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「TOEFL®リーディングの概要や構成を知りたい」
「詳しい問題形式や解き方のコツを知りたい」
「リーディングセクションで効率よく得点アップしたい」
TOEFL iBT®のリーディングは、時間が足りない、難しい単語が多いなど、難しいと感じる受験者が多いセクションです。
さらに、2026年1月21日以降には新形式TOEFL iBT®が始まり、リーディングの出題スタイルも大きく変わります。この記事では、
を詳しく解説します。
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リーディングセクションの全体像と、2026年1月以降どのように変わるのかをまとめました。
| 現行形式 (〜2026/1/20) |
新形式 (2026/1/21〜) |
|
| 試験時間 | 約35分 | 最大30分 |
| 構成 | 1モジュール制 | 2モジュール制 (アダプティブ方式) |
| タスク | 1種類のタスク: アカデミック長文読解 |
3種類のタスク: Complete the Words Read in Daily Life Read an Academic Passage |
| スコア | 0 〜 30 | 1.0 〜 6.0(0.5刻み) |
より詳細な新形式の全体像は「【2026年1月開始】新形式TOEFL iBT® アップデート内容まとめ!現行版との違いを徹底解説」でも紹介しています。
約700語の2つのパッセージがあり、それぞれ10問ずつ、合計20問が出題されます。試験時間は35分です。
パッセージは、大学レベルの教科書から抜粋したもので、さまざまなテーマが扱われます。扱われるトピックは、歴史 / 生物学 / 経済 / 芸術 / 地学などのアカデミックな内容ですが、パッセージのトピックに詳しくなくても、答えるために必要な情報はすべて本文中に書かれているため、背景知識は必須ではありません。
時間にあまり余裕がないので、1パッセージあたり約17分(読む+解く)、1問あたり約1分を目安に解く必要があります。
2026年1月21日からの新形式のTOEFL iBT®では、リーディングセクションが「2段階のアダプティブ方式」に変わり、内容も「アカデミック+日常生活」の両方を解く構成になります。
リーディングはModule 1 → Module 2の2モジュールで構成され、Module 1の正答率に応じて、Module 2の難易度(Upper / Lower)が変わります。そのため、序盤(Module 1)の正答率が全体のスコアに大きく影響すると考えておきましょう。具体的な内容は以下の通りです。
3つのタスクの概要は以下のとおりです。
リーディングは合計30点ですが、問題数は1つのパラグラフに付き10問なので、合計20問です。そのため、純粋な正答数 = スコアにはなりません。問題の難易度を考慮して0〜30で調整されます。
<目安スコア>
上級 (CEFR Level C1)*:24〜30
中上級 (CEFR Level B2):18〜23
初中級 (CEFR Level B1):4〜17
初中級以下:0〜3
*29 or 30はCEFR Level C2
引用:https://www.ets.org/pdfs/toefl/toefl-ibt-performance-descriptors.pdf
2022年のスコアデータサマリーによると、日本人のリーディングスコアの平均点は19点でした。参考までに、韓国は22点、中国は23点と、日本よりも高い結果でした。しかし、以下のように英語を第一言語として話すネイティブ国であっても満点を取るのは難しい試験です。
留学で求められることが多い80点前後を目指す場合、リーディング単体でも20点前後(B2)は欲しいところです。TOEFL®の合計スコア別の英語レベルの目安は、【TOEFL®スコア別】英語レベルを完全把握!得点アップの具体的なコツは?でも紹介しています。
新形式のTOEFL iBT®では、各セクションと総合スコアが1〜6のバンドスコア(0.5刻み)で表示されます。総合スコアは4セクションの平均値で計算され、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)とより直感的に対応する形になります。MyBest®スコア(過去2年のベストスコアを組み合わせた指標)も引き続き利用可能です。
セクションスコア:1.0〜6.0(0.5刻み)
総合スコア:1.0〜6.0(4セクションの平均)
また、2026年1月21日から約2年間は、従来の0〜30スコアも併記される予定です。たとえば、リーディングセクションでは以下のようなおおまかな対応が示されています。
6.0:旧スコア29〜30
5.0:旧スコア24〜26
4.0:旧スコア18〜21
