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2026年1月21日から、TOEFL iBT®のスピーキングセクションに新しく「Take an Interview」が導入されました。
Take an Interviewは、インタビュー形式で出される4つの質問に、それぞれ45秒以内に英語で答える問題です。
「どのような質問が出るの?」「45秒で何を話せばいい?」「高得点を取るにはどうすればいい?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
Take an Interviewでは、質問を聞いてすぐに答えを考え、自分の経験や意見を英語でわかりやすく伝える力が求められます。ただ質問に答えるだけでなく、理由や具体例を加えて詳しく説明することが大切です。
この記事では、Take an Interviewの出題形式や採点基準、4問の例題と回答例、45秒以内で答えるコツ、効果的な練習方法を詳しく解説します。
目次
Take an Interviewは、TOEFL iBT®のスピーキングセクションで出題される問題の1つです。録音されたインタビュアーの質問を聞き、自分の経験や意見を英語で答えます。
まずは、問題数や回答時間、質問の内容を確認しておきましょう。
2026年1月21日から導入された新形式のTOEFL iBT®では、Speakingセクションが「Listen and Repeat」と「Take an Interview」の2種類のタスクで構成されています。
Take an Interviewの基本情報は、以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
| 出題形式 | インタビュー形式 |
| 問題数 | 4問 |
| 回答時間 | 各45秒以内 |
| 準備時間 | なし |
| 質問内容 | 1つのテーマに関連する経験や意見など |
| 回答方法 | 質問を聞き、マイクに向かって英語で答える |
TOEFL iBT®のSpeakingセクション全体は、11問・約8分です。そのうちTake an Interviewでは4問が出題され、各質問に45秒以内で答えます。
Take an Interviewの大きな特徴は、回答を考えるための準備時間がないことです。質問を聞き終えると回答時間が始まるため、瞬時に何を話すか考え、英語で答える必要があります。
なお、インタビュー形式ではありますが、実際に試験官と会話するわけではありません。画面に表示される試験官(インタビュアー)の録画ビデオ(またはアニメーションと音声)が話す質問に対して、マイクに向かって直接回答していく形式です。
Take an Interviewでは、大学生活や学習に関連したテーマを中心に、自分の経験や意見を尋ねる質問が出題されます。
ETSの公式情報では、奨学金への応募や調査研究への参加などが、インタビューの想定場面として紹介されています。
特定の分野に関する専門知識よりも、身近なテーマについて自分の考えを英語で説明する力が求められます。
たとえば、以下のような質問が考えられます。
| 質問の種類 | 質問例 |
| 経験 | Have you ever taken an online class? (オンライン授業を受けたことがありますか?) |
| 好み・選択 | Do you prefer studying alone or with others? (1人で勉強するのと、ほかの人と勉強するのでは、どちらが好きですか?) |
| 意見 | Do you think students should have part-time jobs? (学生はアルバイトをするべきだと思いますか?) |
| 提案 | How can universities help students learn better? (大学は学生の学習をどのように支援できると思いますか?) |
※いずれも出題形式を参考に作成したオリジナルの練習問題です。
4問は共通のテーマに沿って出題されます。自分の経験について聞かれる場合もあれば、あるテーマについて意見や理由を求められる場合もあります。
ただし、質問の種類や出題順序が決まっているわけではありません。
どのような質問が出ても、自分の経験や意見を英語で説明できるように練習しておきましょう。
TOEFL iBT®のSpeakingセクションには、Take an Interviewのほかに「Listen and Repeat」というタスクがあります。
Listen and Repeatは、聞こえた英文をそのまま繰り返す問題です。どちらも声に出して回答する問題ですが、求められる力は異なります。
| 項目 | Listen and Repeat | Take an Interview |
| 問題数 | 7問 | 4問 |
| 回答内容 | 聞いた英文を繰り返す | 質問に自分の言葉で答える |
| 主に求められる力 | 英文を聞き取り、 正確に繰り返す力 |
自分の考えをまとめ、 英語で説明する力 |
