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英検®︎とIELTSどちらが難しい?試験の内容・難易度を比較!スコア換算表も

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「英検とIELTS試験内容の違いは?」

「英検®をIELTSのスコアに換算すると?」 

など、英検®︎とIELTSについて疑問を持っている方は多いと思います。そこで、本記事では、英検®︎とIELTSの試験内容から目的、採点方法、スコア換算表について紹介します。どちらの試験を受けるか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

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英検®︎とIELTSどちらが難しい?

結論からお伝えすると、IELTSの方が難しいです。詳しい試験内容や目的、受験料など比較して解説します。

英検®︎の試験内容

英検では、級によって出題される内容や難易度は異なります。基本的に日常会話からビジネスシーンまで、英語を使用する場面を想定した試験内容です。読む、書く、聞く、話すと4技能を測定する試験で、スピーキングテストは対面で行われます。(CBTを除く)

IELTSの試験内容

IELTSには2つの試験タイプがあります。アカデミックモジュールは、その名の通りアカデミック(学術的)な内容で、ジェネラル・トレーニングは、日常生活に即した内容です。どちらも、読む、書く、聞く、話すと4技能を測定する試験です。スピーキングテストは対面で行われます。

詳しくは「IELTSとは?スコア・レベル・受験方法をご紹介!」で解説しているので、参考にご覧ください。


英検®︎とIELTSの比較:目的

英検®︎

英検は対象が小学生から社会人までと幅が広いです。学生の場合は、高校や大学の入試で優遇されたり、単位として認定してもらえる教育機関もあります。また、英検は国内では知名度が高いため、就職活動などで英語力のアピールのひとつとしても活用できるでしょう。

参考:https://www.eiken.or.jp/eiken/merit/

IELTS

米国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、イギリスなど英語圏の国々に留学、就労、移住を希望する際に英語力の証明として使用する試験です。海外の大学や大学院への留学が目的の場合はアカデミックモジュール、海外への移住を目的とする場合は、ジェネラルトレーニングモジュールを受験することが一般的です。受験には、パスポートが必須となります。


英検®︎とIELTSの比較:受験料

英検®︎

英検®︎は級と会場によって受験料が異なります。以下は本会場の受験料です。

5級:3,900円

4級:4,500円

3級:6,400円

準2級:7,900円

2級:8,400円

準1級:9,800円

1級:11,800円

参考:https://www.eiken.or.jp/eiken/schedule/

IELTS

以下はIELTSのアカデミックとジェネラル・トレーニングの受験料です。実施する団体、受験する形式によって受験料が異なります。英検と比べると受験料はかなり高額です。

  ペーパー版 コンピューター版 オンライン版
British Council - 28,500円 -
日本英語検定協会 25,380円 25,380円 -
バークレーハウス - 25,380円 -
IDP 27,500円 27,500円 177.89 USD*
JSAF 25,380円 27,500円 -

*IELTS Onlineは価格の変動あり

IELTSの受験料に関しては「IELTSの受験料はいくら(高い・安い)?支払いの方法や割引・補助・助成」で解説しているので、参考にご覧ください。


英検®︎とIELTSの比較:日程

英検®︎

従来型の英検は、年に3回実施されています。コンピューターで実施する英検CBTは、原則毎週土日に実施されているため、従来型よりも受験しやすく、さらに従来型と同じ資格が得られます。

IELTS

IELTSは実施団体が5つあり、団体、受験するモジュール、試験方式によってスケジュールが異なります。しかし、ほぼ毎日実施している団体もあり、年に3回の従来型の英検と比較するとかなり受験しやすいでしょう。

各団体の日程など詳しくは「IELTS試験日程を確認する方法!注意点や申し込み手順、受験対策も紹介」で解説しています。


英検®︎とIELTSの比較:採点基準と方法

英検®︎

英検は「合否」で判断されますが、各セクションのCSEスコアも確認できます。

各級の採点基準は以下の通りです。

5級 初歩的な英語を理解することができ、それを使って表現することができる
4級 簡単な英語を理解することができ、それを使って表現することができる
3級 身近な英語を理解し、使用することができる
準2級 日常生活に必要な英語を理解し、使用することができる
2級 社会生活に必要な英語を理解し、使用することができる
準1級 社会生活で求められる英語を十分理解し、使用することができる
1級 広く社会生活で求められる英語を十分理解し、使用することができる

引用:https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/criteria/


ライティングの採点者候補は、採用前にトレーニングと採用テストを受けます。さらに採点前や採点期間中に、実際に出題する問題を使ったトレーニングを全採点者対象が受けて、

予め基準となる点数の答案を全採点者が採点し、基準との差異が大きい採点者は採点業務から外すなど、質の担保を行っています。

スピーキングの面接官も、採用前にトレーニングと採用テストを受けます。3級〜準1級は1名で行われますが、1級は採点結果の妥当性担保のため常に2名で行われます。面接官には、試験当日に模範解答やその他の解答例をCD聞き、評価基準を確認・復習する時間を設けています。