「旧スコアの20点は新形式だと何点なのか?」といった比較がしやすく、出願要件が旧スコア表記の大学にも対応できる点は安心です。詳細なスコア対応については「【2026年1月開始】新形式TOEFL iBT® アップデート内容まとめ!現行版との違いを徹底解説」もご参照ください。
ここでは、新形式で出題される3種類のタスクの詳細と対策方法について整理します。
※本記事更新時は改訂版試験が始まっていないため、これまでの公開情報を踏まえた暫定的な内容となります。
Complete the Wordsでは、約70〜100語のアカデミックな文章が出題されます。最初の文はそのまま表示されていますが、その後の文において、偶数番目(1語おき)にある10個の単語の後半文字が欠けており、文脈や語形成から単語を完成させます。
「語彙力 + 文脈理解 + 文法・語形成」の総合力が問われる形であり、語彙力だけでなく、文法・文章読解の基礎力をしっかりと高め、文脈からどの単語を入れるのが自然なのかを短時間で判断できるようになる必要があります。
Read in Daily Lifeでは、世界中の日常生活で見かける約15〜150語の文章を読み、質問に対して選択肢から回答を選択します。文章の長さに応じて問題数は変わります。
ポスター、メニュー、SNS投稿、ニュース記事、広告など、幅広いトピックが扱われます。限られた情報やカジュアル/シンプルな言い回しから内容を理解、情報を読み取れるように、普段から様々な形式の英語情報に触れ、内容を理解できる訓練が重要になります。
Read an Academic Passageでは約200語のアカデミックな文章を読み、5つの問題に対して選択肢から回答を選択します。現行形式と近しい内容となっており、現行形式への対策が役立ちますので、ご参考ください。
ここからは、現行形式のアカデミック長文で出題される10種類の設問タイプと、その解き方のポイントを整理します。新形式でも、”Read an Academic Passage”の読解力は従来型と近い形式で問われると考えられるため、ここで紹介する考え方や読み方は、新形式対策にも十分役立つかと思いますので、ぜひ参考にしてください。
内容一致問題は、パラグラフに書かれている内容と一致する選択肢を選ぶ問題です。パラグラフ内で明確に書かれているので、該当部分を探し出すことができれば問題なく解答できるでしょう。
問題文の例
According to paragraph 1, how did 〜?
Paragraph 2 answers which of the following?
解答方法
解き方のポイント
問題文が”why…”であれば「理由」、”how…”の場合は「方法」が書かれている部分が正解の候補になります。できるだけ時間をかけずに解答したい形式ではありますが、選択肢にパラグラフで使われている単語やフレーズがあるからといって、安易に選ばないようにしましょう。
内容不一致問題は、選択肢の中から一致しないものを選ぶ問題です。基本的には内容一致問題と同じですが、「不一致」問題なのでパラグラフの中で明示されていないものを選びます。
問題文の例
According to the paragraph, which of the following is NOT true?
The author mentions all of the following EXCEPT
解答方法
解き方のポイント
パラグラフの内容と一致する選択肢を消していき、正しい選択肢を選ぶ「消去法」で答えを選びます。あくまでも、パラグラフに書かれていない / 書かれている情報と矛盾するものを探していることを忘れないようにしましょう。
推論問題とは、パラグラフには明記されていないものの、書かれている内容から推論によって論理的に導き出せる内容を選ぶ問題です。
問題文の例
Which of the following can be inferred about X?
The passage suggests that X…
The author of the passage implies that XX…
※infer(推論する) / imply(暗示する) / suggest (示唆する)などの推理的な表現が問題文中で使われます。
解答方法
解き方のポイント
あくまでも「論理的に」導き出せる内容であるかどうかが重要です。例えば、選択肢の内容が【猫】ならば、パラグラフの内容である【動物】と言えるか = A (猫)ならばB(動物)という構造が成り立つかどうかで判断します。
意図問題は、パッセージを執筆した者の意図や目的(なぜその表現や内容を書いたのか)、あるいは段落の目的を判断する問題です。
問題文の例
The author discusses X in paragraph 2 in order to…
Why does the author mention X?
