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「TOEFLで満点を取ることは可能なの?」
「TOEFLの満点の難易度はどのくらい?」
「そもそもTOEFLの満点は何点?」
TOEFLについて調べると、このような疑問を持つ人も少なくありません。そこで本記事では、「TOEFLの満点」についての疑問にお答えします。さらに、TOEFLの難易度や他の試験との比較、日本人の平均スコアなどについても紹介します。
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TOEFLには、小中高の学生向けテスト以外に3種類あります。
それぞれ内容や目的、スコアも異なります。各試験の満点はいくつなのか、それぞれ解説していきます。
TOEFL iBTテストは、英語4技能を測る試験です。スコアは、各セクション30点満点で、総合スコアは120点満点です。そして、このスコアはCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)と連動しています。
CEFR | Reading (0–30) |
Listening (0–30) |
Speaking (0–30) |
Writing (0–30) |
Total (0–120) |
C2 | 29 | 28 | 28 | 29 | 114 |
C1 | 24 | 22 | 25 | 24 | 95 |
B2 | 18 | 17 | 20 | 17 | 72 |
B1 | 4 | 9 | 16 | 13 | 42 |
A2 | n/a | n/a | 10 | 7 | n/a |
出典: Comparing TOEFL iBT Scores to the CEFR 「Comparison Table」
スコア別の英語レベルは「【TOEFLスコア別】英語レベルを完全把握!得点アップの具体的なコツは?」で紹介しているので、参考にご覧ください。
TOEFL Essentilasも、英語4技能を測る試験です。スコアは、各セクションも総合スコアも「1〜12」で示されます。各セクションは1.0刻みですが、総合スコアは0.5刻みです。このスコアはCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)と連動しています。
CEFR level | Essentials 総合スコア(1-12) |
C2 | 12 |
C1 | 10.0-11.5 |
B2 | 8.0-9.5 |
B1 | 5.0-7.5 |
A2 | 3.0-4.5 |
A1 | 2.0-2.5 |
Below A1 | 1.0-1.5 |
引用:https://www.toefl-ibt.jp/test_takers/toefl-essentials/scores/
ITPは、Level1と2に分かれており「リスニング」「リーディング」「文章表現と文法知識」の3技能を測る試験です。(デジタル版のみ、オプションでスピーキングテスト追加可能)
正当数を換算したものが各セクションのスコアとなり、各セクションのスコアの合計を10倍して3で割り、四捨五入したものが合計得点となります。
Level 1(中級から上級まで)のスコア範囲
リスニング:31〜68
リーディング:41〜67
文章表現と文法知識:31〜68
総合:310〜677
Level 2(初級から中級まで)のスコア範囲
リスニング:20〜50
リーディング:20〜50
文章表現と文法知識:20〜50
総合:200〜500
ITPのテストスコアは、以下のようにCEFRに換算されます。
CEFR | TOEFL ITP |
C1 | 627 - 677 |
B2 | 543 - 626 |
B1 | 460 - 542 |
A2 | 337 - 459 |
引用:https://www.toefl-ibt.jp/toefl-itp/testtaker/about.html
試験で満点をとっても、受験する試験によって難易度が異なります。あくまでも目安にはなりますが、以下にCEFRを基準としたスコア比較を表にまとめました。
CEFR | ITP | Essentilas | iBT |
C2 | - | 12.0 | 114 |
C1 | 627 | 10.0-11.5 | 95 |
B2 | 547 | 8.0-9.5 | 72 |
B1 | 460 | 5.0-7.5 | 42 |
A2 | 337 | 3.0-4.5 | - |
iBTでは120点中114〜がC2とされていますが、Essentilasは12点、つまり満点をとる必要があります。さらに、ITPでは満点である677をとってもC1レベルです。そもそもITPは4技能を測る試験ではないため、自然とiBTとEssentilsの方が難易度は高くなります。
ここからはTOEFL iBTについて解説していきます。
CEFRを基準とした各試験のスコア換算表を作成しました。
CEFR | IELTS | TOEFL | 英検 | TOEIC S | TOEIC W | TOEIC L | TOEIC R |
C2 | 8.5〜9.0 | 114 | - | - | - | - | - |
C1 | 7.0〜8.0 | 95 | 1級 | 180〜 | 180〜 | 490〜 | 455〜 |
B2 | 5.5〜6.5 | 72 | 準1〜1級 | 160〜 | 150〜 | 400〜 | 385〜 |
B1 | 4.0〜5.0 | 42 | 2〜準1級 | 120〜 | 120〜 | 275〜 | 275〜 |
A2 | - | - | 準2〜2級 | 90〜 | 70〜 | 110〜 | 115〜 |
A1 | - | - | 3〜準2級 | 50〜 | 30〜 | 60〜 | 60〜 |
TOEFLと同様に、留学の際の「英語力の証明」として使用される試験にIELTSがあります。どちらもアカデミックな内容で4技能を測る試験ですが、TOEFLのスピーキングテストは、話す能力の他に「読む」「聞く」スキルも必要になるので、難易度はTOEFLの方が高いでしょう。
日本人がTOEFLで満点を取ることは可能なのか、平均スコアやスコア分布を元に解説していきます。
日本語を母語とする受験者と近隣国である韓国・中国の平均スコアは以下の通りです。