参考:https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/eiken-scoringquality.html

IELTS

IELTSは合否ではなく、「スコア」で現在の英語力が示されます。スピーキング、ライティング、リーディング、リスニングのそれぞれに対して、1〜9のスコアが0.5刻みで付けられ、算出された平均値が、総合スコアとなります。スコアは、バンドスコアと呼ばれます。

各セクション毎の採点基準は以下の通りです。

ライティング

4つの採点基準が設けられており、各基準毎に得点が付けられます。その平均値が最終スコアとなります。

  • 課題の達成度(タスク1)、課題への回答(タスク2)
  • 一貫性とまとまり
  • 語彙力
  • 文法知識と正確さ

詳しくは評価基準シートで確認可能です。タスク1タスク2

なお、正確性を保つために、採点は少なくとも2人(時には3〜4人)の試験官が行います。

スピーキング

4つの採点基準が設けられており、各基準毎に得点が付けられます。その平均値が最終スコアとなります。

  • 流暢さと一貫性
  • 語彙力
  • 文法知識と正確さ
  • 発音

詳しくは評価基準シートから確認可能です。

リーディング / リスニング

リーディングとリスニングでは、40門の質問に回答します。1問1点の配点で、得点が1〜9のスコアに換算されます。

詳しいバンドスコアのレベルなどは「IELTSスコアの仕組み!各スコアの英語レベルや留学の目安・換算表」で紹介しています。


英検®︎とIELTSのスコア換算

CEFR基準で英検とIELTSのスコアを換算して表にまとめました。あくまで目安ではありますが、参考にしてください。

CEFR IELTS 英検
C2 8.5 - 9.0 -
C1 7.0 - 8.0 1級
B2 5.5 - 6.5 準1 - 1級
B1 4.0 - 5.0 2 - 準1級
A2 - 準2 - 2級
A1 - 3 - 準2級

上記の表で見てみると、英検1級は7.0〜8.0に値するため、英検よりIELTSの方が難しいということが分かります。

CEFR基準での他試験との換算表

さらに、TOEICとTOEFLも加えて表にまとめました。

CEFR IELTS TOEFL 英検 TOEIC
(S)
TOEIC
(W)
TOEIC
(L)
TOEIC
(R)
C2 8.5-9.0 114 - - - - -
C1 7.0-8.0 95 1級 180- 180- 490- 455-
B2 5.5-6.5 72 準1-1級 160- 150- 400- 385-
B1 4.0-5.0 42 2-準1級 120- 120- 275- 275-
A2 - - 準2-2級 90- 70- 110- 115-
A1 - - 3-準2級 50- 30- 60- 60-

※S=Speaking, W=Writing, L=Listening, R=Reading


上記の表から、TOEFLも英検より難しいということが分かります。しかし、目的の異なる試験であるため、あくまでも目安となります。


英検®︎に向いている人

大学入試で利用したい

英検®︎は、大学入試で活用ができます。英検®︎を持っていると入試の際に、満点換算や加点などの優遇措置が受けられます。さらに、持っていないと「出願」できない大学もあります。そのため、日本国内で大学進学を希望している方にはおすすめです。

参考:https://www.eiken.or.jp/eiken/merit/

【英検®︎が入試で使える大学】偏差値60以上の国立大学まとめでも使える大学を紹介しているので、参考にご覧ください。

日本国内での就職に活用したい

英語力を証明するための試験はさまざまありますが、日本国内であれば英検®︎の知名度は非常に高いです。履歴書に記載する目安となる2級は高校卒業程度なので、就職で英語力のアピールとして活かす場合は、準1級以上を目指しましょう。


IELTSに向いている人

留学を目指している人

海外の大学や大学院への進学を目指している人は、自身の英語力が留学するために不足ないか証明する必要があります。英語能力を測定する試験ならどれでも良いわけではなく、希望する機関が指定する試験を受験しなくてはいけません。IELTSは世界145カ国を超える11,000以上の機関で採用されているので、留学を目指している人に向いています。

参考:https://ieltsjp.com/japan/about/who-accepts-ielts/organisations-that-accept-ielts

アカデミックな英語力を測定したい人

IELTSのアカデミックは、日常で使用する英語力を測るというよりも、英語で行われる大学の授業についていける英語力をテストする試験です。そのため、より高い英語力を測定したい人にも向いています。しかし、パスポートは必須となるので注意しましょう。


まとめ

英検®︎とIELTSを比較しました。もちろん英検®︎も級が上がるごとに難易度は高くなりますが、試験の目的から見てもIELTSの方が難易度は高いと言えるでしょう。英検®︎は英検®︎の、IELTSはIELTSの各試験に合った適切な方法で対策する必要があります。特にIELTSは受験料も高額なので、少ない回数で目標スコアを達成したいですね!

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