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「英検®️3級のレベルはどのくらい?」
「英検®️3級に合格するための勉強法を知りたい!」
本記事では、英検®️3級を受験しようか考えている学習者やその保護者が抱く「英検®️3級のレベルはどのくらい?」という疑問にお答えします。英検®️3級のレベルや合格点・合格率、具体的な対策法などを紹介します。
オンライン英会話ベストティーチャーの英検対策コースでは、1級 / 準1級 / 2級のライティングとスピーキングに特化した対策ができます。英検に精通した講師からアドバイスをもらって、合格を目指しましょう!無料体験レッスンも実施しているので、気になる方はぜひお試しください。
英検®️は3級から二次試験(面接)が加わるため、難易度が高い印象を受けますよね。公式サイトでは「中学卒業程度」で、具体的には以下のことができるレベルだと記載されています。
読む | 簡単な物語や身近なことに関する文章を理解することができる。 |
聞く | ゆっくり話してもらえば、身近なことに関する話や指示を理解することができる。 |
話す | 身近なことについて簡単なやりとりをしたり、自分のことについて述べることができる。 |
書く | 自分のことについて簡単な文章を書くことができる。 |
参照:https://www.eiken.or.jp/eiken/about/cando/list.html#pl01
より具体的に把握するためにTOEICや英検®️4級、準2級と比較して解説します。
英検®️とTOEICは内容が異なるため比較は難しいですが、CEFRを基準として英検®️3級をTOEICスコアに換算しました。
CEFR | 英検®️ | TOEIC (S) | TOEIC (W) | TOEIC (L) | TOEIC (R) |
A2 | 準2〜2級 | 90〜 | 70〜 | 110〜 | 115〜 |
A1 | 3〜準2級 | 50〜 | 30〜 | 60〜 | 60〜 |
英検®️3級は4技能の試験ですが、TOEICの場合はSWとLRの2つに分かれています。そのため、英検®️3級はSWとLRの両方を足したスコアである「200〜350程度」と推測されます。
英検®️CEFR対照表:https://www.eiken.or.jp/eiken/result/itemguideline.html
TOEIC CEFR対照表:https://www.iibc-global.org/toeic/official_data/toeic_cefr.html
英検®️4級は「簡単な英語を理解できる」レベルで、中学中級程度とされています。3級との大きな違いは、二次試験(面接)がないことです。4級にもスピーキング試験はありますが、対面式ではなく「録音式」で行われます。なお、4級の合否はスピーキングの結果にかかわらず、一次試験の結果のみで判定されます。
英検®️Can-doリストでは、4級は「簡単な文章や指示を理解できる」、3級は「簡単な物語や身近なことに関する文章を理解できる / 自分のことについて述べることができる」と記載されています。そのため、3級はより日常生活に即した内容の試験と言えるでしょう。
英検®️準2級は「日常生活に必要な英語を理解できる」レベルで、高校中級程度とされています。英検®️3級の筆記試験は65分ですが、準2級では80分と試験時間も長くなります。
3級は「自分のことを話したり、身近なことを英語で表現できる」レベルですが、準2級では「説明文の理解や、図や表から情報を得られる」レベルで応用力が必要になります。4級から3級よりも、3級から準2級の方が難易度が高く感じるでしょう。
合格率は2016年以降は公表されていませんが、2015年までは一次試験が50%程度、二次試験は約90%でした。そのため、一次試験に合格する英語力を持っていれば、二次試験は比較的合格しやすいといえるでしょう。
各技能の正答数をもとに英検®️CSEスコアが算出され、合格基準スコアに達していれば合格と判定されます。
英検®️CSEスコアとは、CEFRに対応したユニバーサルなスコア尺度「CSE(Common Scale for English) 」を英検®️の各級で表記したものです。CEFRはA1〜C2表記ですが、CSEはさらにそれを細分化し「0〜4000」で表されるため自身の英語力のイメージがつかみやすいです。
一次試験はリーディング・リスニング・ライティングの3技能のスコアを合算して、合否を判定し、二次試験はスピーキングのスコアのみで判定します。(3級以上)
