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TOEFL iBT®のリスニング問題はTOEICや英検®などと比べて「内容が難しい」「音声が長くて集中力が持たない」などと感じる人が多いセクションです。一方で、海外の大学・大学院への留学を目指している人にとっては、リスニングで安定してスコアを取れるかどうかが、目標スコア達成のカギになります。
さらに、2026年1月21日からは試験内容が改訂されました。リスニングセクションにおいてもアダプティブ形式が導入され、問題形式も大きく変わっています。
そこで本記事では、
をそれぞれ解説し、TOEFL iBT®のリスニング問題が難しい理由や、効率よくスコアアップを目指すための勉強法、おすすめ教材をご紹介します。
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まずは、リスニングセクションの全体像と、2026年1月以降どのように変わったのかを押さえておきましょう。
| 旧形式 (〜2026/1/20) |
新形式 (2026/1/21〜) |
|
| 試験時間 | 約36分 | 最大29分 |
| 構成 | 1モジュール制 | 2モジュール制 (アダプティブ方式) |
| タスク | 2種類のタスク: 講義(Lecture) 会話(Conversation) |
4種類のタスク: Listen and Choose a Response Listen to a Conversation Listen to an Announcement Listen to an Academic Talk |
| スコア | 0 〜 30 | 1.0 〜 6.0(0.5刻み) |
より詳細な新形式の全体像は「【2026年1月開始】新形式TOEFL iBT® アップデート内容まとめ!現行版との違いを徹底解説」でも紹介しています。
2026年1月21日からの新形式のTOEFL iBT®では、リスニングセクションが「2段階のアダプティブ方式」に変わり、内容も「アカデミック+日常生活」の両方を解く構成になりました。
リスニングはModule 1 → Module 2の2モジュールで構成され、Module 1の正答率に応じて、Module 2の難易度(Upper / Lower)が変わります。そのため、序盤(Module 1)の正答率が全体のスコアに大きく影響すると考えておきましょう。具体的な内容は以下の通りです。
4つのタスクの概要は以下のとおりです。いずれのタスクにもダミー問題が含まれており、設問数は変わることがあります。
新形式のTOEFL iBT®では、各セクションと総合スコアが1〜6のバンドスコア(0.5刻み)で表示されます。総合スコアは4セクションの平均値で計算され、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)とより直感的に対応する形になります。MyBest®スコア(過去2年のベストスコアを組み合わせた指標)も引き続き利用可能です。
セクションスコア:1.0〜6.0(0.5刻み)
総合スコア:1.0〜6.0(4セクションの平均)
また、2026年1月21日から約2年間は、従来の0〜30スコアも併記される予定です。たとえば、リスニングセクションでは以下のようなおおまかな対応が示されています。
6.0:旧スコア28〜30
5.0:旧スコア22〜25
4.0:旧スコア17〜19
「旧スコアの20点は新形式だと何点なのか?」といった比較がしやすく、出願要件が旧スコア表記の大学にも対応できる点は安心です。詳細なスコア対応については「【2026年1月開始】新形式TOEFL iBT® アップデート内容まとめ!現行版との違いを徹底解説」もご参照ください。
ここでは、新形式で出題される4種類のタスクの詳細と対策方法について整理します。
Listen and Choose a Responseでは、短い音声(質問・依頼・コメントなど)を聞き、それに対するもっとも適切な回答を4つの選択肢から選びます。
キャンパスライフに関する話題についてのやりとりの中で、「話し手の発言内容を正しく理解する力」「適切な返答をする力」が問われます。また、短い分だけスピードが速いことも多く、音の聞き取りと瞬間的な意味理解も求められます。
実際の会話を想定したタスクです。2人の短い会話を聞き、会話内容に関する問いに対して最も適切な回答を4つの選択肢から選びます。内容は日常に根ざしたもの、例えば、食事、社交、教育、娯楽、サービス、健康、趣味、家庭、買い物、通信、旅行など、幅広いトピックから出題されます。
会話内容が聞き取れたかどうかだけではなく、話の内容から状況を推測したり、話し手の意図を理解し、会話の後に何が起こるかを予測する力も必要になります。
