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「IELTSの満点は何点?」
「IELTSのリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの採点方法を知りたい」
IELTSはバンドスコアという独自の合格基準スコアを採用していて、採点方法もリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングでそれぞれ異なります。この記事では、IELTSの満点は何点なのか、リスニング、リスニング、ライティング、スピーキングそれぞれの採点方法ついてわかりやすく解説します。
また、IELTSバンドスコアの英語レベルや目的別に必要なスコアについても合わせてご紹介します。
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IELTSのテスト結果には合格、不合格はなく、「バンドスコア」と呼ばれる1.0から9.0のスコアで示されます。IELTSで出題される4つのスキル(リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング)のそれぞれに、最低1.0から満点である9.0までの評価でスコアがつけられます。それぞれのスキルで与えられたバンドスコアの平均値が、総合評価となる「オーバーオール・バンドスコア」としてつけられ、こちらも1.0の最低値から9.0が満点として示されます。
目標スコアを達成するためにもIELTSの採点方法を把握しておくことが重要なため、次で詳しく解説します。
IELTSの採点方法はリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの各技能に採点基準が決められています。それぞれの採点方法について説明します。
リスニングでは合計40問出題され、一度だけ再生される音声を聞いて設問に回答します。正誤問題なので、正解するごとに1点加算され、合計点でバンドスコアが決まります。23〜25問正解すると、リスニングバンドスコアは6.0が与えられ、7.0以上を目指す場合は最低でも30問以上正解する必要があります。39〜40問正解で、満点の9.0がつけられます。IELTSでは「アカデミック」と「ジェネラル」の2つの試験がありますが、リスニングでは同じ問題が出題されるため、採点方法も同じ基準です。
リーディングも全40問あり、正誤問題なので正解するごとに1点加算され、合計点でバンドスコアが決まります。ただし、「アカデミック」と「ジェネラル」で出題される問題が異なるため、特定のバンドスコアを達成するために必要となる正解数も変わります。アカデミックは学術的な問題が出題されるため、比較的難易度が高いと言われており、23〜26問正解すると、リーディングバンドスコアは6.0が与えられます。一方、ジェネラルは日常的な問題が主軸となるため、アカデミックと比較して難易度は下がります。そのため、6.0以上を獲得するためには、30問以上の正解数が必要です。アカデミックでは39〜40問正解するとリーディングバンドスコアの満点である9.0が獲得できますが、ジェネラルでは全問正解する必要があり、1問でも落とすとバンドスコアにも影響するため、慎重に回答をする必要があります。
ライティングでは2つのタスクが与えられ、それぞれが以下の4つの採点基準に基づき評価されます。タスク1はアカデミックとジェネラルで問題が異なりますが、タスク2は同じ課題です。
【ライティングタスク1】
アカデミック:図表、グラフ、地図などを描写する問題で、150単語以上で回答
ジェネラル:手紙を書く問題で150単語以上で作成
採点基準 | 詳細 |
課題の達成度 | 課題の要件を満たしているか、回答に詳細な説明が含まれているか |
一貫性とまとまり | 段落分けが適切にできているか、違和感なく接続詞が使えているか |
語彙力 | 幅広い語彙を自然に使用できているか |
文法知識と正確さ | 様々な構文を柔軟に適切に使いこなすことができるか |
【ライティングタスク2】
エッセイ形式の課題で250単語以上で回答
採点基準 | 詳細 |
課題への回答 | 課題の達成度、回答に詳細な裏付けを提示しているか |
一貫性とまとまり | 段落分けが適切にできているか、違和感なく接続詞が使えているか |
語彙力 | 幅広い語彙を自然に使用できているか |
文法知識と正確さ | 様々な構文を柔軟に適切に使いこなすことができるか |
上記4つの項目で与えられたスコアの平均点がライティングバンドスコアになります。一貫性と質を保証するために、最低で3年の英語教師としての経験があり、充分な研修を受けた資格のあるIELTS試験官によって採点されます。
ライティングタスクのより詳細な内容は「IELTSライティング対策と勉強法:Task1とTask2それぞれ解説」の記事をご確認ください。
スピーキングの採点基準は「流暢性と論理一貫性」「発音」「文法の幅広さと正確さ」「語彙」の4つがあり、詳細は以下です。
採点基準 | 詳細 |
流暢性と論理一貫性 | 話すスピードや間の取り方が自然であるか、接続副詞を適切に使えているか、内容が論理的に整理されているか |
発音 | 単語やフレーズの発音が理解しやすく、アクセントやイントネーションが適切か |
文法の幅広さと正確さ | 文法構造の使い方が正確で、幅広い文法形式を適切に使いこなせているか |
語彙 | 適切な語彙を自然に使っているか、表現が多様で正確かどうか |
IELTSスピーキングは面接官と1対1で行われ、対面、またはビデオコールを通して実施されます。ライティングと同様にIELTSの資格を持った試験官が評価基準に基づいて採点します。IELTSは国際試験のため、アクセントそのものは減点対象にはなりませんが、発音が正確であること、相手が容易に理解できるか、などが問われます。また、黙り込むことなく、ある程度の長さで内容を整理して、テンポよく話せるか、など流暢性が重要視されます。
より詳しいスピーキングの内容は「IELTSスピーキング:スコアアップ対策とコツ!【問題例文・解答例付】」からご確認ください。
