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英語でのビジネスメールの書き方ガイド!例文、注意点も解説

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ビジネスシーンで英語のメールを送る必要があるものの、「適切な書き方が分からない」「失礼にならない表現を知りたい」と悩んでいませんか?特に初めて英語メールを書く方は、どのように構成を考え、適切な表現を選ぶべきか迷うことが多いでしょう。

本記事では、英語ビジネスメールの基本構成や丁寧な表現、具体的なシーン別の例文を紹介します。初めての方でも安心してメールを作成できるよう、分かりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

英語ビジネスメールの基本構成と書き方


英語ビジネスメールは、適切なフォーマットと明確な文章で構成することが重要です。基本的な流れを押さえることで、伝わりやすく、プロフェッショナルな印象を与えることができます。ここでは、英語ビジネスメールの基本構成について解説します。

1. 件名

件名は、メールの内容を簡潔に伝える重要な要素です。明確で具体的な件名を心がけることで、受け取った方に内容を正しく伝え、スムーズな対応を促せます。

ポイント:

  • できるだけシンプルにまとめる(理想は10単語以内)
  • 重要なキーワードを前方に配置する
  • 不要な修飾語は避け、明確な表現を使う

例:

  • Meeting Request: Availability for Next Week (会議の依頼:来週の空き状況について)
  • Follow-up on Our Previous Discussion (先日の議論のフォローアップ)
  • Invoice #12345 – Payment Confirmation (請求書12345―支払い確認)

さらに詳しく知りたい方は、「英語でビジネスメールを書くときにすぐに使える正しい【件名】10選」 を参考にしてみてください。

2. 宛名 

宛名の書き方は、相手との関係性やフォーマル度に応じて使い分ける必要があります。適切な宛名を選ぶことで、礼儀正しい印象を与えられます。

一般的な書き方:

  • Dear Mr. Smith, / Dear Ms. Johnson,(相手の姓が分かっている場合)
  • Dear John,(親しい関係の場合)
  • Dear Customer Service Team,(部署宛の場合)
  • To Whom It May Concern,(宛名が不明な場合)

相手の名前や部署がわかっている場合には、できるだけ具体的に書くのがよいでしょう。

さらに詳しく知りたい方は、「Dear?Mr?英語でビジネスメールを書くときの宛名の書き方」 を参考にしてみてください。

3. 本文 

メール本文では、要点を簡潔に伝えつつ、適切な敬語表現を用いることが重要です。一般的に以下の構成で書くと、分かりやすく整理することができるでしょう。

基本的な流れ:

  1. 書き出し: 自己紹介や前置きを述べる(初めてのメールの場合)
  2. 本題: 伝えたい内容を明確に記載する
  3. 締めくくり: 依頼や次のアクションを示す

例:

I hope this email finds you well.
My name is Kenta Yamada from XYZ Corporation. 
I am reaching out to discuss our upcoming project collaboration.


お世話になっております。XYZ社の山田健太と申します。
今後のプロジェクトのコラボレーションについてご相談したく、ご連絡いたしました。

ポイント:

  • 1文を短くし、明瞭な表現を心掛ける
  • 丁寧な語調を意識する(特に依頼や謝罪の場面)
  • 箇条書きを活用して読みやすくする

4. 結び

メールの最後には、適切な結びの表現を使い、丁寧な印象を与えましょう。

一般的な結びのフレーズ:

  • I look forward to your reply.(ご返信をお待ちしております。)
  • Please let me know if you have any questions.(ご不明点がございましたらお知らせください。)
  • Thank you for your time and consideration.(お時間とご検討に感謝いたします。)

さらに詳しく知りたい方は、【ビジネスシーンで使える】英語メールで使う「締め・結びの言葉」とは? を参考にしてみてください。

5. 署名 (Signature)

署名として差出人の情報を明記し、相手がスムーズに連絡できるようにします。

基本フォーマット:

Best regards,  

Kenta Yamada  
Sales Representative | XYZ Corporation  
Email: k.yamada@xyz.com  
Phone: +81-3-1234-5678  

ポイント:

  • フルネームと役職を記載する
  • 会社名や連絡先を明示する
  • 企業のロゴやWebサイトURLを加えてもよい

さらに詳しく知りたい方は、「日本と欧米のキャリア観の違いがみえる!メールの署名を比べてみた」 を参考にしてみてください。


丁寧で失礼のない書き出しの英語表現

ビジネスメールの冒頭では、状況に応じた適切なフレーズを使うことで、礼儀正しくプロフェッショナルな印象を与えられます。以下のポイントを意識しましょう。

ポイント:

  • シンプルで丁寧な表現を使う
  • 目的や背景を簡潔に伝える
  • 相手に応じてフォーマル度を調整する

一般的な書き出し

  • I hope this email finds you well.(お元気でお過ごしのことと思います。)
  • I am writing to you regarding [subject].([件名]についてご連絡いたします。)
  • I am reaching out to discuss [topic].([件名]についてお話ししたく、ご連絡いたしました。)

