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「英検®をCEFRで換算するとどのレベルになるか知りたい」
「英検®でCEFR A1レベルにするには何級に合格すればいい?」
英検®でCEFRのレベルを確認するには、CSEという独自の合格基準スコアを換算してCEFRを算出します。
本記事では、英検®をCEFRで換算するとどのレベルになるのかを対照表を使って詳しく解説します。また、TOEICやIELTS、TOEFL iBTとの換算や、目標のCEFRレベルに対応した、英検®の級に合格する効果的な勉強法についても、合わせてご紹介します。
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CEFRとは言語の習得状況を評価するために考案されたすべての言語に共通の「ものさし」のことです。CEFRは”Common European Framework of Reference for Languages”の略で、「ヨーロッパ言語共通参照枠」の意味です。名称にもあるように、このものさしはヨーロッパで作られました。
英検®CSEスコアとは、CEFRに対応したユニバーサルなスコア尺度「CSE(Common Scale for English) 」を英検の各級で表記したものです。
CEFRは外国語の学習者の習得レベルを判定する国際的なガイドラインとして、現在広く用いられています。世界中で活用されている理由は、これまでの評価基準の考え方とは異なる次のような特徴(メリット)があるからです。
CEFR | 英検®CSE | 英検®(級) | |
C2 | -- | -- | |
C1 | 2600~3299 | 1級 | -- |
B2 | 2300~2599 | 準1級 | |
B1 | 1950~2299 | 2級 | |
A2 | 1700~1949 | 準2級 | |
A1 | 1400~1699 | 3級 |
CEFRと英検®CSEスコアの対照表を示します。CEFRは6段階のレベルで英語力を評価します。CEFRのレベルA1〜C2まで、それぞれ英検®のどの級に該当するか、どの程度の言語能力なのかを次章以降で解説します。
A1レベルの言語能力は
このレベルは英検®3級から準2級のレベルと同等の英語力になります。
A2レベルの言語能力は
つまり、日常生活で必要な基本的なやりとりができる初級から中級の英語力です。
このレベルは英検®準2級から2級のレベルと同等の英語力になります。
つまり、日常生活や仕事、学校でのやり取りができる中級の英語力です。
このレベルは英検®2級から準1級のレベルと同等の英語力になります。
つまり、専門的な議論や日常的な会話において高い流暢さと正確さを持つ上級の英語力です。
このレベルは英検®準1級から1級のレベルと同等の英語力になります。
つまり、高度な学問的・職業的要求を満たすために十分な流暢さと柔軟性を持つ上級から最上級の英語力です。
このレベルは英検®1級のレベルと同等の英語力になります。
このレベルは英検1級よりさらに高度な英語力であり、該当する級はありません。
CEFR | IELTS | TOEFL | TOEIC (S) |
TOEIC (W) |
TOEIC (L) |
TOEIC (R) |
C2 | 8.5-9.0 | - | - | - | - | - |
C1 | 7.0-8.0 | 95-120 | 180- | 180- | 490- | 455- |
B2 | 5.5-6.5 | 72-94 | 160- | 150- | 400- | 385- |
B1 | 4.0-5.0 | 42-71 | 120- | 120- | 275- | 275- |
A2 | - | - | 90- | 70- | 110- | 115- |
A1 | - | - | 50- | 30- | 60- | 60- |
CEFRとIELTS、TOEFL iBT、TOEICの対照表を示します。CEFRの各レベルがそれぞれ試験でどの程度のスコアに該当するか次章以降で解説します。
TOEICのスコアからCEFRへの換算は、「TOEIC® LR」のスコアと、「TOEIC® SW」のスコアを2.5倍にして計算したスコアを合算した数値を使用して行います。どちらかのスコアしか持っていない場合、CEFRに換算することはできません。
つまり、CEFRは4技能総合的な習得状況で評価されるため、単純にTOEIC® LR700点はCEFRでこのくらいといった判断はできません。
IELTSのスコアがあれば、CEFRの「B1」「B2」「C1」「C2」に換算できます。
ただ、IELTSのバンドスコアはCEFRよりも先行して導入されたため、上記の対照表が正確に一致しているわけではありません。例えばC1の最低ラインは6.5と7.0の間で、IELTS6.5の受験者の多くはC1に達している可能性があります。しかし、出願先がC1以上を求めている場合は7.0以上のバンドスコアを求めていると考えた方がよいでしょう。
TOEFL iBTのスコアがあれば、CEFRの「B1」「B2」「C1」を測定可能です。TOEFL iBTは、TOEICと比較して難易度が高いことから、「A1」と「A2」には対応していません。一般的に名門大学への進学にはTOEFL iBT100点以上が求められるので、CEFRでC1以上の高い英語レベルが必要とされています。
これまでの英語入試や共通テストでは「話す力」と「書く力」を一斉に測ることは難しかったため、「英語外部検定利用入試」を利用する大学が増えています。
CEFRは英検®やIELTS、TOEICなどいろいろな英語能力検定試験を統一した基準に換算できるため、受験生がどの試験を利用したかにかかわらず評価することができます。
特に英検®は日本のほとんどの大学で入試に活用することができ、多くの受験生が利用しています。次章で大学入試に有利なCEFRレベルについて説明します。
英検®が利用できる学校はこちらを確認
大学一般入試ではほとんどの大学が英検®2級、もしくは準2級以上の英語レベルを求めているケースが多いです。英検®2級は高校卒業程度の英語レベルであることから、大学入試に必要な英語レベルを評価する試験として採用されていることが考えられます。
英検®2級に相当するCEFRレベルA2以上から大学入試に有利に活用できるといえるでしょう。
2級は、準2級までしっかりつけてきた力を実生活の様々な分野で応用できる力を身につけている級で、レベルは高校卒業程度とされています。社会生活に必要な英語を理解し、使用できることが求められます。入試活用、単位認定、共通テスト対策、さらに海外留学や社会人の一般的な英語力の条件として幅広く適用されます。
目標のCEFRレベルに対応する英検の級に合格するための効果的な勉強法を紹介します。
具体的な各級の対策についてはこちら
英検®︎2級に合格する勉強法は?学習手順やおすすめの参考書も紹介
英検®️準1級に合格する勉強法は?学習手順やおすすめの参考書も紹介
過去問を解くことで、現状の英語レベルを明確にし、効果的な学習プランを立てることができます。さらに、試験の内容や問題傾向を把握することも対策として重要です。
また、実際の試験と同じ分量を時間内に解くことでペース配分や試験の流れを把握しておくことも大切です。過去問で7割に届かない問題や技能を「苦手分野」として把握しておきましょう。
4技能すべて対策するには、膨大な時間がかかります。効果的に合格を目指すには、模擬試験や過去問を利用して、合格の目安となる7割に届かない「苦手分野」を重点的に対策しましょう。
日本の学校ではあまり教えてもらえないライティングやスピーキングが「独学でなかなか伸びない」「正答率7割を越えられない」場合は、英検®に特化したオンライン英会話サービスを活用することがおすすめです。
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英検®CSEスコアや他の英語4技能試験をCEFRに換算するとどのレベルになるかを紹介しました。目標のCEFRレベルに対応する英検®の合格は、入試や就職など多くの場面で活用できます。ぜひ参考にしてみてください。
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※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。