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2026年1月より、TOEFL iBT®のReadingおよびListeningセクションにおいて「アダプティブ方式」が導入されます。
アダプティブ方式…受験者のパフォーマンスに応じてテストの難易度がリアルタイムで調整される形式です。英語力を測る試験では、他にTOEIC IPテストやDuolingo English Testなどがこの形式を導入しています。
同じく2026年1月から、TOEFL iBT®では従来の0〜120スコアに加え、1〜6の新しいバンドスケールが導入されます。この新しいスコアは、世界で最も広く認知されている英語能力の基準であるCEFRに直接対応しており、スコアの解釈がより簡単で一貫性のあるものになります。
CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)…外国語の習熟度を示すためにヨーロッパ評議会が策定した国際基準のこと。A1〜C2までの6段階で評価されます。
今回のアップデートは単なる形式の変更にとどまらず、TOEFL®テストの国際的な英語試験としての役割や、方向性そのものに影響を与えるものです。TOEFL®が目指す姿と、受験者に求められる変化について考えてみました。
アダプティブ方式の導入は、従来の「一律問題による評価」から脱却し、「個人の英語力に応じた評価」へと進化することを意味します。問題の難易度が受験者の正答率に応じて変化するため、短時間でより精度の高いスコア算出が可能になります。
このアップデートは、受験者にとっては「実力をより的確に評価できる」「苦手分野の把握がより明確になる」といったメリットが見込まれる一方で、「幅広く解く力」よりも「確実に正答できる力」の重要性が増すことになります。さらには、画一的な出題内容ではなくなるために問題集等を使っての対策が難しくなる場合もあるでしょう。
AIを活用した本人確認システムやサポート体制の強化により、自宅受験の信頼性と利便性が向上します。これにより、地方や海外在住者の受験機会の拡大や、試験にかかるコストの削減が期待されます。
自宅受験は事前の準備が大変と感じたり、思わぬトラブルが発生する可能性もあることから、これまでは遠方であっても会場受験を選ぶ人も少なくありませんでした。今回のアップデートによって、今後は自宅受験を選択しやすくなるかもしれません。
CEFRに対応した新スコアスケールの導入により、TOEFL®スコアの国際的な比較が容易になります。これにより、留学や移住申請時の英語力証明がスムーズになり、他試験(IELTSや英検など)との換算もしやすくなります。
これまでにも、通説的な「スコア換算」は行われてきましたが、公式からこうしたスコアスケールが提示されれば、よりわかりやすくなりますね。
TOEFL iBT®のReading・Listeningセクションの形式が変わる2026年1月以降に向けて、従来の対策だけでは準備不足になってしまうかもしれません。ここでは、変更後の形式に対応するために今すぐ取り組むべき具体的な対策を、分野別・目的別に紹介します。
アダプティブ方式では、テスト序盤の回答がその後の問題レベルに直結します。つまり、最初の数問で得点を落とさないための基礎力が極めて重要になります。ReadingとListeningの2技能においては、正確かつ素早く処理する力を養うことが求められます。
Readingセクションでは「なんとなく読み進める」のではなく、文構造を正確に捉える精読トレーニングが鍵です。
おすすめの対策:
Listeningセクションでは、耳から得た情報を瞬時に処理する能力が求められます。シャドーイングは、聞こえた音を即時に復唱する練習で、音のつながりやイントネーションに慣れるのに非常に有効です。
おすすめの対策:
アダプティブ方式では、「ミスしやすいポイント」を明確にすることがスコア向上の近道です。誤答の分析と、模試の活用を戦略的に行うことで、得点力を高められます。
誤答ノートには、誤りのあった問題番号・設問内容、自分の選択肢と正解、間違えた理由(語彙不足、設問の誤読、選択肢の見落としなど)、次に同様の問題にどう対応するかなどを記載します。単なる間違いの記録ではなく、原因と改善策を可視化する学習ツールとして活用しましょう。
TOEFL®公式練習問題(TOEFL® Practice Online)は、現状本番に最も近い形式の演習素材です。活用する際は得点に一喜一憂するのではなく、次のような分析を行い本番に活かしましょう。
自宅受験をする場合、受験環境の整備がスコアに直結します。当日は、些細なトラブルも緊張や失敗のもとです。不安要素を事前に取り除いて、本番に集中できる環境を整えましょう。
自宅受験時に必要な機器:
自宅受験時に必要な環境:
試験中のトラブル防止のために:
※上記は2025年6月現在の情報です。最新情報は必ずETS公式サイトで確認してください。
TOEFL®は今、試験制度としての信頼性と利便性を両立しながら、より「測る力」を高めた国際標準の英語試験へと進化しようとしています。2025年から2026年にかけて実施されるアップデートには、単なる形式の変更にとどまらない意味があります。
特にアダプティブ方式の導入は、表面的な点数を追う対策から、「本質的な英語力の習得」へと学習の軸足を移す契機となります。また、CEFRへの対応や自宅受験のサポート整備により、TOEFL®は世界中の受験者にとってさらに身近で有効な選択肢となるでしょう。
試験形式のアップデートは2026年1月と発表されています。本記事で紹介した変更点と対策法を参考に今から準備を始めれば、慌てず本番に臨むことができるはず。恐れるのではなく、確実な対策で変化を味方につけましょう!
※TOEFL®はETSの登録商標です。このコンテンツは、ETSの検討を受けまたはその承認を得たものではありません。