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「IELTSのバンドスコア7.5ってどのくらいのレベル?」
「勉強法を知りたい!」
海外への留学や就職でバンドスコア7.5を目標としている方も多いと思いますが、どのくらいのレベルなのか、勉強はどのようにすればいいのか分からないこともありますよね。
そこで本記事では、IELTSバンドスコア7.5のレベル(難易度)と対策方法について解説します。バンドスコア7.5が求められる場面や勉強法、TOEFLやTOEICとの換算表も紹介しますので、ぜひ参考にご覧ください。
※本記事では、主にIELTSアカデミックモジュールについて解説しています。
オンライン英会話ベストティーチャーのIELTS対策コースでは、IELTSを共同運営するIDPが監修した『オリジナル問題』を使ってレッスンを受けられます。1ヶ月強でスピーキングスコア5.5から7.5にアップした実績も!無料で体験可能なのでまずはお気軽にお試しください。
リーディングとリスニングは、それぞれ40問あり1問1点です。例えば40問正解で、バンドスコア9.0といったように、正答数がバンドスコアに換算されます。
スコア7.0
Reading (リーディング):30(アカデミック)/34(ジェネラル・トレーニング)
Listening (リスニング):30スコア8.0
Reading (リーディング):35(アカデミック)/38(ジェネラル・トレーニング)
Listening (リスニング):35引用:https://ieltsjp.com/japan/about/about-ielts/ielts-band-scores
7.5を達成するために必要な点数の平均正答数は明記されていませんが、7.0と
8.0の正答数から推測するに8割程度の正答数でしょう。
スピーキングとライティングに関しては、4つの評価基準がありそれに則って採点されます。詳しくは、IELTS7.5を取得するための勉強方法のパートで紹介します。
IELTSのスコアについては「IELTSスコアの仕組み!各スコアの英語レベルや留学の目安・換算表」でも解説しています。
2022年の受験者のデータによると日本人の平均バンドスコアはAcademic(アカデミック)も、General Training(ジェネラル・トレーニング)もオーバーオールの平均は5.9という結果でした。残念ながら6.5を下回ってしまっています。
<Academic(アカデミック)>
Writing:5.7
Speaking:5.5
Reading:6.1
Listening:6
Overall:5.9
<General Training(ジェネラル・トレーニング)>
Writing:5.7
Speaking:5.7
Reading:5.7
Listening:6
Overall:5.9
参照:https://www.ielts.org/for-researchers/test-statistics/test-taker-performance
IELTS 7.5を他の試験に換算するとどの程度なのか、TOEFL iBT、TOEIC、英検との換算をCEFRを基準で行い表にまとめました。それぞれ異なるタイプの試験なので目安ではありますが、参考にしてみてください。
CEFR | IELTS | TOEFL | 英検 | TOEIC SW | TOEIC LR |
C1 | 7.0〜8.0 | 95 | 1級 | Speaking 180〜 Writing 180〜 |
Listening 490〜 Reading 455〜 |
海外への大学進学を目指す場合は、IELTSスコア6.5 (アカデミック)が一般的に必要とされる最低ラインです。そのため、7.5を取得しておくと選択肢の幅も広がるでしょう。大学院を目指している人は特に7.5は目標として設定しておきたいスコアです。
・ハーバード教育大学院
・マサチューセッツ工科大学 (6.0〜7.5)
・オックスフォード大学サイード・ビジネススクール
上記はほんの一例ですが、7.5が求められる教育機関を紹介しました。どの機関がどれだけのスコアを求めているかは、https://www.ielts.org/about-ielts/who-accepts-ielts-scoresで検索できます。
