約300名の内定者研修でオンライン英会話ベストティーチャーを導入した目的とは?
どのような背景で内定者研修にベストティーチャーを導入いただいたのでしょうか?
大前提として、内定者の方々は学生なので、学業が最優先です。とはいえ、入社してから仕事をスムーズに行うために、入社前に最低限取り組んでほしい課題をいくつか出します。英語学習もそのうちのひとつです。
例年、内定者には英語学習の課題を出しています。2019年はTOEICの教材を渡して各自で勉強してもらい、入社後にTOEICを受けてもらっていました。
弊社では30年以上前から継続して、英語力を測る目的でTOEICの受験を新入社員研修のプログラムに組み込んでいますが、一方で「高いスコアを取ることが最終目的ではない」という思いもありました。生きた英語にふれて、海外赴任はもとより、国内業務で英語を活用する際のイメージトレーニングをしてもらいたかったのです。
このような背景があり、2020年4月入社の内定者研修ではオンライン英会話のベストティーチャーを導入しました。従来のように教材を渡して終わりではなく、実際に外国人講師の方を相手に英会話をすることができたので、より実践的な英語を使う準備ができたと思います。
内定者の方の反応はいかがでしたか?
入社時点から英語を使う機会が与えられているということで「自分の入る会社は英語学習に本気で力を入れている!」と感じてもらえたかもしれません。内定者からも「より実践的な英語力が身に着いた」と好評です。
自分の英語を「書いて、話す」ことのメリットはありましたか?
数あるオンライン英会話の中で、ベストティーチャーはトピックについて必ず書いてから話す、というところが斬新に感じます。
日本人は英語を話すことが苦手と言われていますが、実際は書くことも得意ではないですよね。母語の日本語でも、新入社員はビジネスメールの書き方などの教育から始まります。英語であればなおさら正しい書き方を教えてもらう必要があります。ベストティーチャーで英作文の添削をしてもらいながら、社会人として求められるレベルの英語力を身に付けられたのは貴重な体験です。
今の時代、オンラインで仕事をする機会が多くなりました。英語でもオンラインで円滑にコミュニケーションをとるために、ベストティーチャーを使った研修がよい動機付けになったと思います。
海外に行かなくても英語を使う?!建設業界で進む「内なる国際化」とは?
建設業界の方々はどのようなシーンで英語を活用されていますか?
当社が施工している海外のプロジェクトでは、現地で働く協力企業の方々と安全に且つ、品質の高い建物を完成させるために英語は必要不可欠です。一方、国内の建設現場でも、英語を使用する機会が少しずつ増えています。特に外国籍の作業員の方々が入場している現場では、英語でコミュニケーションすることもあり、今後その機会も増加していくと考えられます。
これからさまざまな出身の外国の方と一緒に仕事をする機会が増えるとなると、共通言語としての「英語」がコミュニケーションをとるためのツールとして不可欠になります。
英語を使うとなると直接海外に関わる業務を想像しがちですが、実は双方向なのです。我々が海外にいく場合もあるし、海外から来てもらう場合もあります。国内の建設現場も英語を使ってグローバル化しているのです。
双方向のグローバル化にあたって、せめて共通言語である英語に苦手意識を持たないでほしいという思いから、ベストティーチャーを始めた面もあります。
海外赴任の辞令が出てから英会話スクールに通うのでは遅い理由とは?
研修の結果「英語を使って活躍したい」という声はあがっていますか?
今まで、特に中堅から上の世代の社員は「英語を使って海外で活躍したい」という人はどちらかというと少数派だったかと思います。多くは「英語は得意ではないけれど、日本国内で働く分には問題ないでしょ」という空気でしたよね。
しかしこれからは、全世界を指向した市場の拡大やオンライン化への流れなどもあり、英語を使わざるをえない状況になると思います。特に総合職であれば、いつでも、誰でも、海外赴任になりえると思っておくべきです。社員にも「海外赴任の辞令が出てから慌てて英語を勉強するのでは遅い。日頃から準備をしておく気持ちが必要だ。」と常々伝えています。