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ベテランとは、何かの分野で長い経験と豊富な知識を持っている人。そう思っていませんか?
実は、「ベテラン」はある特定の職業にしか使われません。
どの職業か想像つきますか?
ベテラン(Veteran)の語源はラテン語にあり、old、つまり「古い」を意味します。
ですので「ベテラン」を「何かの分野で長い経験を持っている人」と解釈するのも、単語の歴史をたどれば間違っているわけではありませんが、言語は時代とともに変化します。
現在、ベテラン(Veteran)は退役軍人という意味であり、ベテランの人達は「自分達がこの国を守って来たんだ」と、誇りを持って使っています。退役軍人を “Veteran” と呼ぶときも、敬意の念が込められています。
退役軍人の人と仕事をしていて、“I’m a veteran.”などと気安く言ったら、ムッとする人もいるかもしれません。この意味をわかりやすく訳すとしたら、「わたしは、昔軍隊に入っていました。」となって、からかっていると勘違いされてもおかしくはありません。
第一次世界大戦後に “Veteran” =「退役軍人」と一般的に使われるようになりました。
しかし、“Veteran” が「ベテラン」として日本に入ってくる流れの中で「経験のある退役軍人」→「技術が豊富な人」→「経験のある人」と意味が変化した、という説が有力です。
「〜はある分野で長く活躍しました。」と伝えたいならば、
といった方法があります。
He is an expert in law.
訳:彼は法律に精通しています。
He is a seasoned lawyer.
訳:彼は熟練した法律家です。
ここで気をつけなければいけないのは、"Season"から"Seasoned"に変わることにより、「季節」ではなく、「熟練した」という意味に変わる、ということです。
"Expert"や"Experience"だと、「長い期間」という意味合いが薄くなってしまうので、"Seasoned"の方が適しているでしょう。
He has been a lawyer for a long time, and acquired enough knowledge and skills.
訳:彼は長年、法律家として十分な知識やスキルを得ました。
慣れてくると、こちらの方が使いやすいかと思います。
日本語の会話の中でよく使うカタカナ言葉が実は「和製英語」で、英語での意味は大きく違うということがよくあります。「これは英語でも通じる?」と気になったら、ぜひ英単語の意味を調べてひとつひとつ勘違いをなくしていきましょう。
以下の記事でも、日本人が間違えやすい英語の例を紹介しています。