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英検®️準1級はどのくらいすごい?難易度から取得のメリットまで解説

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「英検®️準1級の取得はすごいの?」
「英検®️準1級はどのくらい難しいの?」

英検®️準1級は難易度の高い試験です。この記事では、英検®️準1級のすごさや難易度、2級との違いについてわかりやすくまとめました。英検®️準1級を取得するメリットについても解説します。

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英検®️準1級の取得がすごい理由3つ

英検®️準1級を持っていると「すごい」と言われる理由を説明します。

合格率が15%と低い

合格率は2016年以降は公表されていませんが、2015年までのデータでは約15%です。約15%の合格率は、6.7人に1人が合格する割合なので、「低い」と言えるでしょう。

そして、英検®️に合格するには、一次試験と二次試験の両方に合格する必要があるため、より難易度は高くなります。

TOEICに換算すると785点以上と高い

英検®️準1級をTOEICに換算すると785点以上となります。英検®️2級は550点以上とされているため、大きな差があります。もちろん、英検®️とTOEICは目的や形式が異なる試験であるため、一概に比較はできないので目安程度に参考にしてください。

さらに、2023年8月の高校生のTOEIC(IPテスト)の平均点が427点、大学生は474点、公開テスト全体の平均は608点なので、英検®️準1級の難易度が高いことがわかります。

必要な語彙数は7,500語以上と多い

英検®️準1級は、語彙のレベルが高いため合格すると「すごい」と言われています。必要とされる語彙数は7,500語以上で、英検®️2級の合格に必要な語彙数である4,000〜5,000語と比較すると大幅に増えます。

また、小〜高校で習う英単語数は教育課程の見直しにより最大5,000語となる予定ですが、それでも7,500語はカバーできない語彙量です。

英検®️準1級はどれくらいすごい?英検®️2級との違い

英検®️2級と準1級の違いをセクション別に解説します。

リーディング

2級は、テーマや選択肢が簡単なため、ある程度の単語力と文法知識があれば特別な対策をしなくても合格できる可能性があります。一方準1級は、2級と比較するとテーマが一気に難しくなります。

単語力や文法知識があったとしても、英文読解や正確に英文を読む(英文解釈)練習が確実に必要になるでしょう。ただし、ひっかけ問題などは基本的にないので、文章さえ理解できれば答えられる問題です。

リスニング

2級は、設問の答えが音声の中で直接述べられている問題が多いです。さらに、何度か答えのヒントが話題に上がったり、選択肢もはっきりしているので多少聞き逃しても答えられるでしょう。

一方準1級は、設問の答えが「別表現」で述べられていることが多いです。そのため、2級とは異なり「別表現」や「状況」からどの選択肢が正解かを判断する必要があります。

選択肢も曖昧な表現が多いので、聞き逃してしまうと正しいものを選択するのは難しいでしょう。特にパート2の講義問題は、1題が1分と2級の倍の長さで、そこから設問に答えるために情報を取捨選択する能力が必要となります。

ライティング

2級では、あまり英作文をしてこなかった人でも最低限の英語力を身につければ書けるレベルです。およそ80-100語で、自分の意見と理由を2つ書くのみでハードルはさほど高くありません。

準1級は英語力の他に、文章の書き方の基礎と社会問題に関しての最低限の常識が必要とされます。およそ120-150語で社会問題に関して意見を述べる内容ですが、序論、本論、結論の文章構成に従って書くことが大切です。

英語が得意な人も、準1級ではテーマが意外な落とし穴となります。社会問題なので「そんなテーマ考えたこともなかった」というケースが多くあります。全パートを通して考えると、2級と準1級の難易度の差としてはライティングが一番少ないでしょう。

スピーキング

英検®️2級は、音読があり、いわゆる純粋なスピーキング以外でもスコアを得られます。イラスト描写では、そのまま引用できるセリフがあったり、流れを補足する英語の記載があるので、単語を忘れてしまってもある程度説明できるでしょう。

準1級では、4枚のイラストを2分で説明しますが、補足情報も2級と比べると少ないです。自分の意見を述べる量も増えるので、瞬時にイラストから状況を判断して説明する語彙力とそれを音として発する瞬発力が必要になります

英検®️準1級はすごい!取得のメリット5つ

英検®️準1級を取得することで得られる「すごい」メリットもあります。

短大・大学の入試に活用できる

短大や大学によって入試で「加点」や「換算」、「免除」として優遇されたり、中には英検®️準1級を保持していることが「出願の条件」である場合もあります。

以下は準1級で優遇措置が受けられる、または、出願の条件になっている大学や学部の一例です。CEFRに関しては取得したCSEスコアによって、同じ英検®️準1級でも「B1」か「B2」になるので自身の成績表をみて確認しましょう。

大学 学部 / 学科
秋田大学 国際資源学部|国際資源学科:換算 満点
筑波大学 社会・国際学群|国際総合学類:参考 (CEFR B2)
埼玉大学 工学部|環境社会デザイン学科:換算 200
東京外国語大学 言語文化学部|言語文化学科:出願 (CEFR B2)
東京藝術大学 音楽学部:換算満点
信州大学 経法学部:出願

奨学金給付制度に活用できる

指定の英検®️級に合格することで、授業料などが免除されたり、返済不要な奨学金がもらえる大学があります。以下は準1級以上の取得で、免除や給付制度を設けている大学の一例です。

大学 学部 / 学科 制度内容
大阪工業大学 全学部 5万円を奨励金として支給
宮崎国際大学
教育学部 - 児童教育学科
1年間授業料全額免除
国際教養学部 - 比較文化学科
岡山県立大学
デザイン学部
10,000円を給付
情報工学部
保健福祉学部

その他にも、英検®️の受験料分や上限20万円の給付を実施している大学などもあります。英検®️の公式Webサイトからも確認できますが、最新の情報は大学に直接問い合わせすることをおすすめします。

単位認定に活用できる

入試で活用できるだけではなく、単位として認定される大学もあります。以下は準1級が単位として認められる大学の一例です。

大学 単位
お茶の水女子大学 4単位
佐賀大学 1単位
信州大学 1単位
秋田大学 4単位

入学前に取得しておく必要があったり、学部や学科によっても単位認定される条件は異なりますが、準1級は入学後にも活かせる級です。詳しくは英検®️の公式サイトから確認できるので気になる方は調べてみてください。

就活に活用できる

英検®️は国内で知名度の高い試験であるため、準1級を持っていれば高い英語力のアピールになります。そのため、職種によって就職や転職の際に有利になるでしょう。

また、教員採用試験の英語科の試験で優遇される場合があります。自治体や年度により優遇措置の内容や、優遇を受けられる級が異なりますので、教員採用試験を受ける方は事前に希望する自治体の条件を確認しましょう。

2018年度の資料はこちらから確認できます。参考にご覧ください。

留学に活用できる

留学といえば、IELTSやTOEFLの試験が定番ですが、英検®️を留学時の英語力の証明として受け入れている教育機関も多くあります。現在では、北米を含む約400大学 / カレッジと、オーストラリアでは5州の州立高校全校が英検®️を認定しています。

対象の教育機関は、英検®️留学情報センターで確認できます。

まとめ

英検®️準1級に合格するとすごいと言われる理由や、取得することのメリットについて解説しました。難易度も高いですが、入試や就活などで活用できる機会が2級よりも多くなります。しっかり対策して、合格を目指しましょう!

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※英検®️は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
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