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「英語の資格を受けたいけれど、TOEFL®とTOEICのどちらがいいのか」
「TOEFL®とTOEICは何が違うのか」
代表的な英語試験にTOEFL®とTOEICがあります。しかし2つの英語試験の違いが分からない人も少なくありません。また、どちらか一方の試験を受けたことのある人が、もう一方の試験の違いや難易度を知りたい場合もあります。そこで本記事では、英語学習者の方が持つ「TOEFL®とTOEICの違いとは?」の疑問にお答えします。
※本記事でのTOEFL®は、TOEFL iBT®試験を指します。
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TOEFL®とTOEICのSWとLRの概要を表にまとめました。TOEFL®に関しては、新形式を記載しています。
TOEIC (LR) | TOEIC (SW) | TOEFL iBT® | |
目的 | 就職 / 昇進 | 就職 / 昇進 | 留学 |
試験内容 | リスニング リーディング |
スピーキング ライティング |
4技能全て |
問題数 | 200問 (各100問) | 19問 (S:11問、W:8問) | 54問 (R:20問、L:28問、S:4問、W:2問) |
問題内容 | オフィス / 日常生活 | オフィス / 日常生活 | アカデミック |
所要時間 | 約2時間 | 約1時間20分 | 約2時間 |
スコア上限 | 990 (各495) | 400 (各200) | 120 (各30) |
受験料 | 7,810円 | 10,450円 | US$195 (約29,250円)※ |
実施場所 | 日本各地で受験可能 | 日本各地で受験可能 | 日本各地で受験可能 |
実施回数 | 26回 | 28回 | 年間80回以上 |
※2025年4月1日以降改定。
各試験の特徴や活用目的、試験内容を解説していきます。
TOEFL®は、米国のETS(Educational Testing Service)という組織が開発した試験です。世界約160ヵ国以上の国々で行われていて、主に英語圏出身ではない人が、英語圏の国へ留学する際に自身の英語力の証明として受験するものです。試験時間は2時間程度(新形式)で4技能を測定します。なお、受験料はUSD払いで価格はTOEICの3倍以上と高額です。
TOEFL®の概要については「【TOEFL iBT総まとめ】試験概要・問題の流れ・対策法」で紹介しているので、参考にご覧ください。
TOEICは、スピーキングとライティング力を測るSpeaking & Writing testsと、リーディングとリスニング力を測るListening & Reading Testに分かれています。それぞれ「LR」「SW」と呼ばれますが、一般的に「TOEIC」と言えば「LR」を指します。LRは問題数が200問と非常に多いため時間勝負な試験でもあります。解答はマークシート方式で、誤った解答を選択しても減点されない点が特徴です。
TOEIC | TOEFL® | |
活用目的 | キャリアアップ / 就職 / キャリアチェンジ | 留学 |
TOEICは国内での認知度が高いため、英語力の証明として活用できます。また、大学入試や公務員試験、教員採用試験などで加点や試験免除などの優遇措置が受けられる場合もあるので、国内での就職に活用したい人にはTOEICがおすすめです。
さらに、入社後も昇進・昇格や資格手当などの要件としてTOEICのスコアを設定している企業もあります。海外出張や英語を使う部署への異動など、自身のキャリアの幅を広げることもできるでしょう。
一方、TOEFL®は海外の大学や大学院へ留学をする際に必要な「自身の英語力の証明」を目的とした試験です。TOEFL®も大学・大学院入試、教員・公務員試験などで利用可能ですが、TOEICと比較すると日本国内での認知度はそれほど高くありません。
TOEIC | TOEFL® | |
試験内容 | ビジネスシーンと日常生活に即した内容 | アカデミックな内容 |
TOEICは、知識・教養としての英語ではなく、オフィスや日常生活における英語でのコミュニケーション能力を測定することが目的の試験です。そのため、内容もそれに即した内容になっています。LRは全てマークシート、SWはパソコンを使用して解答します。
TOEFL®は、主に大学・大学院レベルのアカデミックな場面で必要とされる英語力を測定することが目的であるため、内容も学術的な内容です。全てパソコン上で解答します。
