オンライン英会話「ベストティーチャー」
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「英語のテキストなら理解できるのに、音声になった途端に理解ができなくなった!」という経験はありませんか?
目で見て理解するリーディング力と、耳から聞いて理解するリスニング力は全くの別物なので、できればどちらもバランス良く鍛えたいですよね。
リスニング力をアップさせるためには、まずは自分のリスニングの弱点を特定することから始めましょう。
本記事では、リスニングが苦手な方や、4技能試験のリスニングパートで目標スコアが取得できず悩んでいる方にオススメの練習法「ディクテーション」をご紹介します。目標スコア取得への近道を目指しましょう!
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ディクテーションとは、 音声をある程度の長さで区切りながら聞いてそのまま書き取る練習法です。
ディクテーションを行うことで得られる効果は、主にリスニング力の向上です。とはいえ、リスニングでは一語一句を忠実にたどるような正確さは求められません。では、なぜわざわざディクテーションをする必要があるのでしょうか?
英語をうまく聞き取れない原因として、以下の4つがあげられます。
ディクテーションをすることで、これら4つのうちの①〜③の力を鍛えることができます。
音声を聞いているだけでは「なんとなく聞き取れているかも」と思っていた部分が、紙に書き取ることで実は聞き取れていなかったことに気づけます。
また、自分が聞き取れていない単語を可視化することができるので、「スペルがわからなかった」「隣の単語と音がつながって聞き取れなかった」など、単語を聞き取れなかった原因を特定することもできます。
また、単語は聞き取れて書き取ることはできたけれど文章になると意味がわからないという 文法の弱点もあぶり出すことができます。
ディクテーションをする際の大切なポイントが、 自分のレベルに合った音声を使って練習をすることです。具体的に以下の2つのポイントに沿って音声を選びましょう。
音声を選ぶ際には、文字起こしされたスクリプトのあるものを選びましょう。字幕がついている動画も使用することができます。
文字起こしのテキストは、ディクテーションをした後に聞き取れなかった単語を確認するために使います。自分の弱点を明らかにするために、文字起こしされたスクリプトや字幕のついた動画などを選びましょう。
自分の単語レベルを上回らない音声とは、音声中に知らない単語がほとんど出てこないレベルの音声のことです。
たとえば、選んだ音声の単語がほとんど書き取れないものだったとしたら、ディクテーションの効果は得られません。なぜなら、知らない単語を書き取ることは難しく、何度聞いても単語の音声・スペル・意味がリンクしないため、音声を聞いて書き取ることができないからです。
音声を選ぶ基準として、知っている単語が8割から9割のものを選ぶことをおすすめします。音声中に知っている単語があったとしても、実際に聞いたときに音が隣の単語とつながっていたり、脱落して聞こえなくなっていたりします。すでに発音を知っている単語が聞き取れなかった場合、聞き取れなかった原因は発音を聞き取る力にあります。
4技能試験合格や目標スコア達成が目的でない方の場合は、自分の好きな洋画やドラマのワンシーンなど、字幕を見て知っている単語が多いものを音源として使うのもおすすめです。
長すぎない音声を使う理由は、ディクテーションは実際の音声の5~10倍の時間がかかるためです。
ディクテーションは音声を区切って行うものなので、実際の音声よりも長い時間がかかります。あまり長い音声を選ぶと音声全体の内容を把握できなくなってしまう恐れがあります。内容を理解しつつ書き取りのできる長さの音声を選ぶことで、音声を聞きながら内容を理解する練習になります。また、時間がかかりすぎることでディクテーション学習のモチベーションが下がることも防げます。
おすすめの長さは、 1分~3分程度の音声です。
選んだ音声の長さよりも、自分のリスニングの弱点を見極める方が重要です。文字起こしのテキストを利用して、「スペルを知らなくて聞き取れなかった」「音がつながっていて聞き取れなかった」といった 聞き取れなかった原因を分析しましょう。
ディクテーションを効果的に行い、リスニング力をアップさせる方法を3つのステップでご紹介します。
まずは文字起こしされたテキストのある音声を準備し、テキストを見ずに音声を聞きます。
このステップでは、単語レベルで聞き取れているかどうかはあまり気にせずに、音声全体がどのような話なのかを大まかに聞き取ります。
全体の内容を聞いた後は、音声を区切りながら聞いて紙に書き取ります。
音声を区切る際に、単語単位で区切らず文章単位で区切ることがポイントになります。
単語単位で音声を止めて書き取ると、単語同士の「音がつながった発音を聞き取る力」や「文法の成り立ちを理解する力」が育ちません。そのため、単語単位で区切るのではなく、音声が一段落して空白ができるところ(節)や一文で区切って聞くようにしましょう。
書き取る際には、パソコンで打ち込むよりも紙に書くことをおすすめします。
ディクテーションの書き取りは、スペルを覚えているかどうかを確かめることも目的のため、手を動かして書くことが重要になります。パソコンで打ち込む際には、自動変換機能を切って打ち込むことで、スペリングの間違いに気づくことができます。
音声を一通りディクテーションできたら、書き取った内容を文字起こしされたテキストを見て確認します。
特にリスニングが苦手な人は、英語を理解する際に文字に依存する傾向があります。そのため、文字起こしされたテキストを使うことで、英語を読んだ時と聞いた時の理解度の差から聞き取れなかった原因を分析することができます。
たとえば、ディクテーションをしている時に”get out”という表現が聞き取れなかったとします。聞き取れなかった原因には、「スペルと発音が結びつかなかった」「スペルはわかるけれど意味がわからなかった」「音がつながっていて聞き取れなかった」などの原因が考えられます。
文字起こしされたテキストで確認する際に、英語を読んだ時には「スペル」や「意味」がわかるのに、聞いた時はわからないと気づいた場合は、「スペル」や「意味」が音声と結びついていないことが弱点だとわかります。
また、英語を読んだ時に「スペル」「意味」はわかるけれど「音がつながっていてわからなかった」と気づいた場合は、英語の音の変化をわかっていなかったことが弱点だと気づけます。
このように、文字起こしされたテキストを使ってなぜ聞き取れなかったのかを調べることで、自分が音声を聞き取れなかった原因を突き止めることができます。
ディクテーションのやり方3つのステップと音声を選ぶポイント3つをご紹介しました。
ディクテーションは、紹介した3つのステップをまとめて一度にやる必要はありません。学習に充てられる時間などを考えて音声の長さを決め、「電車に乗っている時に音声を聞く、家に帰って文章単位で区切ってディクテーションをする、次の日に文字起こしのテキストで確認する」というように学習時間を分割することも継続的な学習のたすけになります。
今回紹介したディクテーション学習法を実践して、自分のリスニング力の弱点を克服しましょう!