詳細は公式Webサイトから確認できます。
英検®️3級には、筆記による一次試験と面接の二次試験があります。それぞれの試験内容について解説します。
一次試験は、筆記試験で「リーディング」「ライティング」「リスニング」の試験で、筆記(リーディングとライティング)は50分で、リスニングは25分です。
リーディング形式・課題詳細 | 問題数 | 問題文の種類 | 解答形式 | |
短文の語句 空所補充 |
文脈に合う適切な語句を補う | 15 | 短文 会話文 |
4肢選択
|
会話文の 空所補充 |
会話文の空所に適切な文や語句を補う | 5 | 会話文 | |
長文の内容 一致選択 |
パッセージの内容に関する質問に答える | 10 | 掲示・案内、 Eメール(手紙文)説明文 |
形式・課題詳細 | 問題数 | 問題文の種類 | 解答形式 | |
会話の 応答文選択 |
会話の最後の発話に対する応答として最も適切なものを補う(放送回数1回、補助イラスト付き) | 10 |
会話文
|
3肢選択 |
会話の内容 一致選択 |
会話の内容に関する質問に答える (放送回数2回) |
10 |
4肢選択
|
|
文の内容 一致選択 |
短いパッセージの内容に関する質問に答える (放送回数2回) |
10 | 物語文 説明文 |
ライティングは、英作文とEメール作成問題が出題されます。出題される場面は、家庭 / 学校 / 地域 / などで、話題は、家族 / 友達 / 学校 / 趣味 / 旅行など日常に起こりうるものです。詳細は、公式Webサイトから確認できます。
二次試験は、面接委員と対面で行われます。入室から退室まですべて「英語」でコミュニケーションを取る必要があります。
形式・課題詳細 | 問題数 | |
音読 | 30語程度のパッセージを読む | 1 |
パッセージについての質問 | 音読したパッセージの内容についての質問に答える | 1 |
イラストについての質問 | イラスト中の人物の行動や物の状況を描写する | 2 |
受験者自身のことなど | 日常生活の身近な事柄についての質問に答える | 2 |
受験者自身のことについての質問は、カードのトピックに関連しない内容も含みます。内容は、携帯電話や読書週間、冬のスポーツ、四季など身近なことに関する話題です。
具体的な流れは、公式Webサイトから確認できます。
英検®️3級を取得するメリットは、以下の2つがあります。
それぞれ解説していきます。
中学入試や高校入試で加点や得点として優遇される可能性があります。もちろん希望する教育機関で異なりますが、中学入試であれば「3級」は中学卒業程度のレベルなので十分でしょう。高校入試の場合は、3級で優遇を受けられる場合もありますが、可能であれば準2級か2級を目指しておきたいところです。
よく一般的な英会話であれば、中学レベルで問題ないと言いますよね。英検®️3級は中学卒業レベルなので、英語の「基礎固め」としては最適です。
学生の場合は、入試など「試験」のために英語を勉強することが主かと思いますが、基礎ができていればその後の学習もスムーズに行えます。社会人の場合は「話す」ことを目的に英語を学習する人が多いかと思いますが、最初にも述べたとおり「中学レベル」の英語が理解できているだけでも、英会話は大きく変わります。基礎ができているか確認のために受験するのも良いでしょう。
単語はすべてのセクションの土台となるため、最初に取りかかることをおすすめします。CEFR A1レベルの単語リストを学習しましょう。各単語の意味を暗記するだけでなく、例文を書く練習をし、各単語の文脈を理解できるようにすることが大切です。
単語帳の他に英検®️3級の過去問で語彙力を鍛えるのも良いでしょう。英検®️は4技能を測るため、単語帳を読むだけでなく「聞く・話す・書く」レベルまで習得することが大切です。
短文と会話文の穴埋め問題と、長文内容一致選択(パッセージの内容に関する質問に答える)問題が出題されます。どちらも4つの選択肢から回答を選ぶ形式です。
最初の2つは文章も短いので、語彙力があれば問題なく解いていくことができます。しかし、3つ目の長文内容一致問題は、最初の2つと比べると長い文章を読む必要があるので「スラッシュリーディング」が効果的です。
さらに、日常生活に関する簡単な文章を読みながら「誰が、何を、いつ、どこで、なぜ」を意識した「基本的な情報を特定する」練習がおすすめです。そして、読解力を維持するために、興味のあるトピックの簡単な文章を定期的に読みましょう。
