カテゴリ
英検

2024年 英検® 新形式問題リニューアル!変更点まとめ

記事画像

実用英語技能検定(以下、「英検®」)を運営する公益財団法人 日本英語検定協会は、3級以上の級(1級、準1級、2級、準2級、3級)の試験に一部新形式での出題を加え、2024年度(予定)にリニューアルすることを発表しました。

本記事では、現時点で判明している英検®の「変更点」について解説します。2024年度以降、受験を検討している方は必見です!

※2024年度の第一回検定より変更になると発表がありました。

オンライン英会話ベストティーチャーの英検®対策コースでは、本番を再現したオリジナル問題(ライティング・スピーキング)を使用して1級〜2級の対策ができます。英検®に精通した講師からアドバイスをもらって、合格を目指しましょう!無料体験レッスンも実施しているので、気になる方はぜひお試しください

英検対策コースを確認する


英検®新形式2024年の変更点

試験時間

準2級は5分、3級は15分試験時間が延長されます。その他の級には試験時間の変更はありません。

  現在の試験時間 リニューアル後
2級以上 変更なし(1級:100分、準1級:90分、2級:85分)
準2級 75分 80分
3級 50分 65分


出題形式

各セクションの変更点について解説します。

一次試験 二次試験
筆記試験 Listening Speaking
Reading Writing
1級 41問→35問 ・英作文問題の出題を1問→2問に変更

・既存の「意見記述」に加え「要約問題」を追加
変更なし 変更なし
準1級 41問→31問 変更なし 受講者自身の意見を問う質問に「話題導入文」を追加
2級 38問→31問 変更なし 変更なし
準2級 37問→29問 ・英作文問題の出題を1問→2問に変更

・既存の「意見記述」に加え「Eメール問題」を追加
変更なし 変更なし
3級 変更なし 変更なし 変更なし


Reading (リーディング)

試験時間調整に伴い、1級〜準2級を対象に「語彙問題」「長文問題」の設問数が削減されます。3級に変更はありません。

  現在の問題数 リニューアル後
1級 41 35
準1級 41 31
2級 38 31
準2級 37 29
3級 30 変更なし


Writing (ライティング)

ライティングは、それぞれの級で1題追加されるので、計2題の出題数となります。1級〜2級は既存の指定されたトピックについて意見論述を行う問題に加えて、「要約問題」が1題追加されます。また、準2級と3級は、既存問題に加え「Eメール問題」が加わります。

  現在 リニューアル後
出題数 出題内容 出題数 出題内容
1級 1題 指定のトピックについて「意見論述」 2題 既存の「意見論述」
+「要約問題」
準1級
2級
準2級 指定の質問に対して「意見論述」 既存の「意見論述」
+「Eメール問題」
3級

英検協会が公表しているサンプル問題と解答例をご紹介します。

【2級】「要約問題」
2級の要約問題では、パラグラフごとに話が展開されているため、各パラグラフごとに要約します。
[問題]

(第1パラグラフ)
When students go to college, some decide to live at home with their parents, and others decide to rent an apartment by themselves. There are other choices, too. These days, some of them choose to share a house with roommates.

(第2パラグラフ)
What are the reasons for this? Some students have a roommate who is good at math or science and can give advice about homework. Other students have a roommate from abroad and can learn about a foreign language through everyday conversations. Because of this, they have been able to improve their foreign language skills.

・・以下省略・・

[解答例]

(1)These days, some college students share a house with roommates. (2)By doing this, some students can get help from their roommates with various things, such as math, science, or foreign languages.

(1) = 第1パラグラフの要約 (2) = 第2パラグラフの要約


【3級】「Eメール問題」
3級のEメール問題に関しては、解答時の語数が15語〜25語と指定されているので、1つの質問に対して1つの文で解答しましょう。

[問題]

Hi,

Thank you for your e-mail.

I heard that you went to your friend’s birthday party. I want to know more about it. (質問1) How many people were at the party? (質問2) And how was the food?

Your friend,

James

[模範回答]

(1)We had a great time! (2)There were twelve people at the party. (3)The food was great! We had some pizza.

(1) = 自分の感想 (2) = 質問1の回答 (3) = 質問2の回答


Listening (リスニング)

現時点で、リスニング問題の変更予定はありません。

Speaking (スピーキング)

スピーキング(二次試験)に関しては、準1級のみリニューアル予定です。「受験者自身の意見を問う質問」に話題導入文が追加されます。その他の級に変更はありません。

英検®︎協会が公表しているサンプル問題では、以下の下線部分が「話題導入文」として追加されていました。

No.4 The wealth gap between rich countries and poor countries often becomes a topic for discussion.
Should rich countries do more to help poor countries develop?
(豊かな国と貧しい国との貧富の差がしばしば話題になります。豊かな国は貧しい国の発展のためにより援助を行うべきでしょうか?)

新形式リニューアルの背景

英検®はこれまで、学習指導領域を軸に英語能力観を踏まえた出題をしてきましたが、昨今の語学学習では、複数の技能をバランスよく向上させることが求められています。また、語学力だけではなく、目的や場面に応じて必要とされる思考や判断力などを伸ばすことも同時に求められます。そうした英語能力観を反映した出題形式に変更する必要があると、今回リニューアルが決定されました。

*参照:英検®問題形式一部リニューアルのお知らせ


英検®新形式への対策

英検®︎新形式リニューアルの出題例を確認する

英検®︎協会は1級から3級の新形式リニューアルの出題例と解答例を公開しています。出題形式と解答方法を確認することができるので、ぜひ英検®︎新形式の出題例と解答例をチェックしましょう。

オンライン英会話を活用する

新形式への対策にはオンライン英会話を活用することもおすすめです。オンライン英会話ベストティーチャーの「英検®︎対策コース」では出題形式や回答のコツなどを熟知した講師が在籍しているので、アドバイスをもらいながら対策を進めていくのもおすすめです。

まとめ

現時点で判明している英検®の変更点についてまとめました。問題数が減り時間も短縮されますが、ライティング以外の出題内容や形式に変更はありません。詳細や最新情報は英検®公式サイトから確認しましょう!

オンライン英会話ベストティーチャーの英検®対策コースでは、本番を再現したオリジナル問題(ライティング・スピーキング)を使用して1級〜2級の対策ができます。英検®に精通した講師からアドバイスをもらって、合格を目指しましょう!無料体験レッスンも実施しているので、気になる方はぜひお試しください

英検®︎対策コースを確認する

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
試験概要
Best Teacher

タグ検索

キーワード検索

twitter
© 2011 Best Teacher Inc.