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TOEFLの正しい勉強法と対策は?おすすめアプリや参考書も紹介

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TOEFL iBTは、大学や大学院で求められるレベルのアカデミックな英語運用能力を測定するテストのため、英検®︎など他の英語能力試験とは別物だと感じる学習者が多いです。

希望する教育機関が定めるスコアを取得しなければ、留学できない可能性もあるため不安に感じますよね。

当記事ではTOEFL iBTの知っておきたい特徴や勉強方法ついて解説します。正しい勉強法を知り、目標スコア達成を目指しましょう!

 

※当記事の記載について、「TOEFL」は「TOEFL iBT」を指します。

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TOEFLとは?知っておきたい3つの特徴

TOEFLとはどのようなテストなのか、事前に知っておくべき3つの特徴について解説します。

  1. TOEFLはアカデミックな内容のテスト
  2. TOEFLは難易度が高い
  3. TOEFLは4技能をフル活用する必要がある

TOEFLはアカデミックな内容のテスト

日常英会話のような一般的な内容ではなく、アカデミックな内容のテストです。アカデミックというのは、簡単にいうと大学や大学院レベルの環境で必要とされる学術的な英語です。

TOEFLは難易度が高い

試験時間は3時間で、問題も深く考えるタスクで構成されています。英検®︎やTOEIC、大学入学共通テストと比較すると難易度が高く、多くの人が難しいと感じるでしょう。

TOEFLは4技能をフル活用する必要がある

英語4技能のうち、ある特定のスキルを測定するものではないため、4技能を全て活用してテストを受ける必要があります。また、希望する教育機関によっては各スキルごとに達成すべき最低スコアが設定されている場合もあるので、バランス良く4技能の能力を鍛えることが大切です。

 

TOEFLに必須な勉強法|全セクション共通

4技能、各スキル別の対策も必要ですが、全セクション共通で欠かせない勉強法を2つ紹介します。

単語力の強化

TOEFLが難しいと言われる理由の1つは単語にあります。一般的に使用されていない専門用語は定義するための説明が記載されていますが、大学レベルや大学院レベルの単語が当たり前に出てきます。そのため、アカデミックな単語を知っていなければスコアを得るのは難しいでしょう。

単語を覚える際は、意味だけではなく発音や使い方まで一緒に覚えましょう。リーディング問題だけではなく、ライティングやスピーキングでも活かせるので効率が良いです。

人はどうしても一度では覚えられず、忘れてしまう生き物です。ドイツの心理学者エビング・ハウスの忘却曲線からみても分かるように、なるべく早めに復習をした方がより記憶に定着します。

出典: ウィキペディア(Wikipedia)

単語を覚えた翌日、3日後、1週間後、2週間後と少しずつ間隔をあけて覚えているか確認しながら復習を行うと良いでしょう。

おすすめ教材

単語力を強化するためのおすすめの教材を2つ紹介します。

【CD3枚付】TOEFLテスト英単語3800 4訂版 (TOEFL(R)大戦略)

TOEFLテスト対策(iBT・ITP)に必要な3800単語が厳選して収録されています。難易度に応じてRANK1〜4に分かれて構成されているので難易度別に単語を覚えたい方にもおすすめです。

改訂新版 TOEFL TEST 必須英単語5600(CD BOOK)

「聞くことと読むことを通して文脈から単語を定着させる」というコンセプトのもと、iBT本試験に頻出する単語群、ジャンルの英文、キャンパス用語が学べる一冊です。

模擬試験を反復する

対策をする中で欠かせないのが模擬試験です。TOEFL iBTの問題形式やタイムマネジメントに慣れるためにも、定期的に模擬試験を受けましょう。模擬試験を受けることで、どこが苦手ポイントなのか把握できるので効率良く対策ができます。

おすすめ教材

模擬試験が収録されているおすすめの教材を紹介します。

ETS公認ガイド TOEFL iBT DVD-ROM付(日本語訳解説版) 

Educational Testing Service(ETS)の公認ガイドで、TOEFL iBTの「演習問題」1セットと「実戦模試」3セットを収録が収録されています。リスニング、リーディングのマルティプルチョイスでは、解答に加えてより詳しい解説がついており、スピーキング、ライティングセクションでは、受験者の解答例をもとに採点のポイントを解説しています。

The Official Guide to the TOEFL iBT Test (Official Guide to the TOEFL Test)

ETSのオフィシャルガイドで、4つの模擬試験と、コツ、採点基準、4つの各セクションのサンプル問題が数多く収録されています。こちらのガイドブックは全て英語で書かれています。

 

TOEFLの効果的な勉強方法|セクション別

全パートに共通する勉強方法を紹介しましたが、ここからはTOEFLの各セクション別の効果的な勉強方法を紹介します。

TOEFLは難易度が高い試験であるため、苦手なセクションについては特に丁寧に正しい方法で対策を行う必要があります。

これから対策を始める方も、対策中という方も必見です!