初めてメールを送る場合

  • My name is [Your Name] from [Company].([会社名]の[名前]と申します。)
  • I am contacting you for the first time regarding [topic].([件名]について、初めてご連絡いたします。)

お礼を伝える場合

  • Thank you for your email.(メールをありがとうございます。)
  • I appreciate your prompt response.(早速のご返信に感謝いたします。)
  • I would like to express my gratitude for [reason].([理由]について感謝申し上げます。)

謝罪する場合

  • I sincerely apologize for [reason].([理由]について深くお詫び申し上げます。)
  • I regret any inconvenience this may have caused.(ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。)
  • Please accept my apologies for [mistake].([ミス]についてお詫び申し上げます。)

さらに詳しく知りたい方は、「ビジネス英語メールの書き出し完全ガイド|ポイントと例文をご紹介」を参考にしてみてください。


シーン別英語ビジネスメール例文

ビジネスメールでは、状況に応じた適切な表現を使うことが重要です。以下に、よくあるシーンごとの例文とその日本語訳を紹介します。

ポイント:

  • 用件を明確にし、簡潔にまとめる
  • 丁寧な表現を心掛ける
  • 依頼や確認事項は分かりやすく伝える

1. 自己紹介メール

初めての取引先や新しい担当者に送るメールでは、簡潔に自己紹介し、要件を伝えましょう。

例文:

Subject: Introduction – Kenta Yamada from XYZ Corporation

Dear Mr. Smith,

My name is Kenta Yamada, and I am a sales representative at XYZ Corporation. I am reaching out to introduce myself as your new point of contact for our partnership.

I look forward to working with you. Please feel free to reach out if you have any questions.

Best regards,
Kenta Yamada

日本語訳:

件名: 【ご挨拶】XYZ社の山田健太です

スミス様

初めまして。XYZ社の営業担当、山田健太と申します。今後のパートナーシップに関する貴社の窓口として、ご挨拶を兼ねてご連絡いたしました。

これからどうぞよろしくお願いいたします。ご不明点などございましたら、お気軽にご連絡ください。

どうぞよろしくお願いいたします。

山田健太


2. 依頼・お願い

相手に何かを依頼する際は、丁寧な表現を使い、明確に伝えましょう。

例文:

Subject: Request for Meeting Availability

Dear Ms. Johnson,

I hope you are doing well. I would like to schedule a meeting to discuss [topic]. Could you kindly let me know your availability next week?

Thank you for your time and consideration. I look forward to your reply.

Best regards,
Kenta Yamada

日本語訳:

件名: ミーティングの日程について

ジョンソン様

お世話になっております。

[件名]についてご相談したく、ミーティングを設定できればと考えております。つきましては、来週のご都合をお聞かせいただけますでしょうか。

お忙しいところ恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

山田健太


3. お礼・感謝

相手の対応やサポートに対して感謝を伝えるメールです。

例文:

Subject: Thank You for Your Support

Dear Mr. Brown,

Thank you very much for your support during our recent project. Your insights and cooperation were invaluable.

I appreciate your assistance and look forward to working with you again.

Best regards,
Kenta Yamada

日本語訳:

件名: 【御礼】ご支援いただきありがとうございました

ブラウン様

お世話になっております。

先日のプロジェクトでは、多大なご支援を賜り、誠にありがとうございました。貴重なご意見やご協力をいただき、大変助かりました。

今後とも何卒よろしくお願いいたします。

山田健太


4. お詫び・謝罪

ミスや遅延があった場合は、誠意をもって謝罪し、対応策を提示しましょう。

例文:

Subject: Apology for Delayed Response

Dear Ms. Taylor,

I sincerely apologize for the delay in responding to your email. Due to [reason], I was unable to reply sooner.

I appreciate your patience and will ensure a prompt response in the future. Please let me know if there is anything I can assist with.

Best regards,
Kenta Yamada

日本語訳:

件名: ご返信の遅れについてのお詫び

テイラー様

お世話になっております。

ご返信が遅くなりましたこと、深くお詫び申し上げます。[理由]により、早急にご対応できず申し訳ございませんでした。

今後は迅速に対応できるよう努めてまいります。何かご不明点や追加でご確認事項がございましたら、お知らせください。

何卒よろしくお願いいたします。

山田健太


5. 催促・リマインダー

返事がない場合や締切が近づいている場合は、リマインドのメールを送ります。

例文:

Subject: Friendly Reminder – Pending Approval

Dear Mr. Wilson,

I hope you are doing well. I wanted to follow up on my previous email regarding [topic]. Could you kindly provide an update when convenient?

Thank you for your time. I appreciate your attention to this matter.