| 対策の中心 | 英文の聞き取りと復唱 | 質問に対して 自分の言葉で答える練習 |
Listen and Repeatでは、聞いた英文をどれだけ正確に再現できるかが重要です。
一方、Take an Interviewには決まった正解の文章がありません。質問に合った内容を、自分の言葉でわかりやすく伝えることが求められます。
Listen and Repeatの出題形式や練習方法については、「TOEFL iBT® Listen and Repeat 対策|例題・採点基準と練習方法を解説」で詳しく解説しています。
Take an Interviewでは、質問に合った答えができているかだけでなく、説明のわかりやすさ、話すときの流暢さ、発音、文法、語彙なども評価されます。
ETSは、Take an Interview専用の採点基準「Speaking Scoring Guide」を公開しています。
どのような回答が高く評価されるのかを知っておくと、練習で意識すべきポイントも明確になります。
ETSの公式採点基準では、Take an Interviewの各回答を0〜5の6段階で評価します。
| スコア | 評価基準の概要 |
| 5 | ・質問に十分に答え、内容も充実している ・自然なペースで流暢に話し、適切な文法や豊富な語彙を使って、考えを明確に伝えられる |
| 4 | ・質問に適切に答え、内容もおおむね明確に伝えられている ・多少の言いよどみや文法・語彙の誤りはあるものの、全体として理解しやすい |
| 3 | ・質問には答えているが、説明が十分ではない部分がある ・話の途中で長く止まったり、文法や語彙の問題によって意味が伝わりにくくなったりすることがある |
| 2 | ・質問に関連する内容は話しているものの、説明が不足しており、何を伝えたいのかわかりにくい |
| 1 | ・質問との関連が弱く、単語や短い表現での回答が中心となっている ・話している内容の多くが理解しにくい |
| 0 | ・無回答、理解できない回答、英語以外での回答、質問と無関係な回答など |
なお、ここで紹介した0〜5のスコアは、Take an Interviewの個々の回答に対する評価です。Speakingセクション全体で報告される1.0〜6.0のバンドスコアとは異なります。
Speakingセクション全体のスコアは複数の問題の評価をもとに算出されるため、1問の出来だけで決まるわけではありません。
ETSの採点基準を踏まえると、Take an Interviewでは次の4つを意識することが大切です。
たとえば、「オンライン授業と対面授業のどちらが好きですか?」と聞かれたとします。
これだけでも質問には答えていますが、なぜそう思うのかは伝わりません。
オンライン授業を好む理由や、自分の経験を付け加えることで、考えがより明確に伝わります。
速く話せば高く評価されるわけではありません。
考えるために少し間を取ることは問題ありませんが、何度も長く止まってしまうと、話の内容が伝わりにくくなります。
無理に速く話そうとせず、落ち着いたペースで話すことを心がけましょう。
ネイティブスピーカーと同じような発音を目指す必要はありません。
大切なのは、聞き手が話の内容を理解できることです。
単語を正しく発音するだけでなく、強調する部分や、文をどこで区切るかにも注意しましょう。
難しい単語を無理に使うよりも、自分が使い慣れた表現で正確に説明することが大切です。
たとえば、理由を説明するときにはbecause、具体例を挙げるときにはFor exampleといった表現が役立ちます。
基本的な表現を正しく使えるようになったら、同じ単語の繰り返しを減らしたり、異なる文型を使ったりして、表現の幅を広げていきましょう。
ここからは、Take an Interviewを想定した例題を使って、実際の答え方を確認していきましょう。
今回は「大学でのオンライン授業」をテーマに、経験・好み・意見・提案に関する4つの質問を用意しました。
いずれも記事用に作成したオリジナルの練習問題です。ETSの公式問題ではありませんが、45秒以内で答える練習に活用できます。
まずは回答例を見ずに、自分ならどう答えるか考えてみてください。
質問
Have you ever taken an online class? What was your experience like?
(オンライン授業を受けたことがありますか?どのような経験でしたか?)
この質問では、オンライン授業を受けた経験について説明します。
まずは経験があるかどうかを答え、そのあとに具体的な出来事や感想を加えると、話をまとめやすくなります。
回答例
日本語訳
回答のポイント
この回答では、次の順番で経験を説明しています。
「オンライン授業を受けたことがあります」と答えるだけでなく、授業中の出来事や感想まで説明している点がポイントです。
オンライン授業を受けたことがない場合は、無理に経験があると答える必要はありません。
このように答えたあと、受けてみたい授業や、その理由を話すこともできます。
質問
Do you prefer online classes or in-person classes? Why?