外資企業で社内公用語が英語である場合や、日常業務で英語を良く使うという場合には、可能であれば8.0以上の取得を目指しましょう。7.5のレベルでは、状況によっては英語でのやりとりに誤解が生じる可能性もあります。日本企業などに対して「英語力のアピール」という点だけで言えば、十分に活かせるでしょう。
また、外務省の採用では、英語力のみで採用の可否を決めることはないとしてはいるものの、TOEFLまたはIELTSのスコアを提出することを推奨しており、優れたスコアは高い語学能力を示すものとして評価されると明記しています。
ただし、残念ながら日本国内では、IELTSは英検®︎やTOEICと比べるとさほど認知されていないため、人事担当者がIELTSを知らず英語力が伝わらない場合もあります。事前にTOEICや英検®︎に換算したスコアを把握しておくと良いでしょう。
*参照:外務省の採用に関するFAQ
移住(永住権の申請)には各国条件があり、ほとんどの場合、まずは就学/就労ビザで滞在し、滞在年数や条件を満たしてから永住権の申請が可能になります。IELTSのスコアも国によってさまざまですが、7.5が求められることはあまりありません。詳細な条件は、必ず希望する国の情報をウェブサイト等で直接確認しましょう。
必要となる勉強時間は、現在の英語力にもよりますがケンブリッジ大学英語検定機構のWebサイトによると、CEFR基準で1つ上のレベルの英語力を身につけるには「200時間」が必要だとされています。以下の表は目安ではありますが、現在IELTSのスコアが6.0だとすると、CEFRではB2のミドルレベルです。よって、CEFRのC1のミドルレベルに位置する7.5を取得するためには200時間が必要となります。
CEFR | IELTS | TOEFL | 英検 | TOEIC SW | TOEIC LR |
C2 | 8.5〜9.0 | 114 | - | - | - |
C1 | 7.0〜8.0 | 95 | 1級 | Speaking 180〜 Writing 180〜 |
Listening 490〜 Reading 455〜 |
B2 | 5.5〜6.5 | 72 | 準1〜1級 | Speaking 160〜 Writing 150〜 |
Listening 400〜 Reading 385〜 |
B1 | 4.0〜5.0 | 42 | 2〜準1級 | Speaking 120〜 Writing 120〜 |
Listening 275〜 Reading 275〜 |
A2 | - | - | 準2〜2級 | Speaking 90〜 Writing 70〜 |
Listening 110〜 Reading 115〜 |
A1 | - | - | 3〜準2級 | Speaking 50〜 Writing 30〜 |
Listening 60〜 Reading 60〜 |
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リーディングで7.5を取るための平均正答数は公表されていませんが、「7.0」で30問(アカデミック)/34問(ジェネラル・トレーニング)、「8.0」で35問(アカデミック)/38問(ジェネラル・トレーニング)とされているため、概ね8割の正答数で7.5になると推測されます。
7.5を取得するためには、すべての問題を解くための時間を確保する必要があります。そのためにも文章を端から端まで読まずに要点や情報を得る「スキミング」と「スキャニング」スキルの練習をしましょう。
IELTS教材を優先すべきですが、さまざまなリーディング教材を使うのもおすすめです。
リーディング対策(アカデミック)は「IELTS超基本リーディング対策:スコアを短期間で上げる3つのコツ」でも紹介しています。
リスニングで7.5を取るための平均正答数は公表されていませんが、7.0で30問、8.0で35問とされているため、概ね8割の正答数で7.5になると推測されます。
4つのパートで構成されていて各10問ずつ出題されますが、最初の2つのセクションは話し手も少なく、日常生活に関わるトピックなので比較的容易です。スペルミスなどのケアレスミスに気をつけて確実に得点を稼ぎましょう。
そして、3つ目のセクションは話者が2〜4名登場します。7.5を取るためには、日頃から異なるアクセント(イギリス、アメリカ、オーストラリア)かつ、複数の話者がいるリスニング音源を聞いて、誰がいつ話しているのか理解する練習をしましょう。