The author uses X as an example of…
解答方法
解き方のポイント
パッセージ内で明示されていない筆者の意図を読むため、推論問題と似ています。以下のTO不定詞は、意図確認問題でよく使われるので定義を明確にしておきましょう。
To illustrate
To explain
To contract
To refute
To note
To support
語彙問題は、パッセージ内の単語やフレーズの意味を問う問題です。
問題文の例
The word/phrase "X" in the passage is closest in meaning to…
In stating "X", the author means that…
解答方法
・単語の意味を知っている場合:選択肢の中から同じような意味の単語を選ぶ
・単語が分からない場合:
↪︎その単語が含まれている文章を分析、それを元に選んだ選択肢を文脈に当てはめ、意味が通るか確認する解き方のポイント
単語の意味を知っていれば、パッセージを読まずに解答できます。形式としてはシンプルなので、時間をかけずに確実に正解したい問題です。
指示後問題は、it, they, them, this, these, that, those, one, otherなどの指示後が、具体的に「何」を指しているかを答える問題です。
問題文の例
The word “they” in line X refers to
解答方法
解き方のポイント
代名詞は既に出てきた名詞の言い換えなので、代名詞の後ろではなく「前」の1〜2文に注目して読みましょう。
言い換え問題は、パッセージ上でハイライトされている部分を別の表現に「言い換えた」選択肢を選ぶ問題です。
問題文の例
Which of the following best expresses the essential information in the highlighted sentence? Incorrect answer choices change the meaning in important ways or leave out essential information.
解答方法
解き方のポイント
言い換え問題は、英語では”Simplification Question”と呼ばれています。その名の通り、重要な情報を「シンプル」に言い換えた選択肢を選ぶものなので、重要なのは「メインアイディア」であり、「例/日付や数字」などの補足情報はさほど重要ではありません。その点を念頭において選びましょう。
挿入問題とは、指定された文章をパッセージ内の適切な場所に挿入する問題です。
問題文の例
Look at the four squares [■] that indicate where the following sentence can be added to the passage.
Some companies …(文章)
Where would the sentence best fit?
解答方法
解き方のポイント
挿入する文章に代名詞や指示語があれば、それがヒントとなります。文章を入れてみて、自然な流れになっていれば、それが正解です。
要約問題とは、6つの選択肢の中からパッセージの要約として適切なものを3つ選ぶ問題です。すべて正解で2点、2つ正解で1点、1つ正解/正解なしの場合は0点となります。
解答方法
解き方のポイント
通常、日付など細かい情報は含みません。そのため、パッセージの内容と合致していると思っても安易に選ばず、確実に必要な情報 (メインアイディア)が含まれている選択肢が他にないか確認しましょう。内容が正しいかどうかは判断材料になりません。
表完成問題とは、カテゴリー別に分けられた表の中に適切な選択肢を入れていく問題です。正解数は5つで、全問正解で3点、4つ正解で2点、3つ正解で1点、2つ以下は0点です。
解答方法
解き方のポイント
全体像を把握する必要があるので、まずは各パラグラフの冒頭をしっかり読みましょう。各パラグラフの最初に、執筆者の伝えたい重要な結論や情報が書かれています。その上で、選択肢を見比べながら詳細を確認することで時間が短縮できます。
ここからは、現行形式・新形式どちらにも共通するリーディングの得点を伸ばすコツを3つ紹介します。
リーディングは、文章量も多いので時間との勝負です。そのため、時間配分を徹底して行いましょう。特に新形式ではModule 1の正答率が後半の難易度を左右するので、しっかりと正解することも必要になります。
限られた時間で多くの問題を解く必要があり、すべてを細かく読んでいる時間はありません。
まずはタイトルを確認して「何について」書かれたパッセージなのかを大まかに把握し、続いて問題文を読み、どの部分を読むべきなのか、何を問われているのかなどを把握してから本文を読んだ方が効率的でしょう。
例えば、問題文には以下のように読むべき段落を指定しているものもあります。
According to paragraph 1, how did 〜?