(オンライン授業と対面授業のどちらが好きですか?その理由も教えてください。)
このように2つの選択肢から選ぶ質問では、まずどちらが好きなのかを明確に伝えましょう。
そのあとで、なぜそう思うのかを説明します。
回答例
日本語訳
私は対面授業のほうが好きです。先生やクラスメートと直接コミュニケーションを取りやすいからです。たとえば、わからないことがあれば、その場ですぐに質問できます。また、グループ活動でほかの学生と意見を交換するのも好きです。オンライン授業は大学に通う必要がないので便利ですが、自宅では集中しにくいと感じることもあります。こうした理由から、特に難しい科目を勉強するときは、対面授業のほうが自分に合っていると思います。
回答のポイント
この回答では、最初に対面授業が好きだと伝え、その理由として「先生やクラスメートとコミュニケーションを取りやすいこと」を挙げています。
さらに、わからないことをすぐに質問できることや、グループ活動で意見を交換できることを具体例として説明しています。
後半ではオンライン授業の利点にも触れていますが、必ずしも両方の選択肢について話す必要はありません。
45秒という制限時間を考えると、理由を1つに絞り、その理由を具体的に説明する方法も効果的です。
複数の理由が思いつかなくても、無理に増やす必要はありません。
質問
Do you think universities should offer more online classes? Why or why not?
(大学はオンライン授業をもっと増やすべきだと思いますか?その理由も教えてください。)
この質問では、自分の好みではなく、大学がオンライン授業を増やすことについてどう思うかを尋ねています。
賛成でも反対でも構いません。自分が説明しやすい立場を選び、その理由を伝えましょう。
回答例
日本語訳
はい、大学はオンライン授業をもっと増やすべきだと思います。学生が自分の予定に合わせて授業を受けやすくなるからです。アルバイトをしている学生や、大学から遠い場所に住んでいる学生にとっては、すべての授業に対面で参加するのは難しい場合があります。たとえば、大学までの移動に2時間かかる学生なら、その時間を勉強や休息に使えます。もちろん、科学実験など、対面で行う必要がある授業もあります。それでも、オンライン授業の選択肢が増えれば、学生は自分の時間をより有効に使えると思います。
回答のポイント
この回答では、オンライン授業を増やすことに賛成する理由として、「学生によって生活スケジュールが異なること」を挙げています。
単に「便利だから」と答えるのではなく、アルバイトや通学時間などの具体的な状況を説明しているため、意見の理由が伝わりやすくなっています。
また、「すべての授業をオンラインにするべき」と主張しているわけではありません。科学実験のように対面で行う必要がある授業にも触れ、現実的な意見にまとめています。
ただし、45秒以内で答えるのが難しい場合は、反対の立場への言及を省略しても構いません。
まずは、自分の意見とその理由を十分に説明することを優先しましょう。
質問
How could universities improve online classes in the future?
(大学は今後、オンライン授業をどのように改善できると思いますか?)
この質問では、オンライン授業について感想を述べるだけでなく、改善するための具体的な方法を提案します。
「何を改善するべきか」と「改善によってどのような効果が期待できるか」を説明すると、考えが伝わりやすくなります。
回答例
日本語訳
大学は、学生が積極的に参加できる授業を増やすことで、オンライン授業を改善できると思います。オンライン授業の中には、学生が先生の話を聞くだけのものもあり、集中力が続かなくなることがあります。改善策の1つは、授業中にグループディスカッションや短い活動をもっと取り入れることです。たとえば、学生がオンライン上で少人数のグループに分かれ、協力して問題を解く活動などが考えられます。そうすれば、学生が発言したり、自分の意見を共有したりする機会が増えるでしょう。こうした工夫によってオンライン授業がより興味深いものになり、学生も積極的に学習できると思います。
回答のポイント
この回答では、最初に「学生が積極的に参加できる授業にする」という提案を述べています。
続いて、現在の問題点、具体的な改善方法、期待できる効果を順番に説明しています。
改善方法を提案する質問では、以下のような表現が役立ちます。
改善策をいくつも挙げるよりも、1つの提案について「なぜ必要なのか」「どのような効果があるのか」を具体的に説明することを意識しましょう。
なお、今回紹介した4つの回答例は、いずれも練習用に作成したものです。ETSが採点した模範解答ではなく、特定のスコアを保証するものではありません。
また、話す速さによって時間内にどれだけの分量を話せるかが変わります。実際に声に出してみて、45秒間話し続けるのに十分な長さの回答になっているか確認しましょう。
Take an Interviewでは、質問を聞いたあとに回答を考えるための準備時間がありません。そのため、何を話せばよいかわからず、回答の途中で言葉に詰まってしまうこともあるでしょう。
45秒間話し続けるためには、最初に自分の考えを伝え、理由や具体例を加えながら話を広げていくことが大切です。ただし、無理に45秒間を埋めるのではなく、質問に合った内容を十分に説明することを意識しましょう。
ここでは、途中で話が止まらないようにするための4つのコツを紹介します。
まずは、質問に対する答えを最初の1文で伝えましょう。
たとえば、次のような質問が出たとします。
Do you prefer studying alone or with others?