リーディング

正確にすらすらと読めるようになるための練習が必要です。そのためにも、1日に700~1,000単語程度の英文を1冊以上を読みましょう。正確に読めるように「精読」を、すらすらと読めるように「多読」を組み合わせた勉強方法がおすすめです。

精読

精読とは、正確に文章を読んでいくことを指します。丁寧に分からない単語や言い回し、文の構造などを理解しながら読んでいくことで、語彙や英文法を学ぶことができます。その後は、しっかり定着させるために何度も繰り返し読み込みましょう。

多読

速く読み進められるように、時間を計りましょう。700単語の文章であれば、平均3分以内で読み終えることが可能です。1冊あたり10%以上速度が上がるまで、繰り返し読みます。具体的には、初めて読んだ文章が10分だった場合、9分以下になるまで行うことです。時間を計測して行うことで、速読の力も身につきます。

 

限られた試験時間を有効的に活用するために、パラグラフの最初と最後だけを読んで要点を把握する「パラグラフリーディング」の練習もおすすめです。いずれの練習も最後に、読んだ内容について「要約」をし、自分がどこまで内容を理解できているか確認をしましょう。

おすすめ教材

TOEFLのリーディング対策におすすめの教材を2つ紹介します。

【新形式対応】TOEFLテスト集中攻略リーディング 改訂版

新形式に対応しており、例題を通して8つの設問タイプの解説が1つずつ載っています。また、本試験と同じ3つの長文読解に挑戦する直前対策の模擬試験を3回分が収録されており、目標スコア80~100点の人におすすめです。

極めろ! TOEFL iBT® テスト リーディング・リスニング解答力

新形式対応の、現在80~90点くらいの実力で100点以上を目指す方のための対策書です。高得点者の解答戦略や、効率の良い解答方法を具体的に知ることで、自分に合った勉強方法を見つけることができます。 本試験2回分のリーディングと、本試験1.5回分のリスニング問題が収録されています。

リスニング

会話は3分、講義は3〜5分の比較的長い音声を聞いて、内容を正確に把握する必要があります。長い音声に慣れることと、メモの取り方をマスターすることが重要です。

長い音声でトレーニングする

1日1回以上、5分または10分程度の英語のスピーチや講義を聞きましょう。慣れてきたら、同じ音源でディクテーションやシャドーイングをするのもおすすめです。正しく聞き取れているか確認ができます。

メモを取る練習をする

模擬試験やリスニング教材を聞いて、メモを取る練習をしましょう。その後、取ったメモを見ながら、自分の言葉で要約して再話しましょう。TOEFLでは、リスニングの設問が先読みができないため何をメモしたら良いか分からず、とにかく耳に入ったものすべてを書いてしまう人が多いです。メモを見て「聞いた内容を自分の言葉で再話できるかどうか」が大切なポイントです。

おすすめ教材

TOEFLのリスニング対策におすすめの教材を2つ紹介します。

極めろ! TOEFL iBT® テスト リーディング・リスニング解答力

新形式対応の、現在80~90点くらいの実力で100点以上を目指す方のための対策書です。高得点者の解答戦略や、効率の良い解答方法を具体的に知ることで、自分に合った勉強方法を見つけることができます。 本試験2回分のリーディングと、本試験1.5回分のリスニング問題が収録されています

【新形式対応】TOEFLテスト集中攻略リスニング 改訂版

新テスト形式に対応しており、出題される6つの設問タイプを徹底攻略!会話や講義などの問題演習で実力をつけられます。模擬試験も4セット収録されています。

スピーキング

アカデミックなシーンで倫理的に話す必要があります。スピーキングタスクでは、話す能力だけではなく、リーディング力とリスニング力も必要になります。話す型を覚え、フィードバックをもらえる環境での対策が必要です。

話す型を覚える

論理的に話すというのは、英語のエッセイの型と似ています。まずは、自分の答え(主張)を伝え、次にその理由を話します。そして、それを裏付ける具体例を付け足し、最後に改めて自分の答え(主張)を話します。この型を覚えましょう。

フィードバックをもらえる環境で練習する

スピーキングテストでは、沈黙しないことも重要です。ひとりで練習をしていると沈黙になってしまったり、発音やイントネーションなど気付けない点も多くあるため、ネイティブレベルの人から詳しいフィードバックをもらえる環境で練習しましょう。