リーディングの詳しい対策方法は、英検®️3級リーディング対策と勉強方法・コツの記事でも解説しています。
ライティングセクションは、2つのタスクで構成されています。1つ目は、日常生活に関するトピックについて「QUESTION」が1つ与えられ、そのQに対して「自分の考えと2つの理由」を25〜35語で書く内容です。
時制を使い分ける必要はありませんが、少なくとも重文または複文のいずれかを使えるようにしておきましょう。毎日、過去問を解いてノートに書く練習がおすすめです。
2つ目は、提示されたEメールに対して「返信文」を作成する問題です。英作文や英語でメールを書いた経験がない場合は、基本の型に沿ってライティングの練習を重ねると効率良く対策できます。まずは解答例を模写するのも良いでしょう。
ライティングについては、英検®️3級ライティング対策と勉強方法・コツの記事でも紹介しています。
全てで3つのパートに分かれています。音声は1つ目のパートは1回のみ、2つ目と3つ目のパートは2回再生されます。
特に「疑問詞(who / why / when など)」と「一般的な会話の受け答え」を理解しましょう。英語の音に慣れるためにも過去問や教材を毎日聴く習慣をつけることをおすすめします。毎日聴くことで、集中力を鍛えるのにも役立ちます。
また、自分が発音できない音は聞き取りも難しいので、音読も取り入れ正しく発音できるように練習することもリスニング対策として有効です。
筆記試験に合格すると、二次面接(スピーキング)に進みます。面接は、入室から退室まですべて英語で行われます。試験内容は、文章の音読 / それに関する質問 / イラスト描写 / 自分の生活に関する簡単な質問です。
特に、日常生活に関する質問には、簡単な答え(理由は不要なもの)しか求められませんが「はい」「いいえ」だけでなく、長めに答える方が好ましいです。
そのためには、現在形と未来形の理解が必要不可欠です。一般的に、日頃から英語が堪能な人と話す練習をしておくと、試験当日に緊張しないで済むでしょう。流暢な読解力を身につけるには音読も有効です。
過去問分析から「でる順」に掲載されており、さらに、旺文社リスニングアプリ「英語の友」で音声も聞けるので、効率良く学習したい人に最適です。
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筆記 / リスニングテストで必要な「文法」を最初にまとめています。そして「単語・熟語」「会話文」「長文読解」「英作文」「リスニング」「面接」と、実際の試験と同じ流れで学習できます。詳しい解説とトレーニング、実戦問題を収録しているので初めて英検®️3級を受ける人にもおすすめです。
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会場到着から試験終了までの動画が最大の特徴です。初めての二次試験では「どのように試験が進むのか」など心配事が多くありますよね。事前に確認しておけば、試験内容にのみ集中できます。
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一次試験では筆記 (リーディングとリスニング)だけではなく、リスニングも大切です。そして、一次に合格したあとは「二次試験 (面接)」が控えています。6回分の問題を使用して、しっかり対策しましょう。
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過去問を解いて忘れてしまっている文法や単語、そして不足している部分を把握することが大切です。弱点や苦手なセクションを集中的に勉強することで効率良く対策できます。
また、試験の形式に慣れることも重要です。傾向や時間配分を知るためにも過去問は繰り返し解くことをおすすめします。
ライティングとスピーキングは、一見かけ離れたものに思えますが、同時に対策すると効果的です。たとえば、ライティングした文章を声に出して音読することで、単語の発音や英語のイントネーションを理解でき、スピーキングに活かせます。
面接対策としても、話す内容を書き起こすことで内容を整理できます。正しい英語の構造で話せるようになるので、おすすめです。
英検®️3級のレベルや勉強方法について紹介しました。英検®️3級は、英語の基礎が身についているか測れる試験でもあります。しっかり対策して確実に合格を目指しましょう!
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