(1人で勉強するのと、ほかの人と勉強するのでは、どちらが好きですか?)
この場合、次のように答えます。
I prefer studying alone because I can concentrate better.
(私は1人で勉強するほうが好きです。より集中できるからです。)
この1文だけで、どちらが好きなのか、なぜそう思うのかを伝えられます。また、最初に答えを決めておくことで、そのあとの説明も考えやすくなります。
一方、Well, I think both ways are good, and it depends on the situation...(どちらもよいと思いますし、状況によるのですが……)というように話し始めると、自分の考えをはっきり伝えるまでに時間がかかります。
もちろん、両方の選択肢について説明しても問題ありません。ただし、話し続けるためには、最初に自分の考えを明確にし、その理由を詳しく説明していく方法がおすすめです。
質問に答えたあと、話すことがなくなってしまう場合は、理由や具体例を加えてみましょう。
先ほどの質問に対して、次のように答えたとします。
短い回答
I prefer studying alone because I can concentrate better.
(私は1人で勉強するほうが好きです。より集中できるからです。)
これでも質問には答えていますが、なぜ1人のほうが集中できるのかは説明されていません。
そこで、実際に勉強する場面を付け加えてみましょう。
改善した回答
I prefer studying alone because I can concentrate better. When I study with my friends, we sometimes start talking about other things. However, when I'm alone, I can focus on my work and finish it faster. For example, I usually study by myself when I prepare for important exams.
日本語訳
私は1人で勉強するほうが好きです。より集中できるからです。友達と一緒に勉強すると、勉強とは関係のない話を始めてしまうことがあります。しかし、1人なら勉強に集中でき、早く終わらせることができます。たとえば、大切な試験の準備をするときは、たいてい1人で勉強しています。
最初の回答に比べて、1人で勉強する理由が具体的になり、より長く話せるようになりました。
回答を広げたいときは、次のような点を考えてみてください。
特に、理由が1つしか思いつかない場合は、無理に別の理由を探す必要はありません。1つの理由について詳しく説明することで、話す内容を増やせます。
45秒間話し続けるためには、意見・理由・具体例などを自然につなげることも大切です。
話の続きを考えているときに、どのように次の文を始めればよいかわからず、言葉が止まってしまうこともあるでしょう。
そのような場合は、以下の基本的な英語表現が役立ちます。
| 役割 | 英語表現 | 日本語の意味 |
| 意見を述べる | I think... | 私は〜と思います |
| 好みを伝える | I prefer... | 私は〜のほうが好きです |
| 理由を述べる | One reason is that... | 理由の1つは〜です |
| 具体例を挙げる | For example,... | たとえば〜 |
| 経験を伝える | In my experience,... | 私の経験では〜 |
| 結果を説明する | As a result,... | その結果〜 |
| 提案する | One solution would be to... | 解決策の1つは〜することです |
これらの表現を使うと、次のように回答を広げられます。
回答例
日本語訳
学生は定期的に運動するべきだと思います。理由の1つは、運動がストレス解消に役立つからです。たとえば、私は勉強のあとによく短い散歩をします。そうすると、気持ちが落ち着くことが多いです。
このような表現を覚えておくと、次の文をどのように始めるか迷いにくくなり、話を続けやすくなります。ただし、話す時間を延ばすためだけに、つなぎの表現を何度も繰り返すのは避けましょう。
大切なのは、覚えた表現を使いながら、質問に関連する説明を少しずつ加えていくことです。
回答中に使いたい英単語が思い浮かばず、話が止まってしまうこともあるでしょう。
そのようなときは、難しい単語を思い出そうとするのではなく、知っている単語を使って言い換えてみましょう。
たとえば、「通学時間」を表すcommuting timeが思い浮かばなければ、次のように説明できます。
the time it takes to get to school(学校へ行くのにかかる時間)
また、「集中力を維持する」という意味のmaintain concentrationが出てこなければ、stay focused(集中し続ける)と言い換えられます。
このように、難しい単語を知らなくても、別の表現で伝えられることは多くあります。
もちろん、文法や語彙の正確さも採点対象です。しかし、適切な単語を探そうとして長く黙ってしまうよりも、知っている表現で説明を続けたほうがよい場合もあります。
45秒間話し続けるためには、言葉に詰まっても別の言い方に切り替えられることが大切です。普段の練習から、知らない単語を別の言葉で説明し、途中で止まらずに話す練習も取り入れてみましょう。
Take an Interviewでは、質問を聞いてすぐに英語で答える力が必要です。
しかし、最初から45秒以内でまとまった回答を話そうとしても、何を言えばよいかわからず、途中で止まってしまうことがあります。
そのような場合は、まず英文を書いて内容を整理し、少しずつ時間制限のあるスピーキング練習に進む方法がおすすめです。
ここでは、WritingとSpeakingを組み合わせた4つの練習ステップを紹介します。
最初は、質問に対する答えを英文で書いてみましょう。
たとえば、次の質問がされたとします。
What do you usually do to relax after studying?