おすすめ教材

TOEFLのスピーキング対策におすすめの教材を2つ紹介します。

【CD2枚付】TOEFLスピーキング問題110 改訂版 (TOEFL(R)大戦略) 単行本

4つのチャプターでTOEFLスピーキングの全体像から模擬試験まで全てを網羅しています。2019 年 8 月 1 日からテスト形式に変更がありました。試験内容に変更はありませんが、変更前の問題数・時間に基づいているのでご注意ください。

極めろ! TOEFL iBT® テスト スピーキング・ライティング解答力

新形式に対応しており、100点以上を目指す方のための対策本です。模範解答が示されているだけでなく、高スコアを取っている人のメモの取り方や、解答の導き出し方を学べます。スピーキング、ライティングそれぞれ本試験3回分が収録されています。

ライティング

型通りに書く練習を繰り返して身につけましょう。そして、フィードバックしてもらえる環境で対策をすることが必要不可欠です。また、ライティング力の他にリーディング力とリスニング力も必要になります。

ライティングの型を覚える

700~1,000単語程度の読み物を読んで、1日1本以上300単語程度のエッセイを書いて練習しましょう。基本的な型は「導入 (Introduction)→内容 (Body)→結論 (Conclusion)」です。エッセイの内容は、要約か本文のハイライトと自分の主張を書く2パターンで、交互に行うと効果的です。リスニング力も問われるため、リスニング教材を聞いて同様にエッセイを書くのもおすすめです。

フィードバックをしてもらう

複雑な文法ミスや、文章をより良くするための改善方法を自分で見つけることは困難です。エッセイを書く際は、Grammarlyなどの文法チェッカーやアプリを使いつつ、ネイティブレベルの人に添削をして貰いましょう。

おすすめ教材

TOEFLのライティング対策におすすめな教材は2つ紹介します。

TOEFL iBTテスト必修フレーズ100-スピーキング・ライティング攻略のための

論理的に主張を展開するために必要な英語表現が100フレーズ収録されています。これらのフレーズは、TOEFL iBTテスト水準となっているので、まずは100フレーズをしっかり覚えて活用しましょう。

TOEFLテスト集中攻略ライティング

Integrated TaskとIndependent Taskのそれぞれ、解説から演習問題、解答例が収録されています。さらに、使える表現やより英作文をブラッシュアップさせるための方法について紹介しています。しっかり読んで理解し、練習することで効果が実感できるでしょう。

※2023年7月よりの新形式には対応していません。

TOEFLの勉強を乗り切るコツ

当記事でも解説してきた通り、TOEFLは難易度も高いため、途中で勉強を諦めてしまいたくなることも多いでしょう。目標スコア取得に向けて、勉強を乗り切るコツを3つ紹介します。

  • 目標を明確にし戦略立てをする
  • 勉強せざるを得ない状況にする
  • フィードバックのある環境で勉強する

目標を明確にし戦略を立てる

目標スコアを明確にし、そのスコア取得までの戦略を立てましょう。明確な目標が決まっていないと、モチベーションの維持も難しく、何をどうすれば良いのかという道筋を立てるのも困難です。

行きたい教育機関が決まっている人は、その機関が提示しているスコアを、まだ決まっていないという人は、まずは留学に使えるスコア70以上を目指しましょう。スコア別の英語レベルについては、【TOEFLスコア別】英語レベルを完全把握!得点アップの具体的なコツは?で解説しているので、参考に読んでみてください。

勉強せざるを得ない状況にする

スコアアップのためにも、毎日継続して勉強することが何よりも大切です。毎日継続するためにも、周りに「自分はTOEFLで〇〇点を取る!」と言ってみたり、オンライン英会話に申し込みをして「TOEFLのレッスンを毎日受ける!」と宣言しても良いでしょう。周りに宣言することは「有言実行」、行ったことは必ず実行するというモチベーションにもなります。

フィードバックのある環境で勉強する

独学での勉強には限界があります。特にスピーキングとライティングは、どこをどのように改善すればスコアに結びつくのかという点において自己判断が大変困難です。TOEFLに精通した人にフィードバックをもらえる環境で勉強し、効率良く対策する方法が確実です。

 

まとめ

TOEFLは一般的な英語4技能試験と比較しても難易度が高く、アカデミックなシーンでの英語運用能力が問われます。そのため、通常の英語学習では太刀打ちができません。TOEFLで高スコアを取るには適切な学習方法で、効率良く対策することが重要です。

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