スピーキング上達に向けた【発音練習】注意すべき2つのポイント

英語学習をする上で、発音練習はとても大切です。「発音は気にせずに、どんどん話すことが大事だ！」という考えも間違いではありませんが、自分の発音がよくないと相手に英語を聞き取ってもらえない恐れがあります。

ビジネスシーンにおいて、自分の発音が原因で何度も聞き返されたりしてしまうと、相手にとってストレスとなりかねません。コミュニケーションが円滑に取れないことで、肝心のビジネスに悪影響を及ぼすことも考えられます。

そこで、本記事では発音練習のときに気をつけるべきポイントをご紹介します。

日本語と英語の音の数の違い

人間は、自分の記憶にない「音」は発音できないといわれています。日本語の「音」の数は約70個であるのに対して、英語の「音」の数は500個以上あります。

日本語話者は英語話者に比べて認識できる「音」の数が少ないのです。したがって、英語を正しく発音するためには500個の「音」を発音できるようにしなければなりません。

効果的に発音練習するための2ステップ

英語の発音をする際には、以下の2ステップを心がけるようにしてみてください。

日本語が母音で終わる言葉が多いのに対して、英語は子音で終わる言葉が多く存在します。子音で終わる言葉は音がはっきりとしない無声音のため、日本語話者にとっては聞き取りづらい音になります。

発音練習で注意すべき2つのポイント

英語は同じアルファベットでも単語によって音が変化したり、省略されたりします。中でも代表例が「リエゾン・リンキング」と「リダクション」です。発音練習するさいはこの2つに注意しましょう。

①リエゾン・リンキング

単語と単語のつながる部分が1つの音のように発音されたりすることです。たとえば子音で終わる単語に母音で始まる単語が続くとき、前後の音がくっつきます。

子音＋母音がくっつく例

②リダクション

音が脱落したり弱化したりすることです。
代表例として、語尾の"d"、"t"、"g"、"and"などがあります。

まとめ

英語を使ってコミュニケーションを取る際は、相手に情報が伝わるかどうかがカギとなります。ただし、発音を気にしすぎて英会話を避けてしまったり、声が小さくなってしまったりしては元も子もありません。始めのうちはとにかくたくさん話す練習をして、会話の中で正しい発音を意識していくことが大切です。

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