(勉強のあと、リラックスするために普段何をしますか?)
まずは、次の3つを考えてみてください。
この3つをつなげるだけでも、質問に合った回答を作れます。
さらに、どのような音楽を聴くのか、音楽を聴くとどう感じるのかなどを加えると、より詳しく説明できます。
この段階では、45秒という時間を気にする必要はありません。まずは、自分の考えを英語で表現できるか確認しましょう。
ただし、本番では英文を書く時間はありません。Writingは、回答の流れや表現を身につけるための準備練習として活用します。
英文を作成したら、文法や単語の使い方に問題がないか確認しましょう。
また、文法の間違いだけでなく、質問に答えているか、理由を十分に説明できているかも確認することが大切です。
たとえば、次の英文を見てみましょう。
改善前
I like listening to music. It is good. I listen to music every day.
(私は音楽を聴くのが好きです。よいことだからです。毎日音楽を聴いています。)
文法に大きな問題はありませんが、It is good.(よいことだからです)だけでは、音楽を聴くとどのようなよさがあるのか伝わりません。
改善後
I like listening to music because it helps me relax after studying. I usually listen to my favorite songs for about 20 minutes, and I feel refreshed afterward.
(私は音楽を聴くのが好きです。勉強のあとにリラックスできるからです。普段は好きな曲を20分ほど聴いていて、そのあとは気分がすっきりします。)
改善後の英文では、音楽を聴く理由や、普段どのように過ごしているかが具体的になっています。
英文を見直す際には、次の点を確認しましょう。
自分だけで間違いを見つけるのが難しい場合は、英語講師などに英文を確認してもらう方法もあります。
英文を整理できたら、実際に声に出して話す練習を始めましょう。
最初は作成した英文を見ながら読んでも構いません。ただし、最終的には原稿を見ずに、質問を聞いてすぐに答えられるようになることを目指します。
練習ではタイマーを使い、45秒以内で回答をまとめましょう。
時間配分の目安は、以下のとおりです。
| 時間の目安 | 話す内容 |
| 0〜10秒 | 質問への答え・自分の意見 |
| 10〜25秒 | 理由の説明 |
| 25〜40秒 | 具体例や経験 |
| 40〜45秒 | 必要に応じて最後に考えをまとめる |
※ETSが指定する時間配分ではなく、練習用の目安です。
たとえば、最初の10秒で話し始められない場合は、質問を聞いてすぐに結論を伝える練習を増やしましょう。
一方、最初の20秒ほどは話せても、そのあとが続かない場合は、理由に関連する具体例や経験を加える練習が役立ちます。
なお、毎回45秒いっぱいまで話す必要はありません。
時間だけを目標にするのではなく、質問に答え、理由や具体例を使って十分に説明できているかを確認しましょう。
最後に、自分の回答を録音して聞き返しましょう。
実際に話しているときには気づかなかった長い間や、同じ単語の繰り返しなども、録音を聞くことで確認できます。
特に、次の4項目をチェックしてみてください。
| チェック項目 | 確認する内容 |
| 内容 | 質問に答え、理由や具体例を説明できているか |
| 流暢さ | 長く黙ってしまったり、何度も言い直したりしていないか |
| 発音 | 単語や文章を聞き取りやすく話せているか |
| 文法・語彙 | 文法や単語を適切に使い、意味が伝わる回答になっているか |
たとえば、「理由は説明できたけれど、具体例を話す前に止まってしまった」と気づいた場合は、次の練習で具体例を1つ加えてみましょう。
一度にすべてを改善しようとする必要はありません。毎回1〜2項目に絞り、同じ質問にもう一度答えることから始めてみてください。
慣れてきたら、別のテーマにも挑戦しましょう。