Best regards,
Kenta Yamada

日本語訳:

件名: 進行状況のご確認について

ウィルソン様

お世話になっております。

先日お送りした[件名]に関して、フォローアップのためご連絡いたしました。ご確認のうえ、お手すきの際に状況をお知らせいただけますでしょうか。

お忙しいところ恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。

山田健太


6. 承諾・承認

依頼や提案に対し、承諾の意を伝えるメールです。

例文:

Subject: Approval for [Project/Request]

Dear Ms. Carter,

Thank you for your proposal. I am pleased to inform you that we approve your request for [specific matter]. Please proceed as planned.

Let me know if you need any further information.

Best regards,
Kenta Yamada

日本語訳:

件名:  [案件/依頼]の承認について

カーター様

ご提案をありがとうございます。[件名]について、承認いたしましたのでご連絡いたします。予定通り進めていただけますようお願いいたします。

追加の情報が必要な場合は、お知らせください。

どうぞよろしくお願いいたします。

山田健太


7. お断り・辞退

丁寧に断る際のメールです。

例文:

Subject: Declining [Proposal/Request]

Dear Mr. White,

Thank you for your proposal. After careful consideration, we regret to inform you that we are unable to proceed at this time.

We appreciate your effort and hope to have the opportunity to collaborate in the future.

Best regards,
Kenta Yamada

日本語訳:

件名: [案件/依頼]についてのお断り

ホワイト様

このたびはご提案いただき、誠にありがとうございました。慎重に検討いたしましたが、現時点では見送らせていただくこととなりました。

今回はご期待に沿えず申し訳ございません。またの機会にご一緒できることを願っております。

何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

山田健太


8. 退職・離職

退職の挨拶を伝えるメールです。

例文:

Subject: Farewell and Thank You

Dear Team,

I would like to inform you that I will be leaving my position at XYZ Corporation at the end of this month. It has been a pleasure working with you all.

Thank you for your support, and I hope we stay in touch.

Best regards,
Kenta Yamada

日本語訳:

件名: 退職のご挨拶

皆様へ

私事ではございますが、このたび本月末をもちましてXYZ社を退職することとなりました。これまで皆様とご一緒に仕事ができたことを、大変嬉しく思っております。

これまでのご支援に心より感謝申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

どうぞお元気でお過ごしください。

山田健太


9. 季節の挨拶

年末年始やホリデーシーズンの挨拶メールです。

例文:

Subject: Season’s Greetings

Dear [Recipient’s Name],

Wishing you a wonderful holiday season and a prosperous New Year. Thank you for your support throughout this year.

Looking forward to working with you in the coming year.

Best regards,
Kenta Yamada

日本語訳:

件名: 年末のご挨拶

[相手の名前]様

今年も一年、大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。

来年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。どうぞ良いお年をお迎えください。

山田健太



英語ビジネスメール作成時の注意点

英語ビジネスメールは、単に英語を正しく書くだけでなく、文化やマナーを考慮した表現を使うことが重要です。ここでは、英語メールを作成する際の注意点を紹介します。

1. 曖昧な表現や直接的すぎる表現を避ける

英語のビジネスメールでは、過度に直接的な表現は避け、柔らかい言い回しを使うと印象が良くなります。

NG:

  • Send me the report by tomorrow.(明日までにレポートを送ってください。)
  • I need you to finish this now.(今すぐ終わらせてください。)

OK:

  • Could you please send me the report by tomorrow?(明日までにレポートをお送りいただけますでしょうか?)
  • I would appreciate it if you could finish this soon.(早めに仕上げていただけますと幸いです。)

2. カジュアルすぎる表現を避ける

フォーマルなビジネスメールでは、カジュアルすぎる表現は避けるべきです。

NG:

  • Hey John, just checking in on the project.(ジョン、プロジェクトの進捗確認したいんだけど。)
  • Got it! Will do!(了解!やります!)

OK:

  • Dear John, I would like to follow up on the project status.(ジョン様、プロジェクトの進捗について確認させていただきたく存じます。)
  • Understood. I will proceed accordingly.(承知いたしました。そのように進めます。)


まとめ

本記事では、英語ビジネスメールの基本構成や丁寧な表現、シーン別の例文、作成時の注意点について解説しました。適切なフォーマットと表現を使うことで、相手に失礼のない、分かりやすいメールを作成できます。

英語ビジネスメールのポイント:

  • 基本構成を守る(件名、宛名、本文、結び、署名)
  • 状況に応じた適切なフレーズ を使う
  • 簡潔で明確な文章 を意識する
  • 文化的な違い を考慮し、ストレートな表現を心掛ける
  • カジュアルすぎる表現を避ける(Hey, Got it! などは不適切)


英語でのビジネスメールに慣れることで、スムーズなコミュニケーションが可能になります。例文や表現を活用し、自信を持って英語メールを作成してみてください。

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