TOEIC(LR) | TOEIC(SW) | TOEFL® | |
リスニング | 約45分 (100問) | - | 36分 (28問) |
リーディング | 75分 (100問) | - | 35分 (10問) |
スピーキング | - | 約20分 (11問) | 16分 (4問) |
ライティング | - | 約60分 (8問) | 29分 (2問) |
合計 | 約120分 (200問) | 約80分 (19問) | 約116分 (44問) |
TOEICは、LRとSWで試験時間、問題数が大きく異なり、LRではリスニング約45分(100問)+リーディング75分(100問)、SWではスピーキング約20分(11問)+ライティング約60分(8問)の試験となっています。
TOEFL®はリーディング35分(10問)、リスニング36分(28問)、スピーキング16分(4問)、ライティング29分(2問)、合計で約2時間の試験となっています。以前の試験時間は約3時間ありましたが、2023年7月に新形式となってからはTOEIC LRとほぼ同じ試験時間にまで短縮されています。
TOEIC(LR) | TOEIC(SW) | TOEFL® | |
受験料 | 7,810円(税込) | 10,450円(税込) | US$195〜US$235※ |
備考 | リピート割引あり | 追加申込期間は 13,200円(税込) |
申込タイミングで 受験料が異なる |
TOEIC LRは7,810円(税込)です。公開テストに申し込んだ場合、「受験した次の試験日から翌年同月まで」のうち1回がリピート価格で受験するができます。(2024年12月21日の申込みよりリピート価格6,710円(税込)。 参考URL:https://www.iibc-global.org/toeic/service/better.html)
TOEIC SWは10,450円(税込)です。申込み受付期間後にも追加申込期間があり、そこでは13,200円(税込)と少し高くなってしまいますので、受験タイミングには注意しましょう。
TOEFL®は申し込みのタイミングによって受験料が変わります。試験日の7日前までの申し込みでUS$195、2日前の場合は、通常の受験料に手数料としてUS$40が加算され、US$235となります。会場受験も自宅受験も価格は同一です。
※これまでTOEFL iBT®の受験料はUS$245(2日前の場合は$285)でしたが、TOEFL®テスト日本事務局であるETS Japanは、2025年4月1日より上記の価格に改定することを発表しました。詳しくは「【朗報】TOEFL iBT®受験料が改定!2025年4月1日から、より受験しやすい価格に」を併せてご確認ください。
TOEIC | TOEFL® | |
勉強方法 | リスニングとリーディング or スピーキングとライティング |
4技能の対策 |
TOEICは基本的に2技能の対策となりますが、TOEFL®は1回の試験で4技能全てを測るため、それぞれの対策が必要となります。さらに、アカデミックな内容の試験なので、日常では見慣れない単語も出てきます。よって、TOEFL®の方が対策の方が時間も労力もかかるでしょう。
TOEFL®対策の詳細については「TOEFLの正しい勉強法と対策は?おすすめアプリや参考書も紹介」もあわせてご参考ください。
CEFR | TOEFL® | 英検® | TOEIC (S) | TOEIC (W) | TOEIC (L) | TOEIC (R) |
C2 | 114 | - | - | - | - | - |
C1 | 95 | 1級 | 180〜 | 180〜 | 490〜 | 455〜 |
B2 | 72 | 準1〜1級 | 160〜 | 150〜 | 400〜 | 385〜 |
B1 | 42 | 2〜準1級 | 120〜 | 120〜 | 275〜 | 275〜 |
A2 | - | 準2〜2級 | 90〜 | 70〜 | 110〜 | 115〜 |
A1 | - | 3〜準2級 | 50〜 | 30〜 | 60〜 | 60〜 |
CEFRを基準としたスコア換算表を作成しました。CEFRとは、Common European Framework of Reference for Languagesの略で、日本語では「ヨーロッパ言語共通参照枠」と表されます。外国語を学習している人が、どのレベルまで習得しているかを判定する国際的なガイドラインとして用いられています。これは英語だけではなく、他言語にも共通して使用できます。
