年1月の改定後は、各セクションごとに1〜6、0.5刻みのスコアで示されます。スコアレポートには2026年1月21日から2年間(2028年1月20日)は新しい1〜6のスコアと、以前の0〜120の両方が記載されます。

リスニングとリーディングは、問題数に限らず最大30点に換算され、ライティングとスピーキングは、人とAIの組み合わせで採点されます。



IELTSとTOEFLの比較:それぞれのセクション毎

リーディング

IELTSは、本や雑誌、新聞などから抜粋された3つのパッセージで構成されていて、合計40問出題されます。トピックは、専門的知識は必要ないものの幅広い学術的な内容が出題されます。

TOEFLは、「①文章内の単語を完成させる」「②日常生活に関する文章を読む」「③アカデミックな文章を読む」といった3種類の問題が合計で50問出題されます。①と③は学問やトピックの入門に使われるような大学レベルの教科書から抜粋されたもので、幅広い分野の教養科目から出題される一方で、②は日常生活でよく見かけるポスターや広告、メニューやWeb記事など、様々なトピックが扱われます。

リスニング

IELTSは、4つのパートに分かれていて問題数は40問です。トピックは、宿泊の予約や地域の施設についてなどの日常生活から、教育や研修現場での会話、大学の講義までと幅が広く、話者は1〜4名です。

TOEFLは、「①音声を聞いて応答を選ぶ」「②会話を聞く」「③アナウンスを聞く」「④アカデミックな講義を聞く」といった4種類の問題が合計で47問出題されます。①はキャンパスライフに関連する場面、②〜④はアカデミックな場面でのトピックが扱われます。

ライティング

IELTSは、2つのタスクで構成されています。

タスク1:図やチャートなどをみて、自分の言葉で要約しエッセイ形式で説明する問題で、150語以上という決まりがあります。

タスク2:提示された意見や議論に対して、賛成か反対か、トピックの利点や欠点についてなどをエッセイ形式で書く問題で、250語以上である必要があります。

TOEFLは、3つのタスクで構成されています。

Build a Sentence:会話の流れに沿った短い文章をつくる(5単語前後、10問)

Write an Email:与えられた設定に応じたEメールを書く(70〜90単語程度、1問)

Academic Discussion task:オンライン上のディスカッションで、自身の意見を書く(100単語以上、1問)

IELTSとの大きな違いは、問題数が多いため内容や構成をじっくり考える時間は無く、いかに素早く回答できるかが問われます。

スピーキング

IELTSは、3つのパートで構成されていて試験官と1対1で行われます。全パートを通してトピックは、基本的に受験者自身や受験者の日常生活、出身国に関するものです。

TOEFLは、Listen and Repeat 7問と、Take an Interview 4問の合計11問をマイクで録音して解答します。Take an Interviewのテーマは大学出願の面接や留学カウンセリングを想定したシチュエーションを中心に、奨学金応募や研究活動への参加など多様な場面が設定されます。

Listen and Repeat:表示された絵に関する説明を聞いて、そのまま繰り返す

Take an Interview:インタビュアーの質問に対して、自分の経験や意見について話す

IELTSは直接試験官と話して行われるのに対して、TOEFLは録音して解答する点が大きな違いです。また、「読んだり、聞いたり」した内容を要約して話すので、リーディングスキルとリスニングスキルも問われます。

IELTSとTOEFLの比較:試験の受けやすさ

受験方式

IELTS

テストセンターで受験する「ペーパー版」「コンピューター版」と自宅で受験できる「 IELTS Online*」の3つの方法があります。

* IELTS OnlineはIDPが提供している試験でアカデミックモジュールのみに対応しています。

TOEFL

「会場受験」と「自宅受験」の2つの方法があり、会場受験の場合もコンピューターを使用して受験します。

試験開催の日程

IELTS

試験日程は運営団体によって異なりますが、コンピューター版はほぼ毎日、ペーパー版は月に数回実施されています。また、ジェネラル・トレーニングは回数が少ないので注意が必要です。自宅で受験できるIELTS Online (アカデミック)も、スピーキングテストは週4日、リーディング、リスニング、ライティングはその翌日とほぼ毎日受験できます。

TOEFL

会場受験は、年間50日程度で80回以上実施されていて、自宅受験は「週4日24時間」受験が可能です。開始時間は10分毎で自分の都合に合わせて受験できます。

試験の会場

IELTSは、日本ではIDP EducationとBritish Councilがそれぞれ認可したテストセンターが複数あります。実施団体によって試験会場の数は異なりますが、全国の主要都市で受験可能です。TOEFLは、27都道府県に試験会場があります。

受験料と支払い方法

IELTS

IELTSは実施団体、受験方式によって価格が異なります。以下は2024年11月現在の価格です。

  ペーパー版 コンピューター版 オンライン版 支払い方法
British Council - 28,500円 - クレジットカード
日本英語検定協会 25,380円 25,380円 - 郵便局ATM(ペイジー)
コンビニ
クレジットカード
バークレーハウス - 25,380円 - クレジットカード
IDP 27,500円 27,500円 211.22 USD* クレジットカード
コンビニ
※オンライン版はクレジットカードのみ
JSAF 27,500円 27,500円 - クレジットカード
コンビニ