練習した英文を暗記するだけでは、初めて聞く質問に対応できるとは限りません。
大学生活、勉強の習慣、友人との関わり、テクノロジーなど、さまざまなテーマで自分の考えを話す練習を重ねましょう。
ここでは、Take an Interview対策に関する疑問をまとめました。
Take an Interviewには、回答を考えるための準備時間がありません。
質問を聞き終えると回答時間が始まるため、その場で何を話すか考え、英語で答える必要があります。
ただし、質問を聞き終えた瞬間に、話す内容をすべて決める必要はありません。
まずは質問に対する答えを1文で伝え、そのあとに理由や具体例を加えていく方法がおすすめです。
普段の練習でも、質問文を読んでから答えるだけでなく、音声で質問を聞き、すぐに英語で答える練習を取り入れましょう。
45秒は回答に使える時間であり、必ず45秒いっぱいまで話さなければならないわけではありません。ただし、できる限り話し続ける、具体的に詳しく回答することが得点に繋がります。
ETSの採点基準では、回答内容や説明のわかりやすさ、自然な話し方などが評価されます。単に長く話したかどうかだけで評価されるわけではありません。
しかし、短い秒数で回答を終えていたとしたら、それは理由や具体例を十分に説明できていない可能性が高いです。自分の考えを詳細に伝えられているかを意識しましょう。
できるだけ話し続ける練習をすることで、理由や具体例を十分に説明することができ、得点を伸ばすことに繋がります。もしも回答の途中で45秒が終わってしまったとしても、それが減点になってしまうことはありません。45秒間で話した内容で評価されます。
質問されたテーマについて、特別な経験が思いつかないこともあるでしょう。
そのような場合は、身近な出来事や普段の生活に関連づけて考えてみてください。
たとえば、ボランティア活動の経験を聞かれたとします。
経験がなければ、無理にボランティアをしたことがあると答える必要はありません。
I haven't done volunteer work before, but I would like to try it in the future.
(ボランティア活動をしたことはありませんが、将来は挑戦してみたいです。)
このように答えたあと、興味のある活動や、挑戦してみたい理由を説明することもできます。
また、質問された経験そのものがなくても、似たような経験があれば、それを紹介する方法もあります。
Take an Interviewでは、珍しい経験や特別な意見が求められているわけではありません。
質問に関連する内容を、自分の言葉でわかりやすく説明することを心がけましょう。
Take an Interviewで質問にスムーズに答えられるようになるには、回答のコツを理解するだけでなく、実際に英語を話す練習を重ねることが大切です。
特に、何を答えたいかは決まっていても、すぐに英語で表現できなかったり、話し始めるまでに時間がかかったりする場合は、WritingとSpeakingを組み合わせた学習が役立ちます。
オンライン英会話ベストティーチャーのTOEFL iBT®対策コースでは、Take an Interviewに対応した20問のオリジナル問題を用意しています。まず自分の考えを英文で書き、外国人講師の添削を受けたあと、Speakingレッスンで実際に話す練習ができます。
Take an Interviewに向けて、さまざまな質問に英語で答える練習を重ねたい方は、ぜひ活用してみてください。
TOEFL iBT®のTake an Interviewは、1つのテーマに関連する4つの質問に、それぞれ45秒以内で英語で答える問題です。
高得点を目指すには、質問に適切に答えるだけでなく、理由や具体例を加えて詳しく説明し、聞き取りやすい英語で伝えることが大切です。
対策では、次のポイントを意識しましょう。
最初から流暢に話せなくても、英文を書いて考えを整理したり、身近な質問に答える練習をしたりすることで、少しずつ答え方に慣れていけます。
今回紹介した例題や練習方法を活用し、初めて聞く質問にも、自分の言葉で答えられるように準備を進めましょう。