Listen to an Announcementでは、アカデミックな場面での約40〜80語のアナウンスを聞き、その内容に関する問いに対して最も適切な回答を4つの選択肢から選びます。実際の大学生活で頻繁に触れるタイプの情報を正確に聞き取れるかが問われます。
アナウンスの内容は、授業中に講師が生徒に連絡事項を伝える場面、キャンパス内で流れるアカデミックなイベントに関する放送など、キャンパスライフにおける様々なシーンが想定されており、内容についても今後のスケジュールに変更が発生したり、案内や指示、ルールに関する内容の周知、生徒の成果に関する情報など多岐にわたります。
Listen to an Academic Talkでは、アカデミックな場面での約100〜250語の講義を聞き、その内容に関する問いに対して最も適切な回答を4つの選択肢から選び、問題に答えます。現行形式と一番近しい内容で、実際の大学での講義など、専門的な語彙や表現を聞き取り、理解できるかが問われます。
専門分野は歴史、美術、音楽、ビジネス、経済学、生命科学、物理化学、社会科学など多岐にわたりますが、予備知識が無いと解けないわけではなく、聞き取ることができれば回答できる問題になっています。講義の構成(導入 / 本題 / 具体例 / まとめなど)を素早くつかみ、重要な部分を聞き逃さないように集中しましょう。
ここからは、多くの受験者が「リスニングは難しい」と感じる主な理由を整理します。
TOEFL iBT®リスニングは流れる音声が他の試験と比べると長いものが多く、3〜5分程度の講義や約3分前後の会話など、1つの音声が長く、情報量も多いのが特徴です。集中力が切れてしまうと、後半の内容や設問に関連する細かいポイントを聞き逃してしまいます。約30分のリーディングセクションを解いた後ということもあり、どうやって集中力を維持するか、頭を切り替えるかが重要です。
しかしながら、新形式のタスクでは短い会話を聞くことも増えることが予想されるので、今後は変わってくるかもしれません。
リスニングで扱われるテーマは、大学の一般教養レベルの内容です。
なども多く使用されており、単語力が不足していると「聞こえていても意味がつかめない」状態になりやすいのがTOEFL iBT®リスニングの難しいところです。
しかしながら、新形式のタスクではアカデミックなシーンだけではなく、日常的なシーンも含まれるタスクもあるので、今後は変わってくるかもしれません。
試験によっては、リスニング問題の攻略法として「問題を先に読み、どの情報を聞けばよいか目星をつけてから音声を聞く」戦略が有効ですが、TOEFL iBT®リスニングでは音声を聞き終わるまで設問が表示されず、音声も1回しか再生されません。そのため、
といったスキルも磨かなければならないため、難しいと感じる一因になっています。
TOEFL iBT®リスニングには、北米・イギリス・オーストラリア・ニュージーランドなど、英語圏の様々な地域のアクセントがバランスよく使用されるため、以下の特徴があります。
そのため、アメリカ英語だけなど「ひとつのアクセントだけに慣れている」状態では、本番で聞き取りにくく感じやすいという特徴があります。
ここでは、リスニング試験本番でスコアを「あと数点」押し上げるために役立つ、具体的なコツをまとめます。
メモの取り方に特化した練習方法は「TOEFL iBT®リスニング対策:会話問題のメモの取り方を徹底解説」でも紹介しています。新形式でのメモの取り方にも役立つので、ぜひ参考にしてみてください。
TOEFL iBT®リスニングの設問には、ある程度パターンがあります。問題集や模試を通して問題形式を知り、「どのタイプが苦手か」を把握して弱点パターンを意識的に練習することで、効率よくスコアを伸ばすことができます。
TOEFL iBT®はアカデミックな内容も多く、通常の英語の勉強だけではなかなかスコアには結びつきません。TOEFL iBT®に特化した対策を意識しましょう。
ここからは、実際にスコアアップを目指す際の勉強法を紹介します。
まずはテスト形式を詳しく知るところから始めましょう。
特に新形式では試験時間、問題数、問題内容が変更になり、1問あたりに使える時間が変わりました。「使える時間を意識しながら問題を解く」練習は、これまで以上に重要になります。
TOEFL iBT®リスニングでは、メモの質がスコアに直結すると言っても過言ではありません。対策のコツでも書きましたが、効果的なメモの取り方ができるように練習を繰り返しましょう。
1度解いた問題も、以下の流れで復習し、定着させましょう。
友人や講師と一緒に練習するのも効果的です。特に、要約した内容を英語で説明するつもりで話してみると、リスニング+スピーキングを同時に鍛えられるのでおすすめです。
リスニング力だけでなく、語彙力そのものを上げることも欠かせません。リスニングと語彙学習をセットで進めることがスコアアップの近道です。