*IELTS Onlineは価格の変動あり

IELTSの受験料について詳しく知りたい方は、「IELTSの受験料はいくら(高い・安い)?支払いの方法や割引・補助・助成」をご確認ください。

 

TOEFL

TOEFLは申し込みのタイミングによって、受験料が変わります。試験日の7日前までの申し込みでUS$195、2日前の場合は$195に手数料としてUS$49が加算されます。会場受験も自宅受験も価格は同一です。

Webから申し込んだ場合は、クレジットカード、またはPayPalでの支払いが可能です。

※2025年4月1日より受験料が改定されています。詳しくは「【朗報】TOEFL iBT®受験料が改定!2025年4月1日から、より受験しやすい価格に」の記事をご確認ください。

受験の必要書類

IELTSもTOEFLも、試験日が有効期限内のパスポートが必要です。

IELTSとTOEFLの比較:試験の難易度

スコアの取りやすさ

IELTSもTOEFLもアカデミックな内容ですが、TOEFLはライティングとスピーキング試験でもリスニング、リーディング力が問われるなどTOEFLの方が難易度が高めです。

スピーキングに関しては、TOEFLはマイクに録音して解答する形式で、AIと人が評価します。一方IELTSは、試験官と直接行い人が評価します。内容も受験者の自己紹介から始まり、身近なトピックなのでTOEFLと比較すると答えやすく、スコアに繋がりやすいでしょう。

他英語試験とのスコア換算表

TOEFL、IELTS、英検のCEFR*換算表をもとに、表を作成しました。あくまでも目安にはなりますが、IELTSの最大スコア9.0は、TOEFLに換算すると6.0のスコアとなります。

TOEFL IELTS 英検 CEFR
6.0 8.5〜9.0 - C2
5.0〜5.5 7.0〜8.0 1級 C1
4.0〜4.5 5.5〜6.5 準1級〜1級 B2
3.0〜3.5 4.0〜5.0 2級〜準1級 B1
2.0〜2.5 - 準2級〜2級 A2
1.0〜1.5 - 3級〜準2級 A1

*CEFRとは、Common European Framework of Reference for Languagesの略で、日本語では「ヨーロッパ言語共通参照枠」と表されます。外国語を学習している人が、どのレベルまで習得しているかを判定する国際的なガイドラインとして用いられています。これは英語だけではなく、他言語にも共通して使用できます。

参照
https://www.ielts.org/about-ielts/ielts-in-cefr-scale

https://intercom.help/toeflaccess/en/articles/12839102-how-to-set-score-requirements-for-the-updated-toefl-scale-1-6
https://www.eiken.or.jp/cse/


IELTSとTOEFLについてのよくある質問


IELTSとTOEFLは共に英語力を測る代表的な試験であり、どちらのスコアを取得するべきか迷う人が少なくありません。留学、移住、キャリアアップなど幅広く利用できますが、それぞれ試験形式や評価基準が異なり、スコア取得の目的や地域によって適した試験が変わります。

社会人は、IELTSとTOEFLのどちらを受けるべき?

社会人がIELTSとTOEFLのどちらを選ぶかを判断する際は、自身の目的や将来計画が判断基準となります。例えば、海外留学を目指す場合、アメリカの大学ではTOEFLが主流です。イギリスやオーストラリアでの大学でもTOEFLは使えますが、IELTSの方が多く使われます。将来移住を目指す場合には移民申請にIELTSが必須とされるケースが多いことが理由です。

仕事で英語力を証明したい場合、TOEFLは大学や大学院などアカデミックな環境を想定して能力を評価するのに対し、IELTSはアカデミックな側面と日常での実用的な側面の両面で英語力を評価するため、希望する職種や業界に応じて選択する必要があります。

スピーキングテストの形式が異なることも検討すべき点です。IELTSでは試験官と対面形式で実施するため、試験官の反応を見ながら会話できる一方、人前で話すのが苦手な人は緊張してしまうかもしれません。TOEFLではコンピューターに向かって回答する形式であり、緊張感は少ないですが、自然な対話感がないため慣れが必要です。

どちらの試験が自分の目的に合っているかを考え、試験内容や認定範囲をしっかり調べた上で決断することが大切です。


まとめ

留学を検討すると必ず出てくる悩みが、英語力の証明としてIELTSとTOEFLのどちらを受験するべきかというものです。もちろん大前提として、自身の希望する機関が受け入れている方を受ける必要があります。両方受け入れている場合や、まだ具体的に決めていないという場合は、当記事を参考に、留学を希望する地域、難易度、受験方式などから選ぶと良いでしょう。

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※TOEFL®はETSの登録商標です。このコンテンツは、ETSの検討を受けまたはその承認を得たものではありません。

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