特定の単語やフレーズを問うものであれば、その部分を探しながらパッセージを読むことで、同時に内容把握と解答を見つけることができます。
The word/phrase "X" in the passage is closest in meaning to…
後述する公式の無料教材なども活用して、テスト中の画面や時間感覚を体験し、感覚をつかんでおきましょう。
1つの問題で1分30秒以上悩んでしまうと、すべての問題を解き終えるのは難しくなります。結果、解けるはずだった問題まで手をつけられず、得点につながらなくなってしまいます。
そのためにも、分からないと判断した時点で飛ばしましょう。一通り分かる問題を解き終えてから、時間があれば戻って考えることがスコア獲得につながります。
リーディングの効果的な3つの学習方法を紹介します。
速読などのリーディングスキルを身につけていても、英単語を知らなければ正しい解答を選ぶのは難しいです。特にTOEFL®では難易度の高いアカデミックな単語が多く使用されています。もちろん専門用語まで覚える必要はありませんが、単語を知っていれば知っているほど時間勝負のリーディングテストでは有利になります。新形式では日常英語の語彙も必要です。
もちろん、リーディングだけではなく、ライティング、リスニング、スピーキングとすべてのスキルにおいて単語の対策は必要不可欠です。最優先で取り組むべきと言えるでしょう。
英文を読むことに慣れるには、精読と多読を組み合わせた勉強方法がおすすめです。精読とは文章をじっくりと読むこと、多読はさまざまな英文を読むことを指します。
特に新形式ではアカデミックな文章だけではなく、日常生活での短く、カジュアルな文章も出題されます。性質の違う2つのトレーニングを行うことで、正確にかつ速く読む力を鍛えることができます。
精読:
丁寧に分からない単語や言い回し、文の構造などを確認しながら読んでいきます。時間を気にする必要はありません。語彙や英文法を学ぶことができるので、読める英文の数が増えます。ひとつのパッセージに対し、分からない部分がなくなるまで繰り返し行いましょう。
多読:
「英語を英語で理解する」英語脳を作るトレーニングに有効です。多くの文章を読むことで、似たような構造を何度も目にするので、結果、日本語を介さずに理解できるようになります。
多読をするときは、できるだけ時間を計って取り組みましょう。700単語の文章であれば、3分以内が理想です。
リーディングスキルだけではなく、TOEFL®独自の問題形式に慣れることも重要です。そのため、問題集や過去問を使い実践的な勉強をしましょう。
ここまで紹介してきた1と2のステップにも、参考書や問題集を組み合わせて取り組むと効果的です。
語彙の習得:TOEFL®用の単語帳と合わせて、参考書や問題集に出てきた単語もチェックする。一冊を通して直接解答に関係ない部分も含めて、分からなかった単語すべてを覚える。
精読と多読:TOEFL®用のリーディングパッセージを使用することで、リーディングスキルの強化だけではなく、TOEFL®の問題傾向もつかめる。
参考書/問題集/過去問と色々なタイプが出版されていますが、複数に手を出すよりも一冊を繰り返し使用するようにしましょう。
新形式においては、新しいタスクに慣れておくことが重要です。まずは公式が提供する対策教材をフル活用して対策をすすめるのがオススメです。
TOEFL iBT®学習のサポートに役立つさまざまな資料を無料で確認できます。新形式のサンプルテストも、音声含めて体験することができます。
Preparing Students(After 21 JAN 2026)
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リーディング対策におすすめの問題集を紹介します。新形式でも、Read an Academic Passageの読解力、設問対応力を鍛える教材としても有効に活用できるでしょう。

詳細はこちら:【新形式対応】TOEFL®テスト集中攻略リーディング 改訂版
収録されている問題数はそれほど多くはありませんが、頻出される分野の練習問題と、長文読解の模擬試験が3回分収録されているので、解説をしっかり読み、取り組むことでスコアアップにつながるでしょう。
※2023年7月の仕様変更前の内容です。パッセージ数と試験時間が変更になりましたが、出題内容に変更はありません。

詳細はこちら:TOEFL®テストリーディング問題270 4訂版 (TOEFL(R)大戦略)
4つのCHAPTERに分かれており、概要→基礎学習→練習問題→模擬とSTEPを追って学習することで、しっかり身につきます。ステップを踏み理解を深めていく形式なので、初めて挑戦する人におすすめです。
※2023年7月の仕様変更前の内容です。パッセージ数と試験時間が変更になりましたが、出題内容に変更はありません。

公式が提供する学習プラットフォームとしてTOEFL TestReadyがあります。
AI採点つきのサンプルテストに加えて、試験日までの学習プランの作成や、日替わりで提供される無料の練習問題を解くことができるなど、さまざまな機能があります。
「本番の出題形式や画面操作を確認したい」など、テストに慣れていない方は必ず確認することをおすすめします。更にスコアアップしたい方はセクションごとに有料の練習問題を購入することもできます。
※新形式には対応していません。(2025年11月時点)
TOEFL TestReady
本記事ではTOEFL iBT®のリーディング対策について、現行形式、2026年1月からの新形式それぞれの概要、対策方法やオススメ教材について紹介しました。
現行形式、新形式どちらにおいても、英文を素早く・正確に読み、論理構造をつかむ力が重要であることは変わりません。加えて新形式では、アカデミックだけでなく日常生活の実用文を読みこなす力も求められます。公式の問題集なども上手に活用して、目標スコアを目指しましょう!