リーディング | リスニング | スピーキング | ライティング | 合計 | |
日本 | 19 | 19 | 17 | 18 | 74 |
韓国 | 22 | 22 | 21 | 21 | 87 |
中国 | 23 | 33 | 20 | 22 | 87 |
では、英語が母国語であるアメリカ、イギリス、オーストラリアの平均スコアを見てみましょう。
リーディング | リスニング | スピーキング | ライティング | 合計 | |
アメリカ | 23 | 24 | 23 | 23 | 93 |
イギリス | 24 | 26 | 25 | 24 | 98 |
オーストラリア | 23 | 25 | 23 | 23 | 94 |
近隣諸国と比較すると日本人の平均スコアは低いですが、実はネイティブスピーカーでも120点満点はおろか、100点を取ることも難しいのです。
Percentile Ranks for TOEFL iBT® Scores — Total Group (2021)の、Percentile
Rankを参考に、スコアとその取得率をグラフにしました。
Percentile Rankとは、そのスコアより下のスコアを取得している受験者が何%いるかを表しています。例えば、以下の場合はスコア116の場合、Percentile Rankは「99」なので、116以下のスコアの受験者が99%いることを表しています。つまり、スコア取得率は1%となります。
Scale Score | 30 | 29 |
Reading | 91 | 82 |
Listening | 92 | 83 |
Speaking | 98 | 96 |
Writing | 99 | 96 |
Total | 120 | 116 |
Percentile Rank | 100 | 99 |
スコア取得率 | - | 1% |
世界のスコア平均は「86」で、満点の取得率は1%未満であることがわかりました。
TOEFLの満点の取得率が1%未満と聞くと、難易度が非常に高く感じますよね。しかし、満点を目指す必要はなく、目的達成に必要なスコアを取得することが大切です。
では、どの程度のスコアが必要なのか目的別に紹介します。
コミュニティカレッジへの留学はハードルが低く、TOEFLのスコアがなくても入学できるカレッジもあります。TOEFLスコアが求められる場合は、50がおよその最低ラインだと思っておきましょう。
しかし、50は「初級レベル」のため授業がすべて英語であることを考えると、少なくとも「60」は目指しておきたいところです。60以上を取得できれば、選べるコミュニティカレッジの幅が広がります。
4年制大学への留学には、最低60は必要になります。70〜80が一般的なラインで、80以上のスコアが取得できれば、選択肢の幅が広がるでしょう。
60は高校卒業程度、70〜80は大学の講義をスムーズに理解するには難しいレベルで、80〜90は文章が長くなると混乱してしまうものの、基本的には講義も問題なく受けられるレベルです。
海外の大学院に進学する場合は、90以上、可能であれば100以上が目指すべきスコアとなります。100以上はネイティブに近いレベルで、英語で行われる授業にも難なく対応できるでしょう。
大学ランキングの上位に名を連ねるような難関大学を目指す場合は90〜100以上が目安となります。
ハーバード大学:104
ペンシルベニア大学:100
イェール大学:100
ワシントン大学:92
専門用語や複雑な構文などには理解が追いつかないケースもありますが、スコア90以上あれば、基本的に英語の授業にもついていけるでしょう。
満点レベルを狙うための勉強法を4つ紹介します。
TOEFLの勉強法については、「TOEFLの正しい勉強法と対策は?おすすめアプリや参考書も紹介」でも紹介しているので参考にしてください。
満点を取るにはネイティブ並の英語力が必要になります。そのため、とにかく多くの英文を読み聞きすることが大切です。
日常生活のありとあらゆるタイミングで英語を取り入れていきましょう。例えば、通勤や通学のスキマ時間で英語のポッドキャストを聞いたり、ニュースは英語で見聞きするなど、積極的に取り入れていくことで多読・多聴が可能になります。
辞書を引かなくても、資料や文献を読んだり聞いたりして、文脈から単語や表現の意味を理解する練習にもなります。多くの学術資料を読んだり聞いたりして、それらの関連性を見つけるようにしましょう。
シャドーイングは英語のプロである通訳育成のトレーニングでも実施されるなど、効果の高い勉強法です。英語の自然なイントネーションや単語と単語のつながり、そして発音を学ぶことで、フォーマルで自然な英語スピーチを身につけられます。
最初は英文を見ずに、耳から入ってきた音のみを頼りに行うので難しく感じるかもしれません。しかし、繰り返し行うことで、スムーズに英語が出てくるようになり、さらに、リスニングの練習にもなります。高得点を狙うのであれば取り入れたい勉強法のひとつです。
英語の「瞬発力」というのは、英語で即座に何かを答えるというものです。高得点を取るには、問題文を読んで、聞いて「即座に内容を理解し解答する」必要があります。これは独学で勉強しているだけでは、身につけるのが非常に困難なスキルです。瞬発力を鍛える方法として、独り言など日常生活で英語を使える部分は英語で全て行うという方法があります。
しかし、最適な方法は、英語がネイティブレベルで話せる人と会話することです。周りにそのような人がいない場合は、オンライン英会話サービスの受講がおすすめです。選んだトピック(物理学や心理学など)の学問的な領域に深く入り込んだ知的な会話をしましょう。
TOEFLにはそれぞれ決められた時間制限があります。英語力がどれほど高くても時間通りに解答できなければ、満点には結びつきません。時間管理能力を鍛えるために以下の練習方法がおすすめです。
TOEFLのスコア満点の難易度や、対策方法、満点の要否について解説しました。趣味でTOEFLを受験していて満点を目指しているという人以外は、希望する教育機関が求めているスコアを取得できれば留学できます。今回ご紹介した勉強方法などは、満点を目指していない方にも役立つものなので、ぜひ参考にしてください。
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