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「英検®の本会場と準会場は何が違うの?」
「英検®の準会場で受験するメリットが知りたい」
英検®の試験会場には本会場と準会場の2種類があり、それぞれ申し込み方法や受けられる試験、合否結果の受け取り方法などが違います。
この記事では、英検の本会場と準会場の違いや、準会場のメリット・デメリットについてわかりやすくまとめました。
準会場での受験をおすすめする人についても合わせてご紹介します。
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英検®の会場には本会場と準会場があります。
準会場は、英検協会が認定した団体(学校・塾・企業など)が設置する試験会場で、受験者は所属する団体から団体申込を行い、その団体が設置した試験会場で試験を受けます。そのため、準会場での受験は所属団体の英検担当者に場所や日程などを確認する必要があります。
本会場は、英検協会が設置する全国にある公開会場です。個人と団体どちらも申し込むことができます。
次章で本会場と準会場の違いについて説明します。
英検®の本会場と準会場の違いを解説します。
本会場と準会場では、試験を実施する場所が異なります。
本会場は全国47都道府県約230都市、海外4都市に約400か所ある英検協会が指定した会場です。具体的には、大学や専門学校、研修センター、貸会議室などが多いです。本会場の場所は公開されておらず、試験会場は受験者の希望する受験地に基づき、協会が指定するため、受験者が会場を直接指定することはできません。
準会場となるのは、学校や塾、公民館など、実施団体が指定した場所です。通常、準会場での受験はその団体に所属している人に限られます。しかし、2020年度から個人受験者を受け入れ可能な団体を募集しているため、一部の準会場では個人でも受験が可能です。準会場の場合、受験者は希望する試験会場を選ぶことができます。
試験日程も本会場と準会場で違いがあります。
まず、本会場の試験は「年に3回」行われます。
試験日は日曜日で、全ての級が同じ日程で実施されます。
準会場での試験は、本会場の日程に加えて、本会場の試験日前の金曜日・土曜日・日曜日から5つの試験日が設けられます。各団体はその中から実施日を選びます。受験者は実施団体が指定した日程で受験することになります。
参考までに2024年第2回の試験日程は以下の通りです。
2024年第2回検定 試験日程 | |
一次試験 | 9月27日(金)準会場A日程 |
9月28日(土)準会場B日程 | |
9月29日(日)準会場C日程 | |
10月4日(金)準会場D日程 | |
10月5日(土)準会場E日程 | |
10月6日(日)本会場 準会場F日程 | |
二次試験 | 11月10日(日)本会場A日程(全級) |
11月17日(日)本会場B日程(全級) |
各会場で受験可能な試験を表にまとめました。
会場 |
1級 |
準1級 |
2級 |
準2級 |
3級 |
4級 |
5級 |
本会場 |
一次/二次 |
一次/二次 |
一次/二次 |
一次/二次 |
一次/二次 |
一次 |
一次 |
準会場 |
– |
– |
一次 |
一次 |
一次 |
一次 |
一次 |
準会場では1級・準1級の一次試験、1級から3級の二次試験も受けることができません。
2級〜3級の一次試験を準会場で受けた場合、二次試験は本会場で受けることになります。
一次試験が本会場か準会場かによって検定料が異なります。
検定料の違いを以下の表にまとめました。
単位:円(税込)
試験会場 | 1級 | 準1級 | 2級 | 準2級 | 3級 | 4級 | 5級 |
本会場 | 12,500 | 10,500 | 9,100 | 8,500 | 6,900 | 4,700 | 4,100 |
準会場 | - | - | 6,900 | 6,100 | 5,000 | 2,900 | 2,500 |
割引率 | - | - | 24.2% | 28.2% | 27.5% | 38.3% | 39.0% |
※準会場での受験は一次試験のみです。3級以上の場合、二次試験は本会場での受験になります。
英検®を準会場で受けるメリットについて説明します。
準会場は本会場よりも検定料が安くなります。準会場で安く英検を実施できる理由は、実施団体が保有する会場を使用することによる会場費用を抑えることができます。また、試験官を実施団体の職員が担当することで人件費を抑えることができます。そのため、受験生は準会場を選択することで検定料が安くなるメリットがあります。
本会場は希望のエリアは選べますが試験会場は英検協会によって指定されます。準会場は実施している団体があれば、自宅から近い会場などを選択できたり、普段通っている学校や塾など慣れた場所で受験ができるメリットがあります。
準会場は本会場よりも受験者数が少ないため、試験用紙の配布や説明の時間が短くなり、スムーズに試験が始まることが多いです。通常、本会場では試験開始までに1時間半ほど待ち時間が発生するため、待ち時間が短縮されることは大きなメリットになります。
英検®を準会場で受けることにはデメリットもあります。どのようなデメリットがあるのか紹介します。
準会場では1級・準1級の一次試験、1級から3級の二次試験を受けることができません。
1級・準1級を受ける人は準会場を選択することができません。また、2級・準2級・3級の二次試験は本会場まで行く必要があります。
準会場では原則、英検協会から実施団体宛に合否結果が届けられます。そのため、合否結果を学校や塾の先生に知られたくない場合は、本会場での受験をしたほうが良い場合があります。
準会場は各会場の定員数に限りがあるため、定員数に達すると募集を打ち切られます。準会場での受験を考えている場合は早めに申し込まないと、希望する試験会場を選択できない場合があります。
準会場での参加は実施団体の方法に則って対応する必要があります。インターネットで申し込める本会場と違い、実施団体に申込用紙を持参する必要があります。また、成績表も実施団体に郵送されるため、基本的には直接取りに行く必要があります。
※一部、送料を払えば郵送してくれる実施団体もあります。
英検®の準会場での受験は以下の人におすすめです。
また、家から近い場所に準会場がある場合は、移動時間が短く、慣れた道のりで会場まで行くことができるので普段の実力を発揮しやすいといえるでしょう。
合否結果を他の人に知られても気にならない人にとってはデメリットはほぼ無いので準会場をおすすめします。
準会場で受験料を抑えることができても合格できなければ意味がありません。
英検®に合格するには、特に苦手な人が多いライティングやスピーキングの対策が重要になります。合格への近道は、試験を熟知した講師に適切なフィードバックをもらうことです。
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英検®の準会場について、本会場との違いやメリットについて解説しました。受験を考えている級が準会場を利用できる場合は検定料や日程、待ち時間などメリットが大きいです。準会場を利用して英検®合格を目指しましょう。
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※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。