聞く練習をひたすら行ってリスニング力がアップしたとしても、知っている単語やフレーズを増やさない限りスコアアップは狙えません。短い音声であればその前後の会話から内容を推測することはできるかもしれませんが、TOEFL iBT®のリスニングは音声が長いため、知らない単語やフレーズが多いと内容についていけなくなります。メモを取ることも容易ではないでしょう。
また、TOEFL iBT®では日常ではあまり耳にしない単語も多く登場します。そのため、TOEFL iBT®対策用の単語帳を購入することをおすすめします。可能であれば、例文が多く載っているものを選び、単語単体ではなく文章を通して覚えるようにしましょう。学術資料を読んだり、講義を聞いて学術的な語彙を習得するのも良い方法です。「「公式TOEFL®英単語」|TOEFLの開発元ETS初の単語集をご紹介」では、TOEFL®公式の単語集を紹介しています。こちらもご参考ください。
シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、少し遅れて同じように発音していくトレーニングです。実際に声に出して読むことで、格段に英語が聞き取りやすくなります。
TED Talks や TOEFL iBT®公式教材の音源など、ナチュラルスピードでのアカデミックな音声を使って練習をするとよいでしょう。
TOEFL iBT®リスニングでは、北米、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドを中心に、ネイティブスピーカーの英語が使用されています。異なったアクセントに慣れるためにさまざまな英語を多聴することが必要です。さらに、アクセントだけではなく教授や生徒では話し方も異なります。
などを活用し、日常的にさまざまなアクセントの英語に触れる習慣をつけておきましょう。「すべてを聞き取る」のではなく、まずは話の流れを追えるかどうかを意識して聞くのがおすすめです。
リスニング力を伸ばす上で意外と重要なのが、スピーキング(=アウトプット)の練習です。
一人で練習をするだけではなく、できればフィードバックをしてくれる講師や友だちなどと一緒に練習すると、独学よりも早く改善点に気づきやすくなります。
オンライン英会話ベストティーチャーのTOEFL iBT®対策コースでは、試験を熟知した様々な国籍の講師と練習することができます。ぜひ一度無料体験をためしてみてください。
リスニング対策には、公式問題+良質な外部教材を組み合わせるのが効果的です。特に新形式においては、新しいタスクに慣れておくことが重要なことから、まずは公式が提供する無料の対策教材をフル活用して対策をすすめるのがオススメです。
TOEFL iBT®学習のサポートに役立つさまざまな資料を無料で確認できます。新形式のサンプルテストも、音声含めて体験することができます。
Preparing Students(After 21 JAN 2026)
公式による実際の模擬テスト2回分を体験することができます。TOEFL®アカウントが必要になりますが、無料で作成可能です。
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TEDの動画を利用しながら、ディクテーションができるアプリです。テキストで見れば分かる単語やフレーズも、スピーチの中で音が繋がっている(リンキング)場合は、聞き取れないことも多くあります。そういった聞き取れない音や単語の対策には、ディクテーションが最適です。TEDでは取り扱っている分野も多岐に渡るので、TOEFL®の対策にも活かせます。リスニングが苦手だと感じている方に特におすすめです。
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「TOEFL®の正しい勉強法と対策は?おすすめアプリや参考書も紹介」でも教材を紹介していますので、ぜひご参考ください。
TOEFL iBT®リスニングは、「音声が長く情報量が多い」「アカデミックな語彙・表現が多い」「設問の先読みができない」「さまざまなアクセントが出てくる」といった理由から、多くの受験者にとって難しいと感じやすいセクションです。
2026年1月に、改訂によりアダプティブ形式の導入やタスク構成の変更、新しいスコアスケールなどのアップデートが行われましたが、「大学生活で実際に英語を使って学ぶ力を測る」という根本的なコンセプトは変わりません。
といった適切な対策と練習を重ねていけば、スコアは必ず伸ばすことができます。
本記事を参考に、自分にあった学習プランを組み立てていってください。時には、映画やテレビ番組など、自分の好きなものを見るという娯楽的な学習方法を取り入れるのもおすすめです。ただし、英語の字幕の有無にかかわらず、どんな英語のアクセントであるか確認は忘れずに!







