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「英語でプレゼンをしなければならないけれど、何から手をつけてよいかわからない」
「日本語なら慣れているが、英語となると言い回しに自信がない」
そのような不安を抱えるビジネスパーソンは多いのではないでしょうか。
現在、英語でのプレゼンテーションは社内外の重要な場面で求められるスキルとなっています。英語の語彙力や文法知識だけでなく、伝わる構成・的確な資料・効果的な話し方など、プレゼンテーションスキルまで含めて準備が必要です。
本記事では、英語プレゼンテーションに必要な基本構成・効果的なフレーズ・話し方のコツから、実践的な練習方法やよくある失敗とその対策までを体系的に解説し、英語プレゼン力を伸ばすための学習方法をご紹介します。
この記事を読むことで、英語プレゼンに必要な知識とスキルを整理し、自信を持って本番に臨む準備が整います。ぜひ最後までご一読ください。
英語プレゼンテーションの構成は、基本的に日本語と同じく「導入(Introduction)→本論(Body)→結論(Conclusion)」の三部構成が一般的です。しかし、情報の伝え方や話の進め方には文化的な違いがあり、それを理解しておくことが重要です。
日本語のプレゼンでは、背景や前提から丁寧に説明し、最後に結論を述べる「起承転結」型が好まれる傾向があります。一方、英語プレゼンでは冒頭で結論を示す「結論先出し型」が基本です。
セクション | 日本語例 | 英語例 |
挨拶 | 本日はありがとうございます。 | Thank you for taking the time to be here today. |
自己紹介 | ○○社の△△と申します。 | My name is △△ from ○○ Corporation. |
プレゼン目的 | 本日は新製品についてご紹介します。 | Today, I’d like to introduce our new product. |
構成の提示 | 3つのポイントに分けてご説明します。 | I will cover three main points today. |
ここからは、英語プレゼンを成功に導くための準備についてご紹介します。最初に、話す内容をしっかり補完する「スライド資料」の作成ポイントを確認しましょう。
検討要素 | 作成のポイント |
テキスト量 | 1行15語以内、文章ではなく箇条書きが基本 |
フォント | サンセリフ系(Arial、Calibriなど)を使用し、本文は24pt以上推奨 |
色使い | 高コントラスト(白地に黒字など)で視認性を確保 |
図表 | グラフ・チャートを活用し、視覚的に比較や変化を伝える |
枚数の目安 | 1分あたり1スライドを目安に構成(15分の発表なら15枚) |
スライドが完成したら、次は「話す内容」の準備です。プレゼンの流れに沿って、導入から締めまで各場面で役立つ英語表現を整理しておきましょう。
Thank you all for coming today.
-皆様、本日はお越しいただきありがとうございます。
Let me introduce myself. I’m 〇〇 from △△.
-自己紹介をさせていただきます。私は△△の〇〇と申します。
Today, I’d like to talk about...
-本日は、...についてお話させていただきます。
I’ll divide my presentation into three main parts.
-プレゼンテーションを、3つのパートに分けてお話しいたます。
導入から本論に入る際のつなぎ表現や、説明中によく使われる英語表現です。
First, let’s look at...
-まず、....を見てみましょう。
For example, ...
-例えば....
In addition, ...
-加えて...
Let’s move on to the next point.
-次に移りましょう。
最後にプレゼンを締める際の表現や、質疑応答に誘導するフレーズです。
To summarize, ...
-要約すると...
In conclusion, ...
-結論として...
Thank you for your attention.
-ご清聴ありがとうございました。
I’d be happy to answer any questions.
-ご質問に喜んでお答えします。
想定外の質問にも落ち着いて対応できるよう、事前に覚えておきたい英語フレーズです。
That’s a great question.
-素晴らしい質問ですね。
Let me rephrase the question.
-ご質問を言い換えさせてください。
I’ll get back to you later on that.
-それに関しては、改めてご連絡させていただきます。
フレーズだけでなく「伝え方」もプレゼンの印象を大きく左右するのは日本語プレゼンと変わりません。ここでは、聞き手に伝わる話し方のテクニックを整理します。
話すスピードは「ゆっくり・明瞭に」
重要な単語は声に抑揚をつけて強調する
聴衆の顔を見て話す(アイコンタクト)
話の切れ目では一拍の「間」を取る
聴衆に語りかける口調や質問を交え、関心を引き続ける
プレゼンの質を高めるには、練習と準備が欠かせません。この章では、本番に向けた実践的なステップを4段階でご紹介します。
1. 原稿作成と音読練習
台本を英語で作成し、声に出して繰り返し練習。言い回しは練習をしながらより自然な表現にブラッシュアップします。
2. リハーサル
準備ができたら、通しでの模擬プレゼンを繰り返しましょう。録音や動画を活用すると、話し方や時間配分の改善点が見えてきます。
3. 質疑応答の準備
本番での想定質問と回答例を事前に用意し、落ち着いて受け答えできるよう備えましょう。
4. 当日の準備
当日は資料・機材・服装など細部まで確認し、自信を持って臨みましょう。
英語プレゼンにはいくつかの典型的な落とし穴があります。ここでは、特によくある4つの失敗例とその対策を具体的にご紹介します。
英語プレゼンに慣れていないと、緊張から挨拶や導入を省いていきなり本題に入ってしまうことがあります。こうした展開は、聴衆に唐突な印象を与え、話の全体像を把握しづらくしてしまいます。
プレゼンの冒頭では、まず感謝の言葉を述べ、自己紹介を行い、続いてプレゼンの目的と構成を簡潔に伝えることで、聴衆に安心感と理解の枠組みを提供することが大切です。また、あいさつや自己紹介をしながら、自分を落ち着かせてリラックスさせる時間も作ることができます。
スライドに表示された文章をそのまま読み上げるだけのプレゼンは、単調になりがちで、聴衆の注意を引きつけることができません。英語プレゼンでは、スライドは話を補足するビジュアルツールとして活用し、要点やキーワードのみを簡潔に記載することが推奨されます。
詳細な説明は話し言葉で補足し、聴衆とのアイコンタクトを取りながら伝えることで、より説得力のあるプレゼンになります。そのためにスライドの文章を読むのではなく、台本をしっかり用意しましょう。
不安から原稿を一言一句丸暗記して臨むと、表情や抑揚に欠けた棒読みになり、伝えたい内容が十分に届かない原因となります。
より効果的な方法は、伝えるべき要点を箇条書きで整理し、そこから自分の言葉で補足説明できるよう練習することです。こうすることで、聴衆に自然で誠実な印象を与え、内容にも説得力が生まれます。自分の表情や動作を鏡で見ながら練習するのもよいでしょう。
質疑応答の時間に、想定していなかった質問を受けると、焦って答えられずに沈黙してしまうことがあります。このような場面に備えて、あらかじめよくある質問とその回答を用意しておくことが有効です。
また、「That’s a great question. Let me think.」のような時間を稼ぐフレーズを準備しておけば、冷静に対応する余裕が持てます。答えられない質問には正直に「確認して後ほどお伝えします」と伝える姿勢を見せることで、信頼を損なうことなく対応できます。
継続的な英語アウトプット
業務報告やメールなど、日常業務の一部を英語に置き換えることで表現力を養います。
優れたプレゼンを見る
TED Talksなどを視聴し、構成・表現・話し方を分析することで学びを深めましょう。
実際の外国人相手に練習する
常に英語プレゼンをする機会がない方は、実際の外国人相手にプレゼン練習をする習慣をつけることもオススメです。周りに手伝ってくれる外国人の友人や知人がいれば相手をお願いしたり、オンライン英会話などを活用しましょう。