IELTSバンドスコアには英語レベルの目安が設定されています。それぞれのバンドスコアに必要な英語レベルについて解説します。
バンドスコア9.0はネイティブスピーカーでも取得することが難しいと言われており、達成できた受験者は、ネイティブスピーカーと同等のレベルで自由自在に英語を使いせると評価されます。英語を適切で正確かつ流暢に使用できるだけでなく、IELTSの採点基準も正しく把握していると言えます。また、日常英語だけでなく、ビジネス英語やアカデミックな内容も不自由なく理解でき、シーンによって意識的に英語を使い分けることができる能力があります。
バンドスコア8.0を取得した受験者は限りなくネイディブスピーカーに近い英語力を持っています。時折、使い方を誤ったり不正確な面がみられるものの、ほぼ完璧に近いレベルで英語を使いこなせます。慣れない環境や状況では理解に困難が生じる場合もありますが、複雑な議論もうまくこなすことができ、学術的な内容も難なく理解できるレベルと言えるでしょう。
バンドスコア7.0は、状況によってミスを起こす場合がありますが、基本的には複雑な言い回しや表現にも対応でき、詳細な理由を理解できるレベルです。大学の学部や大学院のプログラム、プロフェッショナルな環境でのコミュニケーションにおいても十分に英語を使いこなし、自分の意見や考えを論理的に展開できる能力があると言えます。
バンドスコア6.0は、不正確な表現、誤解も発生する場合がありますが、概ね十分な英語力を持っているレベルと評価されます。慣れた状況や内容の会話であれば、複雑な言い回し、表現も使いこなせますが、専門的な場面ではさらなる練習が必要な場合もあります。
バンドスコア5.0を持つ人は、基本的なコミュニケーションが可能で、日常的な状況において自分の意思を伝えたり、自分の専門分野では難なく会話ができます。ただし、複雑な文法や語彙を用いる際にはミスが多く、理解力や表現力は限定的です。特に、ネイティブスピードの英語や専門外のアカデミックな内容には対応が難しいことが多いです。
バンドスコア4.0は、基本的な日常会話や簡単な状況でのコミュニケーションが可能ですが、語彙や文法の範囲には限りがあります。日常的な話題についての簡単なやり取りはできるものの、複雑な文章や専門的な内容の理解には困難を感じます。また、発音や流暢さにおいても課題があり、場合によっては誤解を生じたり、伝わりづらいこともあります。
バンドスコア3.0以下は、非常に基本的な英語能力を有していますが、このスコアを持つ人は、語彙や文法の知識が限定的なため、極めてシンプルなやりとりのみ理解できます。短いフレーズや単語で意思を伝えることはできますが、ネイティブの会話になると聞き取れなかったり、会話を続けるのは困難なレベルです。
上記の目安から、バンドスコア2.0以下に関しては省略します。
2022年日本のIELTS受験者のオーバーオール平均スコアは以下の通りです。
アカデミック:5.5〜6.0
ジェネラル:5.5〜6.0
オーバーオールスコア7.0が取得できた場合、留学の選択肢がかなり広がりますが、日本人で7.0を超える受験者の割合は一桁に止まり、少数派です。
日本人でも日本語能力試験(JLPT)のN1レベルや漢検1級を取ることは簡単ではないことと同様に、バンドスコア満点を指す9.0は、ネイティブスピーカーでも取れる人はそう多くありません。その理由として、文法問題で間違える人が多いからです。IELTSは流暢であることより、正しく英語が使えているかを評価する試験です。英語力だけではなく、4技能バランスよく堪能であること、試験形式や評価基準を理解していること、また、アカデミックを受験する場合、学術的な内容に対応できるスキルが必要とされます。
IELTSを受験する目的のほとんどが「海外大学への留学」「英語圏への移住や就職」「国内大学の入試」であるため、IELTSオーバーオール・バンドスコア満点の9.0まで求められることはほぼありません。次に、各目的に必要とされるIELTSスコアの目安について解説します。
IELTSのスコアを海外の大学進学で使う場合は「アカデミック」を受験します。留学する国や出願先の教育機関によって必要なスコアは異なりますが、目安として、大学進学は6.0〜6.5、大学院留学は6.5〜7.5が必要とされる場合が多いです。
IELTSのスコアを英語圏への移住や就職に使う場合は「ジェネラル」を受験します。移住する国や、職業、ビザの種類などによって必要なスコアは異なりますが、概ね4.0〜6.5以上を求められることが多いです。
国内大学の一般選抜でIELTSスコアを活用できる割合は82%に上がっており、受験する大学や学部、出願方法によって必要なスコアは異なりますが、4.0以上から優遇を受けられる大学も多くあります。また、活用できる教育機関は今後も増えていくと予想されています。IELTSには合格、不合格がなく、受験をすれば必ずスコアがもらえるため、大学入試を検討している人は受験しておくと良いでしょう。
IELTSの対策を独学で進めていると、「自分の書いた文章が正しいかどうか自信が持てない」「発音やイントネーションが合っているか不安になる」といった多くの悩みにぶつかります。そのため、IELTS対策にはIELTSに特化したオンライン英会話を活用することをおすすめします。
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IELTSの満点は何点か?バンドスコアが示すレベルの目安と採点方法を解説しました。
IELTSは4つの技能を評価する試験で、それぞれの技能は1.0から9.0のバンドスコアで示されます。総合評価としてオーバーオール・バンドスコアが与えられ、こちらも9.0が満点です。ただ、必ずしも満点を取る必要はなく、自分の目的を達成させるために必要なスコアを目標として設定することが大切です。
自分が今どの程度のレベルにいるのか、苦手分野や、目標達成をするために必要な対策など、独学では取り組みが難しい部分もあります。そのため、IELTSに精通している人にアドバイスをもらいながら学習を進めることも重要なため、スクールやオンラインの対策コースも併せて検討しましょう。
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