上記の表はあくまでも目安ですが、TOEICの上限スコアはCEFRではC1レベル、TOEFL®ではスコア114以上でC2レベル(ネイティブレベル)とされているため、TOEFL®の方が難易度が高いことが分かります。参考に英検も記載しているので、英検を持っている人は比較してみてください。
TOEFL®とTOEICのどちらを受けたら良いのか悩んでいる場合は、「何のために試験を受けるのか」という点を考えてみましょう。試験にはそれぞれ活用目的があるので、目的にあった試験を選択することが大切です。
特に目的はなく英語レベルを測定したい場合は、自分の得意・不得意や受験料などで選ぶのも良いでしょう。TOEFL®のスコア別の英語レベルなど「【TOEFLスコア別】英語レベルを完全把握!得点アップの具体的なコツは?」で紹介しているので、参考にしてみてください。
調査によると新卒採用時にTOEICのスコアを要件にしていたり、参考にしている企業は50%にも及びます。さらに、昇進や昇格、海外赴任や英語を使用する部署への異動、英語を使用する職種への転職などキャリアチェンジにも活かせます。
国内ではTOEFL®よりもTOEICの方が認知度が高く、試験内容も日常・ビジネスシーンであることから、国内での就職や転職で活かすことを考えればTOEICが適しています。しかし、外資系企業を目指す場合はTOEFL®もおすすめです。
留学を目的とする場合には、TOEICではなくTOEFL®を受ける必要があります。しかし、留学する際の英語力の証明として使用される試験は、TOEFL®の他にIELTSもあり、希望する教育機関によってどちらを受験すべきか異なります。既に留学したい教育機関が決まっている場合は、どちらを受け入れているか確認しましょう。これから検討するという方は「TOEFLとIELTSのどちらを受験すべき?試験の目的や内容・受けやすさ・難易度を比較」を参考に読んでみてください。
TOEICとTOEFL®の両方が、大学入試や単位取得に利用されています。ただし、TOEICに関してはSWよりもLRを活用している大学が多く、さらにLRとSWの両方のスコアを4技能試験の結果として活用している大学もあります。
参照:
https://www.iibc-global.org/toeic/official_data/univ_research.html
https://www.toefl-ibt.jp/dcms_media/other/score_report2018.pdf
どちらも大学入試や単位取得で活かしたい人には有用ですが、入学後に交換留学を検討している場合や、学科で英語を使用するのであれば、よりアカデミックな内容のTOEFL®の方が適しているでしょう。大切なのは今後の英語の使用目的が何かということです。TOEFL®の場合は、受験料も高額でパスポートも必須であるため、試験内容以外の部分も考慮して検討することをおすすめします。
趣味で受けたい人は、自分の試したいスキルをしっかり測定できる試験を受けましょう。日常的なシーンでの4技能を計測したいのであれば、TOEICのLRとSWの両方を受験するのもおすすめです。さらに、受験料や試験時間、また対策にどの程度時間をかけられるのかも含めて検討することが大切です。
TOEFL®とTOEICは別物の試験であるため、基本的にはそれぞれの対策が必要です。しかし、TOEFL®の方が難易度が高いため、TOEFL®対策をすることで、結果TOEICのスコアが上がる可能性もあります。その場合も、単語に関しては出題される範囲やジャンルが異なるので別途対策が必要でしょう。
さらに、TOEICは2技能の試験ですが、2技能のみを対策するよりも、4技能をバランス良く勉強している受験者の方がスコアが高いと調査により実証されています。
なぜなら、英語は4技能がお互いに結びついているからです。例えば、スピーキングではリンキングや発音、イントネーションを自分で声に出して体感することで、リスニングでそれらを聞き取れるようになります。特定のスキル(リスニングだけなど)を鍛えるよりも、4技能をバランス良く鍛えた方が良いのです。
TOEFL®とTOEICは、試験内容も目的も異なる試験なので、どちらを受験するか選びやすいと思います。どちらを受けるにせよ、目標スコアを取得するための近道は「4技能をバランス良く伸ばすこと」です!4技能の学習にプラスして、各試験にあった対策をしましょう。
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※TOEFL®はETSの登録商標です。このコンテンツは、ETSの検討を受けまたはその承認を得たものではありません。