リスニングの詳しい問題形式などは、「IELTSリスニング対策と勉強方法:問題形式を知りスコアアップするコツ3つ」で紹介しています。
ライティングには4つの評価基準が設けられ、複数の採点官が採点を行います。
スコア7.5を取得するためには、それぞれ以下の勉強方法や対策が有効です。
タスク1、タスク2、合わせて1時間以内に2つのライティングタスクを終わらせる必要があります。タスク1は150語以上、タスク2は250語以上が条件なので、時間を計って英作文の練習をしましょう。
さまざまな単語やフレーズ、同義語、導入リンカーを使いこなせるようになりましょう。様々な種類の資料を読んだり聞いたりして語彙を増やしたり、辞書や専門の先生や教授に聞く方法もおすすめです。
タスク1は「Introduction→Ovarall→Body paragraph」、タスク2は「Introduction→Body paragraph→Conclution」と適切に構成し、与えられた質問/タスクに答えることが大切です。
そのためにも、タスクを注意深く読み、適切に構成する練習をしましょう。 IELTSに精通した専門家にアドバイスをもらったり、テストのサンプルエッセイをチェックするのもおすすめです。
スペルミスが多いと7.5は取れません。不安な単語や難しい単語のスペルを何度も練習しましょう。そして、7.5を取るには様々な文型(passive, if-sentences, relative clauses, even though, despite...)を使用する必要があります。
詳しいライティング対策(アカデミック)は「IELTSライティング対策と勉強法:Task1とTask2それぞれ解説」で解説しています。
なお、ライティングタスクの評価基準は以下より確認できます。
スピーキングには4つの評価基準が設けられ、複数の採点官が採点を行います。
スコア7.5を取得するためには、それぞれ以下の勉強方法や対策が有効です。
答えをきちんと整理して、聞かれた質問に対して明確に答えることが大切です。「直接的な回答→説明→例や詳細」で終わらせるイメージです。さまざまなトピックについて考え、回答に役立ちそうなアイディアを書き出しておきましょう。「間」「ためらい」「考える時間」にも注意が必要です。
同義語、異なる単語やフレーズ、リンカー・リンクワード、導入フレーズに特に注意を払う必要があります。日頃から”additionally”, “in addition”, “besides”, “what's more”などを使って話す練習をしましょう。
集中力を持続させ、テーマから外れないように意識しましょう。適切なアドバイスをしてくれる人と一緒に様々なトピックを考え、練習することをおすすめします。
7.5を取るには、文法と文型に関して多くの間違いは許されません。できるだけ頻繁に文法を復習しましょう。
スピーキング対策については「IELTSスピーキング:スコアアップ対策とコツ!【問題例文・解答例付】」でも解説しています。
また、スピーキングタスクの評価基準は以下より確認できます。
オンライン英会話ベストティーチャーのIELTS対策コースを利用して、IELTS7.5を取得した生徒の体験談を紹介します。
対策スクールを探した理由
IELTSの学習を始めて5カ月間、スピーキングのスコアがずっと5.5~6.0のままで焦りを感じていた。
学習方法
オーバーラッピング やシャドーイングは自宅で、添削で指摘された部分については、スキマ時間を活用して取り組み、コツコツと読む、聞く、書く、話すを続けた。
結果
ベストティーチャーで1カ月強学習し、スピーキングスコアが7.5までアップ。他のパートも「R8.0、L6.5、W7.0」で「オーバーオール7.5」を達成し、無事に希望のスクールから無条件合格を獲得した。
詳しい体験談は、こちらからご覧いただけます。
IELTSのスコア7.5は、留学を検討するのであれば目標としたいスコアです。しかし、日本人の平均スコア5.9から考えると少々難しいと感じますよね。基本的な対策方法はどのスコアも変わりませんが、スコア7.5を目指す場合は、できる限り文法や文型のミスを減らすことが大切です。さらに、スキミングやスキャニングなど時間内に全てを解き終えるテクニックも必要になります。7.5を目指して頑張りましょう!
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